君に伝えたいこと
空ばかり眺めているね
笑っているけど
とても悲しそう
心地よさそうに
髪を風に委ね
大丈夫と言うけれど
その言葉が
どこかとてつもない
冷たさと重さを
運んでいるように思えた
だから
そっと頭を撫でた
驚いた君の顔が
紅くなっている
傾き始めた太陽のせいなのか
単純に怒っているからかは
判らないけれど
僕は、そっちの顔のほうが
さっきよりもずっと
ずっと・・・
素敵だったと伝えればよかった
そう
後悔した
優しいねと言われても
僕の何が優しかったのか
僕自身が理解できていないときのほうが
多いって知ってるのかな・・・
二人きりのとき
頭を撫でてあげたこと?
泣き疲れるまで
抱きしめてあげたこと?
それとも
大丈夫といって
一晩中君の手を握っていたこと?
甘えたような瞳
仄かに熱を帯びた唇
それらを重ね合わせた
一時の記憶?
何もなくなってしまった
今となっては
確かめることもできない
もう一度
触れたい・・・
願っても叶わない
涙だけが
とめどなく流れて
僕が甘えたいのに
居ないなんて酷くないか?
君に伝えたいことだって
まだまだ沢山あったのに
聞いてもくれないなんて
あんまりだよ・・・
大切なこの想いだけが
ぐるぐると回り
縄のように締め付けてくるんだ
解(ほど)ける人って
どこに居るというんだ
君だけにしか見えないものなのに・・・
世界に絶望しかないのなら
生きる意味なんて無い
世界に希望しかないのなら
死ぬことの理由が無い
あぁ、どうしてこんなに上手く行かないものかな
好きだ
大好きだ
幾ら叫んでも届かない
ふと
あの時の君の姿
今の僕と重なった
逝ってしまってから
気がつくなんて
僕は、なんて・・・
ダメだな・・・
空が空っぽになった瞬間
初めて
理解した
君が僕に伝えたかったこと
切なくて
ぽろぽろと涙を溢しながら
出合った丘で
遠くを眺めることしか
できなかった・・・
by幻想師キケロw
君に伝えたいこと、僕→君×、君→僕○こういうイメージで創りました。さってどうしてなのかわかるかな?