1ページ
繰り返してしまう思い出
ずっと閉じたままの思い出
どちらも
あなたの顔から始まります
初めて会ったその日から
始まります
共に過ごした日々も
別れたあの日も
出会いから
1ページが始まります
綴る想いもまた
一行一行
慈しみながら
愛おしみながら
書いておりました
最後に過ごせなかった
聖夜
あなたは必死に生きて
必死に足掻いて
届かなかったことが
未だ受け入れられない
現実として転がって
仏壇に上がったケーキも
結局は、カラカラになってしまってから
食べたモノでした
しょっぱいあじがして
なかなか
好きになれない
味になるからです
あぁ、寂しいかな
静寂の夜
最後の1ページもまた
あなたの顔で終わります
戦った後のあなたのかおは
青白く美しさに輝いておりました
けれども
二度と動かず
灰になるまで
愛おしい声すら聴くことが
叶いませんでした
ずっと一緒の約束も
良い年になってからも続けたこの日記も
笑顔で終えることができませんでした
やっぱり
あなたのそばで
あなたとともに
旅立ちたかった
そんな我儘を
この狭い一行の
最後の言葉として
閉じてしまうことを
天国にいるであろうあなたに
謝りたいと思います・・・
by幻想師キケロw