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ななつがたけ北天文台オーナーの「天文台日記」 (2012.6~2019.6)
観望記録や天体用機材などについて書いています。

天文台HPはこちら   http://www.cc9.ne.jp/~narabu2/
2019.6以降はこちら  http://owner1.cocolog-nifty.com/blog/

YAHOO!ブログが閉鎖になるそうで...

大勢の仲間がYAHOOを使っていたのに残念です。

 

YAHOOの移行ツールが使用できるようになったら、こちらに引っ越します。

 

前回のふくろう星雲は、良く写ってる方だとは思いますが、明らかに露出アンダーでした。そこで再度撮影してみました。明るくするために、テレコンは2倍ではなく 1.4倍に。感度はISO2000から25600へ。ノータッチガイドなので、露出時間は伸ばしたくないので15秒のまま。その代わり、コンポジットは50枚から150枚へ。
結果はこちら
イメージ 1

周辺の赤い色は、多少は良く出ましたが、もっと大きい方がいいですね。やっぱり f=2000mm がいい。今回の
f=1400mm では、ガイドは全くといっていいほど流れていなかったので(ステライメージが出してくるガイド誤差はほとんど 1.1 未満)、2000mm で30秒ぐらい大丈夫かもしれません。次回は、2000mm で30秒を200コマぐらい撮ってみましょうか。
今回もそうでしたが、撮影をスタートさせたら寝てしまえばいいのですから。自宅屋上撮影の最大のメリットです。

夜中の星空は春に変わってきました。華やかな冬の星空から、地味な春の星空に移り変わります。
天体写真も派手な赤い散光星雲や汚い分子雲がなくなり、銀河が主で、球状星団、惑星状星雲がちらほらになります。
惑星状星雲は小さいものが多いので、長焦点写真鏡が必要です。・・・となると、赤道儀のガイド精度が必要になり、高価な大型架台とオートガイダーが必須になる ・・・と考えがちですが、そうでもありません。デジタル一眼が進歩して、超高感度設定が可能になりました。オーナー1はSONYα7で、ISO25600までは普通に使っています。そうすると、露出時間は長くても20秒です。それであれば、ビクセンのSXP赤道儀でノータッチガイドが可能です。SXPはそれなりの価格だし、すばらしく良くできた赤道儀ですから、安い赤道儀でノータッチガイドができるとは言いませんが、大型赤道儀やオートガイダーは必ずしも必要ではありません。
一種のラッキーイメージングです。

写真共通データ : TOA130 + 2xテレコン + QBPフィルター + α7s改
             f=2000mm  SXP赤道儀 ノータッチガイド  
             ステライメージ8で画像処理  ピクセル等倍 トリミング

イメージ 1
エスキモー星雲
2019.02.06 23:26~
ISO16000 10秒露出 x 66枚加算合成

イメージ 2
ふくろう星雲(M97)
2019.02.07 3:16~
ISO20000 露出15秒 x 48枚加算合成

オーナー1は、天体写真は楽して撮れるなら撮ります。でも、不便な山奥に遠征したり、望遠鏡がケーブルだらけになるほど機材を組み込んだりしてまで、写真を撮ろうとは思いません。自宅と天文台で、楽して撮れる範囲で撮影しています。ななつがたけ北天文台は、冬の間は使えませんから、自宅での撮影がほとんどになります。
光害のある自宅では、光害カットフィルターが必須、QBPフィルターがお気に入りです。名前の通り、4つの輝線スペクトル付近しか通さないフィルターですが、光害カット能力が高く、その割にはもっともらしい色になります。

上の写真のふくろう星雲は、顔に毛がたくさん生えていて毛の先が赤いのがわかるでしょうか。。そのあたりからHαが出ているのでしょう。QBPフィルターは画像処理の段階で色調整が必要ですが、簡単で再現性の高い方法で調整できます。この写真は完全に露出アンダーなので、機会があれば、ISO25600 露出20秒で100コマ撮ろうと思います。何コマ撮ろうが、赤道儀とPC任せで放っておけばいいので。
春の星空も、この組み合わせで、自宅からお手軽写真撮影をしたいと思います。

今日の昼はちょっと余裕があったので、太陽を見て写真を撮ってみました。

イメージ 1
2019.01.23 12:12
LUNT LS100THa + 2x テレコン
SONY α7s改 ISO1600 1/1000sec.

元は1コマの画像ですが、光球とプロミネンスを別々に画像処理して重ねました。
シーイングが良いはずはないですが、冬にしては「悪くない」という程度でした.。珍しく小さな黒点と白斑があって、プロミネンスが程々に出てて、ダークフィラメントも見えてと、寂しいですが役者の揃った太陽でした。

イメージ 1

笠井トレーディング扱いの「AOK AYOdigi経緯台」に、いつもの付加物を付けて、重い鏡筒を1本載せる経緯台にしました。構造的に総重量で30kgぐらいは楽々載りそうです。笠井のHPにも30~40kgと書いてあります。

この架台はこれまで、青いゴミ箱の上の小さい外枠を付けてありました。ハイランダーや10cm程度の鏡筒を載せて、NEXUS2 + iPad でお手軽観望に使っていました。
 最近、あまり出番がないのと、もっと重い鏡筒を載せられるのに、もったいないと思うようになりました。
考えてみたら、もっともったいないものがありました。APM175鏡筒です。この鏡筒2本ありますが、通常はBINOになっていません。1本はドーム内の赤道儀に同架されていて、もう1本は全く使われずに、楓林舎内に放置されています。
放置されている方の鏡筒を気軽に使える架台にすることにしました。

これまで、アームの部分は1cm程度の無垢のアルミ合金で作っていましたが、長くなると重いので、軽くて丈夫なフレーム材にしました。断面は下の図の通り。長さ80cm。
イメージ 2

バランスウエイトは、できれば内側に付けたかったのですが、スペースが足りないので、外側を滑らせる形になりました。iPadもアームに取り付けて、アーム上の好きな位置、角度で固定できます。
写真の鏡筒はMaxvision127なので、バランスウエイトは小さなもの1個で済んでいますが、本来載るのは、これの3倍重いAPM175です。でも、175mm屈折鏡筒をフリーストップ経緯台で振り回して使えたら楽しそうですよね。
ちょっと気になるのは、AOK AYOdigi経緯台のクランプで、かなりきつく締めても、Maxvision127程度でさえ、軽く動いてしまいます。これよりはるかにモーメントが大きい鏡筒を載せたときに、適度なフリクションが得られるのか、というのが疑問です。実用になるかどうか、やってみないとわかりません。

これを作っているのは栃木の自宅なので、楓林舎に持っていって、やってみるしかありません。楓林舎付近は、今は、1週間のうち6日雪で1日曇り程度の天気でしょうから、いつになることか。

オーナー1の自宅の場合、星雲星団は眼視で観望するより、写真で撮影した方がきれい、という状況です。QBPやその他の光害カットフィルターが有効に働いてくれて、私の画像処理技術が「人並み」レベルまで向上したからでしょう。
オーナー1は、facebookの「デジタル天体写真グループ」に所属していて、そこのすばらしい天体写真に見とれています。でも、その画像処理技術は、自分には到底できないものと思っています。そこまで行く気は全くありませんが、「人並み」レベルにはなりたいと思いました。最近、その程度までは来たかな? という感じです。

シグマ150mmF2.8マクロレンズを持っているのですが、これの星像はすばらしくシャープです。でも、周辺減光が激しくて、F5以下に絞らないと35mmフルサイズでは使い物になりません。F5以下に絞るなら、光害の光も多少弱くなります。光害カットフィルター必須と思っていた自宅で、ノーフィルターで撮影してみました。

撮影データ
   2019.1.14
   シグマ150mmF2.8マクロ(→F5) +α7s(改)  ISO16000  10秒  SXP赤道儀ノータッチガイド
   栃木県栃木市
   ステライメージ8で画像処理  30枚加算合成  トリミングなし

イメージ 1
M35とモンキー星雲付近

この写野にある天体が、天頂のやや西にいったところで撮影。我が家から、最も光害の少ない方向です。フィルターなしでも、この程度写れば良しとしましょう。・・・でも、この程度にするまでの画像処理がたいへん!

やってはみたけど、そんなことに労力を使うくらいなら、空の暗いところに行って撮ればいいじゃない!
遠征に行かないなら、自宅でも見られる天体を見て、自宅でも撮れる写真を撮ればいい。当たり前の結論に行き着きました。

月の写真を撮ろうと思って、夕方、TOA130鏡筒を出しました。架台は出しっぱなしになっているビクセンSXP赤道儀+昭和機械特注ピラー。
月を撮影後、望遠鏡はそのまま放置。月が沈んだ後、主な天体を観望しましたが、天の川が見えない自宅では、ななつがたけ北天文台で見る星雲星団とは別物で、つまらない。でも、せっかくTOA130を出したので、直焦点で写真を撮ってみました。
いつものように、ガイドは赤道儀任せのノータッチ、シャッターを押すのもパソコン任せ。QBPフィルターの威力が発揮される天体を選んで撮影しました。光害のある空でも露出をかけられるのですが、露出時間を長くするよりもISO感度を上げる方を選んでいます。そのため、撮影枚数は多めの50枚にしました。何枚撮影しようが、放置しておけばパソコンが全部やってくれるので。

共通撮影データ
   2019.1.11
   TOA130+QBPF+α7s(改)  ISO20000  20秒  SXP赤道儀ノータッチガイド
   栃木県栃木市
   ステライメージ8で画像処理  写野円1度にトリミング

イメージ 1
M33
20:51~21:33  20sec x 48枚

イメージ 2
M1
23:16~23:56  20sec. x 46枚

4対象撮影しましたが、QBPFが効いているものを2枚。
M33は露出不足(加算枚数不足)で、無理な画像処理をしてるので画面が汚いです。M1はなかなか良く写りました。どちらも画像処理で赤を色彩強調しています。これくらいの色がそれらしいのかなと思います。
50コマ撮ったのに若干加算枚数が少ないのは、数コマガイド失敗がありました。私が屋上を歩いたからでしょう。撮影をスタートしたら、部屋に入って温まっているのがいいです。

TOA130といえども、35mmフルサイズだと周辺の星像が大きくなって使えません。端まで使いたいのなら、フラットナーを付けないとダメです。でも、このように真ん中だけをくりぬいて使う分には十分です。

QBPフィルターのおかげで、自宅でも美しさを求めない観望ガイド的な写真なら撮れるようになりました。ただし、対象を選ばないとダメですが。冬のななつがたけ北天文台は、雪に埋もれてシーズンオフになっていますが、自宅は一年中で一番透明度が良い季節です。自宅でできる範囲で星を楽しみたいと思います。


後から気がついたのですが、こちらが上のM1写真の縮小なし原板サイズ。

イメージ 3

左下側半分の周辺に、緑というか青というか、この色が出ているのがQBPフィルターのポイントですね。

日食は曇りましたが、日食なら新月です。その夜、TOA130直焦点にQBPフィルターを付けて写真を撮ってみました。

共通撮影データ
   2019.1.7
   TOA130+QBPF+α7s(改)  ISO16000  20秒  SXP赤道儀ノータッチガイド
   栃木県栃木市
   写野円1度にトリミング

イメージ 1
M1
12枚加算合成

イメージ 2
M35
48枚加算合成

イメージ 3
M81,82
50枚加算合成

4つの輝線スペクトルしか通さないフィルターですが、それらしい色になります。・・・というか、色はステライメージのオートストレッチで決めてもらっています。上坂さん作成のこの機能に任せていますが、自分であれこれやるより正確で確実です。星雲星団の色というのは、肉眼では認識できません。ですから、天体写真で表現する色は、「そんな色なんだろうなぁ」と想像できる色ならそれで良いわけです。
M81,82の撮って出し jpeg 画像がこちら。こんなのがオートストレッチで上の写真の色になります。
イメージ 4
1月6日(日)は曇りでした。でも、雲は薄くて雲を通してわずかばかりの日差しもありました。

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無駄だとわかりながらも、太陽望遠鏡で部分日食の写真を撮りました。
最大食分あたりの写真がこちら。

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プロミネンスも粒状斑も、何も写っていません。雲でにじんでいたので、それがわからないように画像処理しました。結果、何もない赤い太陽...
雲の中の太陽では、ハーシェルプリズムを付けた望遠鏡で覗くよりも、赤い太陽が映ったモニタを見るよりも、日食グラスを通して肉眼で見た太陽が一番きれいでした。

関東地方ではほとんどのところで、初日の出を見られたようですが、翌日2日未明の空の方が、景色が良かったですね。
イメージ 1

月と金星が接近して光り、下には木星がありました。
この日、夜中は快晴だったのですが、明け方に雲が出ました。雲間に3つが見えた瞬間を撮影しました。写真を縮小(一辺を1/5に縮小、面積1/25)してしまうと木星がわかりにくくなりますが、中央やや左の雲間にあります。
TOA130+1.4x テレコンで撮影したものがこちら。

イメージ 2

金星が丸くないのがわかります。低空で冬型の空にもかかわらず、月も金星もけっこうきれいに写ってますよね。100コマ撮った中の一番良い1枚です。100コマ撮っても、シンチレーションでボケて9割はボツになります。100コマの中で一番良く写ってる金星がこちら。拡大・縮小なしの原板通りの画像です。

イメージ 3