おもう
よふけ
ひとつのものがたりを
よみおえるたびに
こぼれたためいきと
めぐる
めぐる
いせかいのふうけい
しずかなへやの
てんじょうへ
えがき
ながし
そして
ねむる
よくじつの朝
おぼえてはいない
だがそこに
なにかをやりとげた
じゅうじつかんがあったなら
わたしはきっと
ここではない
そのものがたりのどこかで
しゅじんこうを
みつめて
そして
ひとときを
ともにしたにちがいない
おもうところ
それがゆめであり
まぼろしであり
ものがたりであるという
ひとつの
げんじつであった
by銀翼のキケロ