先日、関ケ原古戦場ビジターセンター(仮称)の関係の委員会があり、時間が少しありましたので、関ケ原の戦いにも関係する竹ヶ鼻城界隈を歩いてきました。『日本城郭大系』第8巻の竹ヶ鼻城のところにも「現在、城址の痕跡はほとんど残らず、規模も明瞭ではない」と書かれていましたので、痕跡が少しでもあればみっけものと思い、名鉄電車の羽島市役所前に降り立ちました。

駅に羽島市観光協会作成の「美濃竹鼻まちなみルートマップ」がありましたので、まず、羽島市歴史民俗資料館前の城址碑を写真に撮り、付近を歩きはじめたのですが、蓮田が多いことに着目しました。「竹鼻れんこん」といって当地の特産品とのことですが、蓮田のあったところはかつての水堀の址ではないかと考えました。

竹ヶ鼻城の場所は東に木曾川、西に長良川が流れていて、関ケ原の戦いの前哨戦の一つ岐阜城の戦いがあった慶長5年(1600)8月23日の前日に、東軍によって西軍の竹ヶ鼻城は落とされています。実は、この竹ヶ鼻城は天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いのとき、羽柴秀吉軍の水攻めによって落とされた場所でもあったのです。市街地なのに、住宅と住宅の間に水田があり、それと蓮田を合わせると、竹ヶ鼻城のかつての姿が浮かびあがってくるような気になりました。

今晩10:25から放送のNHK総合テレビ「歴史秘話ヒストリア」で、常陸の小田氏治を扱います。上杉・北条・佐竹氏などと何度も戦い、何度も負けながら生き残った珍しい武将です。

私はインタビュー出演で、どの程度出るかわかりませんが、関東戦国史の実際を知る上で、いい番組に仕上がっているのではないかと思いますので、ご覧いただければと思います。