転寝(うたたね)
ころころと
ころころと
喉を鳴らしたかと思えば
柔らかな毛並みを
風に預け
眠りだす
子猫
昼時の静けさ
灼熱で空がゆらゆらと揺れている
今にも落ちてきそうな不安から
一緒に横になる
ぽん、ぽんと
起きないように
お腹を叩いてあげながら
私は
黄金の麦畑の中に居た
はて、寝るつもりなど無かったのにな・・・
苦笑いを浮かべ
その美しさに時を忘れ
駆けている
鼻をくすぐる
ふと、薄ら目を開けると
小さな小さな子猫が
大きな顔をして
ひっきりなしに嘗め回していた
引っ付いた衣服が
少々気持ち悪い
よくよく見れば白やら黒やらの毛が
びっしりとついている
あぁ~あ、
こりゃ厄介な洗濯物になりそうだと
夕焼けに浮かぶ入道雲へ
言葉を投げかけた・・・
by幻想師キケロw