今年で21回目を迎える全国山城サミットが去る9月28日、鳥取市で開かれ、春風亭昇太師匠の記念落語のあとを受け、私が記念講演「軍師官兵衛の時代と鳥取城~時代考証の立場から~」をお話ししてきました。そのあと、滋賀県立大学の中井均教授・城郭ライター萩原さちこご両名の司会で、昇太師匠・私、それに朝来市竹田城課の池野主査、地元代表で鳥取市教育委員会の細田主任をまじえてのパネルディスカッションがありました。
パネルディスカッションの中で、昇太師匠から、「城跡の案内板は、文字だけでなく、イラストが入っているとわかりやすくていい」との発言があり、参加された自治体の関係者には参考となる意見だったのではないかと思いました。
それにしても、竹田城の池野主査の話にはびっくりしました。2~3年前には年間訪れる人が2万人ほどだったのに、昨年は50万人、今年はそれを上まわることは確実で、保存が課題になっているとのことでした。
私は前夜、鳥取入りし、情報交換会にも出させていただき、隣の席の昇太師匠と地酒「日置桜」((有)山根酒造場)を汲みかわし、また、翌日、大会のはじまる前、ご一緒に、秀吉の鳥取城攻めのときの陣城である太閤ヶ平を見てまわったのはいい思い出になりました。
以前、おみやげにもらった地元、鳥取県東伯郡琴浦町の大谷酒造(株)の「鷹勇」がおいしかったので、駅で買入し、帰ってきました。
先日、茨城県の常陸大宮市で講演があり、以前から行きたいと思っていた城がありましたので、1泊して、翌日、城めぐりをしてきました。
一つは、常陸大宮市宇留野の宇留野城で、戦国大名佐竹氏一族の居城で、遺構がよく残っています。御城・中城・外城と3つの曲輪からなり、御城部分には日向神社が祀られていて、草刈りもされていてよかったのですが、中城・外城は草ぼうぼうで、中城に足を踏み入れたとたん、蚊の攻撃を受けてしまいました。長ズボン、長袖ではあったのですが、顔は無防備で、刺されてしまい、「デング熱」の蚊ではないと思いつつも、あまりいい気持ちはせず、とうとう、外城の方はあきらめました。
続いて同じ常陸大宮市の部垂城に向かいました。部垂で「へたれ」と読みます。ここも佐竹一族の者が居城としていたところですが、残念ながら遺構はなく、城跡を示す石碑があるだけでした。
もう1ヵ所が那珂市瓜連の瓜連城です。ここは現在、常福寺の境内になっていて、土塁がよく残っていて感動しました。この城について書かれたものをみると、南北朝時代の城としていて、その後、文献には出てこないとしています。しかし、実際に歩いてみると、高さ3mを超す土塁があり、戦国期の城ではないかとの印象をもちました。もう少し研究してみたいと思います。
帰りに水戸駅近くのおそば屋さんで、茨城の地酒を呑めるところに立ち寄り、つくば市の浦里酒造店の「霧筑波」というのを呑んで帰ってきました。
先日、宮崎県の高鍋町と日向市の2ヵ所で講演がありました。宮崎から、この3月に開通したばかりの東九州自動車道を使って移動したのですが、地図を見ていて、耳川古戦場のやや上流のところを通ることに気づき、日向市からの帰り、耳川古戦場を上流から写真に撮りました。
高速道路なので停車はできませんでしたが、後方から車が来ていないことをたしかめ、ゆっくり走ってもらい、いい写真が撮れました。
主催者には、昨年も日本酒を呑める店に連れていってもらいました。焼酎王国日向ですので、ほとんどの店が焼酎ばかりの中で、その店は日本酒が主です。昨年は宮崎の地酒も呑ませていただきましたが、今年は女将お薦めの奈良の貴仙寿(奈良豊澤酒造株式会社)をいただきました。そこの女将は、全国のおいしい酒をチェックしていて、「今週のお薦め」ということで、その日出されたのが貴仙寿だったというわけです。奈良のお酒を日向で呑むというのもおかしいですが、おいしいお酒でした。