昨日、私が委員長をつとめている史跡小田原城跡調査・整備委員会があり、現在発掘調査中の御用米曲輪を視察するとともに、今後の方向性、調査の進め方について討議をしてきました。

以前もおしらせしたように、ここからは後北条氏時代の遺構が出てきたことで、このあたりに主殿のような建物があった可能性が出てきたからです。従来は、東海道線の線路などをはさんで北東の山側にある八幡山古郭といわれるのが中心と考えられていたのですが、今回出土した庭園遺構をみると、こちらの方に生活の本拠があったとも考えられるのです。来年度以降も、発掘調査が継続されることになりましたので、何らかの結論が出るものと思われます。

なお、2月16日(土)午前10時から午後3時まで、現地見学会が行われます。午前10時と午後1時に調査担当者の説明があります(詳しくはこちら )。この機会に、自分の目でたしかめていただければと思います。小雨決行とのことです。昨日は雨あがりで、現場はぬかるんでいて、革靴は泥だらけになってしまい、新幹線に乗るとき、周りの人にそれこそ足元を見られ、恥ずかしい思いをしました。前日、雨だったりしたら、汚れてもいい靴で行った方がよいと思います。

私は、その日は、午後3時から、戦国史研究会総会と400回の例会ということで私が発表することになっていますので、小田原城には行きません。

岡山県笠岡市で講演があったので、同市の笠岡城に行ってきました。ここは、村上水軍の本土側の城で、『日本城郭大系』13巻広島・岡山で読んでいて、以前から行ってみたいと思っていた城です。

現在、「古城山公園」として整備されていて、眺望がよく、海に面していて、いかにも水軍の城という感じでした。ただ、遺構は思ったより残りは悪く、やや期待はずれでした。

『日本城郭大系』では笠岡山城としていますが、標高が約69mということなので、比高もそれと同じですので、山城とはいえないのではないかと思います。

今回のもう一つの収穫は岡山の地酒です。これまで、広島の酒がおいしいので、岡山の地酒はあまり期待していなかったのですが、岡山市の板野酒造場 の「きびの吟風」と、岡山県大原町の田中酒造場 の「武蔵の里」はよかったです。

新しい山梨県立図書館 が昨年11月11日にオープンしました。甲府駅のすぐ北、歩いて4、5分のところに、地下1階、地上4階建、延床面積が10,555平方メートルという立派な図書館です。そこで昨日、山梨県公共図書館協会主催の全体研修会というのがあり、その講師に招かれ、「武田氏研究の今―『甲陽軍鑑』を見直す―」というタイトルで講義をしてきました。山梨県内の公共図書館職員を対象とした研修会ですが、希望する一般の方も聴講にみえていました。

会場に早めについたので、事前に郷土資料コーナーを案内してもらったのですが、武田氏関係の資料が充実しているのにはびっくりしました。しかも、説明だと、基本的に3冊購入し、1冊は原本として書庫に、2冊を開架の棚に並べ、その内1冊は禁貸出しで、仮に誰かが借り出しても、そこで1冊は読めるというシステムになっていて、感心しました。武田氏を研究するには不可欠の図書館だと思いました。