ウミネコ | 梟霊のブログ

梟霊のブログ

適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

ウミネコ
 
 
キラキラと輝く
水辺で
子供たちがハシャグ
水しぶきが
空高く上がる
その先で
ウミネコが鳴いている
気持ちよさそうに
風を切って
影を大きく広げ
子供たちをかすめる
 
まるで、時間が止まったかのような
昼下がり
誰もいない
浜辺で
眺めたいつかの海
黄昏ながら
遠くを臨んだ
時に歩き
時にしゃがみ
ゆらゆらとさまよう
迷子のウミネコのよう
いっそ
遠くまで飛べる翼を持っていたなら
こんなにも
もどかしい想いをしなくてもすんだのに
あざ笑うかのように
風に声を載せた一羽が
頭上を
高く高く飛んでいった
 
夢も希望もなくした
冷たい潮風に
あたたかな羽毛の中に
顔を埋め知らん顔
せめて同情くらいしてくれたって
いいじゃない・・・
思いっきり走って
風の中に押し戻してやった
あの頃から
何も変わらず
ただ日々を過ごす
僕は、何かをどこかに落としてきた
一体何を落としてきたかもわからない
うつろな涙ばかりが
頬を潤し
浮かばない言葉ばかりが
波に漂い始める
僕は、ただ君と歩きたかっただけなのに・・・
 
君の幻を
打ち消す
自由な声
僕は、そんな彼らを
小さな喫茶店から眺めていた
君との思い出に浸りながら
そう
あの頃のウミネコの
変わらない
鳴き声を聴きながら・・・