雫の音 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

雫の音
 
 
 
 
一年の始まり
最初の一日
誰しもが暗闇の中を
歩き回る
境内に響き渡る鐘の音
途切れることなく
空へ登り
夢を描いていた
だけど、僕は眠っていて
まるで興味が無いように振舞う
だって、如何におめでたい日だろうが
僕には、代わり映えの無い普通の一日でしかないから・・・
 
真っ暗な夢
記憶に無い夢ばかりを
そっと触れて
朝・・・
誰もいなくなったころに
ふらっと訪れる
するとどうだろう
手を叩く音も
鐘を鳴らす音も
すぅっと何処かへ走り去り
願い事と神様と僕の不思議な絵が出来上がるんだ
よくよく考えてみれば
雨の中に居ても
わからない一粒一粒の声も
一滴、ぽつりと落ちれば
大きく聞こえるのと同じだ
 
淋しげな笑顔を浮かべ
覗いた青空に
さりげなく幸せを感じていると
どこからやってきたのか
大きな雫が
鏡のような水溜りに
落ちて
世界を揺らしていた
その一粒の音が
あの鐘の音よりも大きく聞こえ
僕の背中を叩いた
なぜだかそれが
見たことも無い誰かに
頑張れといわれているようで
たぶん
このときこの瞬間だけは
誰よりも前向きに
心が動いたと思う
明日に向かって
よしって言うくらいにね
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw