本能 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

本能



私は、貴方が好き・・・
でも、貴方の心が解らない
どうして、想いを告げた後に
そんなにも
悲しい顔を私へ向けてくるの?

僕は、君が憎い・・・
愛することも
生きていることも
人に生まれてきてしまったことも
全て、憎い・・・
だから、独りであることを望んでいた
それを
邪魔する想い
僕の心に広がった深翠の大地を蹴り上げて
笑って
平気で踏み込んでくる
近付いてくる
だから、ありがとう
そう、断るしかなかった・・・
本当に後悔している
理性というものに従うこと
本能のままに
生きて死ぬことが出来れば
それでいいじゃないか
愛だの
恋だの
どうして行く先々を遮ってくる
僕は、僕は・・・

貴方は、泣いていた
笑顔の奥で泣いていた
誰にも聞こえない声で
誰にも悟られず
大きな声で、泣いていた
きっと誰かに縋り付きたいんだ
甘えたいんだ
でも、そうすることで弱くなってしまうことを
恐れている
怯えている
私は、今、フラれたばかりなのに
なぜか
この場所を離れることが出来なくて
じっと、その背中を眺めた
小さな
小さな
子供の様で
なんとも頼りなくて
気が付いたら
駆けだして
抱き付いて
もう一度
そう、もう一度
好きだって、言ってやった
それでフラれたのなら
悔いは、無い、から・・・

僕の背中は熱かった
僕のこの胸も熱かった
この心も
この両の目も
熱くて
熱くて
たまらなかった
ハッピーエンドってなんだよ・・・
つまらないだろ
僕に用意されているのは
どこまでも独りで
いつまでも静かな人生の筈だろ・・・
なんなんだよこの子
諦めてくれよ・・・
なぁ、諦めて、くれよ・・・
じゃなかったら僕は
もう、生きていけなくなる
君無しで
生きていけなくなっちゃうから・・・
振り払うつもりの手が
言うことを聞いてくれない
言葉も、意図していないことを並べ
確かめている
あぁ、なんだ僕が僕でないような感覚
愛したい僕がそこに居て
今までの僕が
切り離されて
落ちていく
幸せそうに笑い始めた
その姿を眺めながら
暗い、暗い水底へ
どうしてだろ
何かに負けたような感覚と
何かを諦めたような溜息が
可笑しくて
嬉しくて
本能のままに抱き寄せていた・・・
ありがとうと
なんどもつぶやいて








by幻想師キケロw

こんな恋愛劇なんて在り得ない。でも、してみたい。小説ってそれを叶えてくれるから面白いと言った友人がいたこと考えて創ってみました。ただ、内容までは保証しませんけど・・・