いつか誰かの、その言葉・・・
なんだったかな・・・
遠い、遠い昔に
教えてもらった
大切な想いがあるんだ
白紙で生まれた僕へ
両親が、黒い線で名を付けた
それから
それから
色あせて
燃え尽きるまで
この名は、決して消えることは無く
呼ばれ続けた
愛おしくも
親しくも
憎まれもしながらも、ずっと
ただ、其処にある意味を
想いを知ったのは・・・
この灯火が消えかけた
一瞬の輝きの中だった
あぁ、ありがとう・・・
生まれてきてくれて
ありがとう・・・
いつか誰かの、その言葉・・・
もう一度、白紙になる前に
まだ若く、少し高くも麗しい声で響く
その言葉
誰かが、黄ばんだ紙の
僕の名に
静かに刻んだ
あったかで
優しい
感謝の言葉
それをいつか
そう・・・、いつか・・・
僕から、君へ
渡せたらいいな
by幻想師キケロw