闇色に染まる硝子玉
思い出の箱の中
真っ白な紙に包まれた
色の無い硝子玉があった
もう既に
日も沈む
当てられた光は
悲しげに輝き
ゆっくりと闇色に染まっていく
それはあたかも
子供から大人へと変わる姿のように思えて
私は
それを手放した・・・
見たくも無い現実
受け入れたい幻想
誰しものなかにある
不規則な夢の映像
それを映す心は
硝子玉のように澄んでいる
いつ如何なるときでも澄んでいる
暗くしているのは
アナタ自身の想い
アナタ自身の願い
それこそが
闇色に染まる硝子玉の
正体
だから
単純に
アナタの想いを映しているだけ
本当は
どこまでも透明で
どこまでも澄んでいる
by幻想師キケロw