これは、アナタの物語 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

これは、アナタの物語
 
 
 
 
雪原
誰一人、モノの一つ歩いていない
雪の原
遠くに見える森も
町も
灰色に見えるほどに
きらきらと輝いて
美しい
なのに・・・
どうして、こんなにも淋しい
どうしてこんなにも、震えが止まらない
静寂に舞う雪の子
青空に舞う雪の子は
何か知っているのだろうか・・・
 
街中に埋もれ
人ごみに揉まれ
大きくなれば良いのだけれど
蹲って
閉じこもって
暗闇の中で蠢いて
夢を語り出す
希望を捨てず
幻想を見つめ
酔いつぶれては
現実に腰を曲げる
それを、遠くから見つめ
自分に当てはめてみては
脱ぎ捨てた・・・
 
伝わる温もりも
聞こえる幸せも
氷柱となって
私の中で止まってしまう
嬉しかったことも
楽しかったことも
私の世界で
雲となって流れていってしまう
どんなに足掻いても
どんなに求めても
その場所から動けずに
あの青い空に、手を伸ばすだけ
解っていたんだ
私は、甘えていたんだって
判ってしまったんだ
私は、捨ててしまったんだって
諦めないこと
信じること
誰もが納得するようなものを
全部、全部・・・
無駄なものとして
この胸の、どこかに・・・
 
今更探しても
見つからない
今更焦っても
戻ってこない
私だけの物語
この雪原に流れて欲しい
メロディーの詰まった箱
しかも
忘れてしまって思い出せない
ヤキモキした感情が
不貞腐れた顔を作った
思い通りに成らない事象が
我儘な私を象った
それをどんなに着飾っても
満足しない
だって
この服も
この宝石も
どれもこれも
アナタの物語だから・・・
ねぇ、私ってなに?
自分自身ってなに?
いつかはなくなってしまう
その時ばかりの私なんかいらない
春になっても
夏になっても
秋になっても
もちろん、冬でも
私なんだって言える
私が欲しい
 
雪原
誰一人、モノの一つ歩いていない
雪の原
遠くに見える森も
町も
灰色に見えるほどに
きらきらと輝いて
美しい
僕は、彼女の涙を知った
僕は、彼の絶望を見つめた
けれども
僕は僕自身を知らない
アナタが自慢気に話そうと
アナタが、モノ欲しそうに甘えようと
この胸のまっしろなものを傷つけるほどに
染め上げるほどに
感動することは無い
だから、これから
僕が、アナタに話すことも
他人の物語であって
アナタのものじゃない
だから・・・
その、見つけてね
雪解けの芽吹く命のような
自分だけの物語を
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw