後ろ姿
君に、聞いてみたいことがある
もし、もしも
この世界が、英雄側と絶対倒される悪側に別れていたら
君は、どちら側に付くのかな・・・
きっと英雄側に付くんだろうな
僕かい?
僕はね、悪側に付くよ・・・
だって、そっちの方が面白いじゃない
英雄という絶対正義と戦えるし
満足に死ねる
そんな複雑な顔しないでよ
冗談だから・・・
後ろ姿が、冗談を言っているようには
私には見えなかった
酷く重いものを背負っているような曲がり
それを映し出しているような濃く伸びる影
さよならを言わず
寂しそうに笑って
帰路に付く
そんな彼を
いつまで愛し
笑顔でいられるのかと
不安で胸を抑えた
by幻想師キケロw