百万本の花の中で
荒れ果てた野原に
忘れられた家がある
窓ガラスは割れ
扉ははずれ
ずっしりと圧し掛かる影は
なにを夢見ていたのだろう
夕暮れに揺れる
すすきの穂
水面よりも優しく光を和らげる
風が
ひょうひょうと家の中に住み着いて
こちらの様子を伺っている
なにをしてるのかな
なにをするのかな
無邪気な眼差しが
時折、鋭く不気味に光る
それはもう昔
昔、昔の夢の欠片が
いまだ形を持たず
彷徨っているに違いない
気がつけば溢れ出す涙
その一滴に映し出された
百万本に花の中で遊ぶ
幸せそうな子供たちが
現実と懸離れて
一人歩きをしていた・・・
虫達も寝静まる
冬も間近の深秋の夜空
散りばめられた星星から
伝い落つ鎮魂歌(レクイエム)
その光景が
銀色の桜が舞い散るかのように
辺りを
幻影の楽園へ
飲み込んでいく
ただ、それに飲み込まれまいと
抗う私、それを支える一本の綱
なんの変哲も無い
無情とも思える冷たさ
きりきりと頬を抓り
足を抓り
腿を抓り
私を向こう側へ連れて逝かせまいと
踏ん張っているのだ
あぁ、悲しみに染まる君の瞳に
私の閉じた瞳はさぞ憎かろうな・・・
だが、恨むな・・・
恨むな・・・
甘えた声も
甘えた感触も
生きて居ればこそのしろものであって
君たちには
最早、悲しいことではあるが
無い、のだよ・・・
by幻想師キケロw
ハァーイ皆さん、遊び半分で心霊スポットとかにいくなよ?
いくら数珠を携えようが、塩を携えようが、効かないものには効きません。