一宮市尾西歴史民俗資料館(一宮市起)で、企画展「織りの技術と歴史を探る」が9月3日まで開催されている。
テーマは大きいが、2階会場スペースの関係でこじんまりとまとめた企画展である。会場入り口には初期の織機「地機」(じばた)が置かれ、見たことが無い参観者の注目を集めている。
チラシ表紙
チラシ裏
地機
岳紫も地機を使って織物つくりをしているのを見たことはないが、次時代の高機で織物つくりをしているのは身近かにあった。一般的に、住まいの一角で作業が行われていた。
高機 尾西歴史民俗資料館チラシから
繊維産業の隆盛は、あちこちに家内工業としての「織物工場」が出来、織物の会社も拡張を重ね、動力織機の台数が増し、北から南からの働き手が就職列車などで来宮した。
織物工場のシンボルである「ノコギリ屋根」がいっぱいあったが、現在は探さなければ見つからないまでに取り壊された。(岳紫のブログ3903)