ひととき
静けさを求めて
一人になった
静けさを探して
独りになった
孤独な森の泉を見つめ
鮮やかな命に染まる
ひととき・・・
ざわつく心も
ざわめく想いも
等しく均一で
苔の雫が落ちるまで
鏡のようにどこまでも水平
映り込んだ川蝉が
氷の上をすべるように
滑らかに横切っていく
きらびやかな世界から
素朴な色の真ん中に
大きく息を吸って
何かの期待を乗せた一声を
叫ぶ
すがすがしく弾けた
瑞々しくはじけた
私が
いつの間にか、そこに居た
by幻想師キケロw