ナイト
なぜ、ここ居るのか・・・
なぜ、生きて死ぬのか・・・
なぜ、生まれ
なぜ、目に見えないものに怯えなければならないのか・・・
考えても始まらない
終わらない問いかけ
答えすらない
題名
それに都合のよい型を用意して
はめ込んだものが聖書なのか・・・
誰かを笑顔にするためにあるはずなのに
誰かを救うためにあるはずなのに
正義を叫んでは
殺戮を繰り返すばかり
笑っているのは
権力者
私たちには、こびり付いた他人の血液と悲鳴だけが
名誉というメダルで与えられる
この剣は、こんなどうでもよいことのために
振るわなければならないのか
この盾は、この救いようのない俗物を守るために
掲げなければならないのか
葛藤に投げ捨てた兜が
大声を上げながら地面を転がっていく
あぁ、何のための騎士なのか
あぁ、何のために騎士になったのか
判らない
決められた枠に
収めることのできない物事が悪というのなら
騎士道、武士道という誇りの体現すら揺らぐことだろう
輝かしい言葉の並びなど
水面の月のようだ
些細なことで揺らいでしまうほど
くだらないモノであった
だが、一つだけ後悔しない道があったとするならば
大好きな人を、守るためだけに
刃を、振るうことは
不思議と迷いはないものだ
by幻想師キケロw