公益財団法人北野生涯教育振興会の歴史研修で、2泊3日の九州の城めぐりをしてきました。1日目、羽田から大分に入り、杵築城と城下町を案内しました。杵築城は復元天守ですので、あまり風情は感じませんが、城下町は私の好きな場所の一つです。武家屋敷だけでなく、町屋も残っていて、お勧めです。大分市に入り、府内城を見学しました。城内にあった市民会館がなくなってからははじめてです。
2日目、岡城に案内しましたが、以前にくらべ整備が進んでいるのにびっくりしました。西の丸まで道がきれいになっていて、ちょうど、桜が満開で、まさに「春高楼の花の宴」そのものの景観でした。そのあと熊本城です。復元天守の方は足早に通過し、本物の宇土櫓の方をじっくり見てもらいました。
3日目、柳川城にまず行ったのですが、城址に「一夜城」が建っているのにびっくりさせられました。鉄骨を組み、大きな板に絵を描き、それを組みあげています。遠くから見ると、いかにもそこに天守があるように見えるしかけです。
そのあと、最後の見学地として福岡城を訪ね、現存する建造物を中心に案内してきました。福岡城の桜は散りはじめていましたが、天守台から下の本丸を見ると、桜の雲海のような感じでした。今回のこのコース、私としては桜の時期ははじめてで、「城があったころは桜は植わっていませんよ」と説明しながら、お花見も楽しんだ3日間でした。お酒も何種類か呑みましたが、印象深かったのは八女市高橋商店の「繁桝」です。
新神戸から新幹線に乗って戻ってくるとき、たまたま私の前の席に座った欧米系の外国人の行動が「おや」と思ったので報告します。
新幹線が近江八幡の近くを通過したとき、その外国人はカメラを取りだし、近江八幡城を撮りはじめました。少しすると、安土城が見えはじめます。すると、今度は安土城を撮っています。すぐ六角氏の観音寺城で、そこも写真に収めていました。ほかの景色は撮らず、城ばかり撮っています。
そうなると、「つぎ、佐和山城はどうかな」と思っていると、近づくと、やはり佐和山城を撮っていました。あらかじめ、そこに城があることを知った上での行動であることが明らかです。どういう人なのか気になりましたが、今はネットなどで簡単に調べられ、日本の城も海外に知れわたるようになったと実感しました。
先日、滋賀県立大学を会場にして、「三成フェス~今こそ再発見!近江の武将石田三成~」というイベントがあり、私が「今、石田三成を再評価する」という演題で基調講演をしてきました。
600名定員の会場は満席で、抽選だったと聞きました。どこで情報を得たのか、地元滋賀だけでなく遠方の人も多かったそうで、北は福島、南は佐賀からの人もいたとのことです。
去る3月16日放送のNHK「歴史秘話ヒストリア」で、「あなたの好きな歴史上の人物は誰ですか?」とのアンケートで、石田三成が4位に入っていて、私自身びっくりしました。これまで、武将だけのランキングでも10位圏外だったのに、時代を問わず4位というのは想定外でした。三成が見直されつつあるのはうれしいことです。