ハイイロオオカミ | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

ハイイロオオカミ



わたしはいま
しろでも
くろでもない
ふかくしずんだせかいを
さまよっている
きこえるのはかぜのこえばかり
みえるものといえば
くろいてんのゆきのこばかり
すわっても
あるいても
さむいことにかわりはなく
たれさげる尾が
勇壮になびくことはない

ひとびとがねしずまるころ
わたしはめをさまし
ひとびとが、温かく部屋に閉じこもるころ
わたしは、動きはじめる
つたわるのは
きりきざむかぜ
なりやまぬのは
くうふくになくはらと
はぁはぁとこきざみにふるえるといきのみ
あてもない
もくひょうもない
わたしのみちは
このふかい、ふかいなにかの原である

このきばが
あやめたものはない
このきばが
ひきちぎったものはない
いわれれば
かくし
いわれれば
かくし
ひたすらに
とじてたえしのぶ
だが、いまはどうだろうか・・・
たえしのぶさきにみた
ぬくもりや
あいといったきぼうが
かたわらにころがりこんできてしまったら
おそらくだろうが
あたたかさよりも
まんぷくを
あいよりも
生を
理性よりも野性が
そののどぶえをいち早く
かっきってしまうだろう
きっと
満足したころに
後悔が押し寄せ
きっと
満足したころに
理性が、崩れて泣きわめく
同族であっても
生きるための理由には
勝つ事ができないのだ

もしも
そうなったとすれば
かのじょ、かれしはどうなるだろうか
きまっている
わけのわからぬままに
喰われ
わけのわからぬままに
わたしのすがたと
とまりゆくこどうをききながら
げんじつをやきつけて
このみわたすせかいのような
ふかい、ふかいどこかに
おちていくのだ

わたしは、はいいろおおかみ
わたしは、はいいろおおかみ
わたしがみあげるとき
うっすらとあけたくものむこうにある
まるいものは
たいようなのか
つきなのか
まるでわからない
ただ、なんとなくそっちにむかって
あしがすすみ
ただ、なんとなくそれにむかって
おおきなおおきな遠吠えを
みえなくなるまで
くりかえすのだ
そのこえをたすけをもとめるものと
だれがかんがえるだろうか・・・・






by幻想師キケロw