私の心
漆黒の体を包み込むように
再び舞い始めた
雪とも
灰とも
とれる中途半端なもの
まるで誰かが
暖かなコートを
かけてくれているように
ふわり、ふわりと
積み重なっていく
たった一人だけの
孤独な瞳が
閉じられようとしている
無力なまでに
無慈悲なまでに
現実を突きつけられて
力尽きていく感覚は
いいがたい悔しさである・・・
真っ白になった
再び、真っ白になった
その世界で
蹲る異形の私は
見るものから見れば滑稽に違いない
もういい・・・
どうでもよくなった・・・
たとえここが私の世界だろうと
何一つ変えることができないのであれば
これからがどうなろうと
私の知ったところではない・・・
あぁ、疲れた・・・
せめて、この世界に・・・
もう一つの輝きさえ創れていたのなら・・・
私はこの場所で
笑っていたのかもしれないのに・・・
閉じられていく
初めて知る
もうひとつの色
真っ黒に
真っ黒に
ただ、真っ黒に染まっていく
なんだ在るじゃないか・・・
去り際に悟った
断りが
純粋に零れ落ちて
降り積もる何かを
淡い青色へと変えたことを
私が知る由も無い・・・
by幻想師キケロw