すでにこのブログでも何回か取りあげていますが、小田原城の御用米曲輪の発掘調査でさらに珍しい遺構が出てきましたので報告します。すでに先日、現地説明会が開かれていますので、実際に目にされた方もいるかと思います。現地説明会には1日だけで800人近くの人が訪れたと聞きました。

石塔類をタイルのようにして池の護岸に使ったことは以前、お知らせしましたが、今度は石を加工し、タイル状に敷石としている部分がみつかりました。園路なのか、水が流れる水路なのかはもう少し調査しないとわかりませんが、これまで私も、いくつかの戦国大名庭園をみてきた中でも、類例はありません。この地層は北条氏の最末期に近いところで、先進的な造園技術者がいたものと思われます。

発掘現場は一般の人は入れませんが、本丸横から遺構の全貌はみることができます。昨日の委員会で、来年度も御用米曲輪の発掘調査は継続されることになりましたので、さらに注目すべき発見があるかと思います。

去る2月1日の誕生日で私も70歳、古稀を迎えました。このたび久保田昌希・加藤理文・中井均・平野明夫・前田利久5氏が発起人になり、私の古稀記念論文集『戦国武将と城』 が刊行され、何と、43名の方が論文を寄せてくれました。

そして、3月8日、その刊行祝賀として、「小和田哲男先生の古稀を祝う会」を開いていただきました。研究仲間・教え子を含め95名の方に祝福され、最高のひとときでした。なお、この本は、サンライズ出版から8,000円(+税)で発売されています。

また、以前から、ミネルヴァ書房の自伝シリーズの執筆を依頼されていて、この日に間に合わせようと、執筆を続け、『戦国史を歩んだ道』 を上梓し、この日に間に合い、出席者にお配りできました。この本は2,400円(+税)で、ミネルヴァ書房の発行です。

3月3日(月)午後3時から、平塚のグランドホテル神奈中平塚において、講演会があります。


主催 平塚商工会議所

テーマ「名軍師 黒田官兵衛に学ぶ経営戦略」

参加費無料


お申込は下記ホームページから申込書にご記入の上、FAXにてお願いします(宛先、お問い合わせ先も下記ホームページに記載あり)。

http://www.shokonet.or.jp/hiratuka/bunka-seminar/