すでにこのブログでも何回か取りあげていますが、小田原城の御用米曲輪の発掘調査でさらに珍しい遺構が出てきましたので報告します。すでに先日、現地説明会が開かれていますので、実際に目にされた方もいるかと思います。現地説明会には1日だけで800人近くの人が訪れたと聞きました。
石塔類をタイルのようにして池の護岸に使ったことは以前、お知らせしましたが、今度は石を加工し、タイル状に敷石としている部分がみつかりました。園路なのか、水が流れる水路なのかはもう少し調査しないとわかりませんが、これまで私も、いくつかの戦国大名庭園をみてきた中でも、類例はありません。この地層は北条氏の最末期に近いところで、先進的な造園技術者がいたものと思われます。
発掘現場は一般の人は入れませんが、本丸横から遺構の全貌はみることができます。昨日の委員会で、来年度も御用米曲輪の発掘調査は継続されることになりましたので、さらに注目すべき発見があるかと思います。