北海道には、これまで春とか夏に行ったことがありましたが、今回、初めて冬の北海道 を体験してきました。NHK公開セミナーが帯広であり、北海道で黒田官兵衛の話をしてきました。気温が氷点下10度で、あまりに寒いので、「寒くて来る人が少ないのでは」とスタッフの人に言いましたら、「これがふつうなので、皆来ると思いますよ」とのこと。実際、その寒さにもかかわらず、300人の会場は満席でした。

予定では、前泊だったので、講演終了後、その日のうちに帰るつもりでいたのですが、羽田空港が大雪で、飛行機が飛ばず、仕方なく泊まることになりました。でも、泊まったおかげで、北海道の魚貝類と地酒を堪能することができました。どういう魚かわからないのですが、「おひょう」の刺身と、ほっき貝、帆立は最高でした。帯広の地酒ではなく釧路のお酒でしたが、福司(ふくつかさ)酒造株式会社 の「福司」はおいしかったです。

九州には古代の城、神籠石がたくさん残っています。これまで、いくつか見てきましたが、佐賀県武雄市のおつぼ山神籠石はまだでした。先日、武雄市で講演があり、講演の前に時間を作って行ってきました。「第一水門」という案内の標柱がたっていたので、そこから入りましたが、水門の石積が少し残っているだけで、これまで写真で見て知っていた景観とはちがうと思い、「第一があるなら、第二があるはずだ」と考え、下に降りてきました。

すると、ちょうど、近くのご婦人が、「家にパンフレットがある」と取りに行ってくれ、そのパンフレットに載っている図を手がかりに「第二水門」にたどりつくことができました。

以前から、神籠石の水門や切石の様子は、近世城郭の切込ハギとどうつながるのか、全くつながらないのか考えていて、そのヒントになるような痕跡はないか、くわしく調べたのですが、よくわかりませんでした。


佐賀へ行くと、ふだんは「天山」を呑むのですが、武雄まできたのだから、地元の酒をとさがしました。武雄ではなく、近くの鹿島の地酒ですが、光武酒造場 の「金波(きんぱ)」があり、熱燗に合うお酒でした。鹿島では「酒蔵ツーリズム」というのをやっていて、6ヵ所ほどの酒蔵で酒蔵見学をやっていると聞きました。いつか、鹿島に行ってみたいと思いました。

駿府城公園で復元工事が進められていた坤(ひつじさる)櫓がほぼ完成し、今月21、22日には市民対象の内覧会が開かれる運びとなりました。一般公開は4月2日からの予定とのことです。

内覧会に先だち、市公園整備課職員の案内で内部を詳細にみる機会がありました。この櫓はすでに復元されている巽(たつみ)櫓とともに重要な位置を占める櫓で、大きさが7間四方なので、現存天守でいえば丸亀城や宇和島城の天守より大きく、天守といってもよい大きさです。内部は3階で、2層3階ということになります。

中に入るとまだ檜の香りがして、「できたばかりの城はこうだったのだ」とあらためて思いました。どうしても、古く、黒光りするのが城だと考えてしまいますが、家康が目にした城は、まだ香りがし、白木のままの状態の城だったということに気がつきました。

市の関係者によると、内覧会はすでに定員の2.5倍の応募があったということで、人気の高さがうかがえます。