名残 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

名残
 
 
突然、泣くことがあった
悲しくも
淋しくも
悔しくも
嬉しくも
ましてや・・・
感動の一つした覚えは無い
幼い私が、気がつけば頬を濡らし
静かに、静かに泣いている
うっすらと浮かび上がる
記憶に無い
モノクロの夕陽を想い
何処かの兵士の名残だろうか
私は
いつの間にか
右手を掲げ
敬礼していた
なぜ・・・
 
もしも、同じ世界の
未来と言うものに転生してきたのなら
今だからこそ
不服ながらも納得もしよう
格好を付けているわけでもなく
格好がそうなっているわけでもない私が
親しく見知っている人への
別れ際に贈る
不可思議な敬礼の姿を・・・
そして、草木萌ゆる季節に
どこか鼻を掠める
秋の稲穂の清々しい香りと青空を
白と黒に染めて
私の心の腹は膨れるのだ
とても
とても、満足したかのように・・・
名残惜しそうに・・・
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw