戦浄 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

戦浄
 
 
私の手にする
鉛玉ひとつで
人の命がいともたやすく
弾け飛ぶ
私の信念という想いが
敵と当てはめられた
同じ人間を殺していく
同じ形
同じ手足
ただ
言語が異なるだけで
ただ
思想が異なるだけで
憎みあい
争い始める
互いが互いの浄化の炎で
大地を赤く染めていく
破壊していく・・・
これは、どこかではなく
今、目の前で起きている真実なのだ
 
このピンを外し
どこか遠くに投げたなら
誰かの自由が弾け飛ぶ
互いの正義のために
たった一つの鉛玉に
どれだけの想いが詰められているというのだろう
どれだけの希望が込められているのだろう
どれだけの憎しみが詰められているのだろう
どれだけの苦しみが込められているのだろう
これを向けた相手へ
差し向けられた銃口が語る
沈黙の永遠
刹那の怒り
ドンという音ともに
反り返る身体を眺め
歓喜するというのだろうか
私は、一体どこで道を誤ったのだろう・・・
後悔ばかりが
轟音の中で繰り返し押し寄せていた
 
仲間
正義
家族
それぞれを賭けて
奪い合う戦場
いったい
いつまでこの重い鉛玉を
背負わなければならないのだろう
いつになったら
人という共通の考えになるのだろう
いつになったら
この銃口が錆び付く日が来るのだろう
この理想から
荒々しく
それでいて
冷めた呼吸だけが
再び私を、戦場の大地へ
押し戻していた
 
失った時間
失っていくものたち
涙だけが溢れ
憎悪だけが
戦いへと足を向けさせる
どこで止まればいいのだろう
どこで過ちを正せばいいのだろう
誰か
この戦浄で教えてくれ・・・