白絣カレンダー11月&俳句誌白絣11月号 | 岳紫のブログ

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白絣カレンダー11月&俳句誌白絣11月号

 白絣カレンダー11月主宰久保武先生の冒頭句は、一宮市浅井町東浅井の浅井山公園中心池河跡湖で詠まれた句であると、自句自解に解説されている。(冒頭句の「かいつぶり」の漢字変換が出来ないのでひらがなにしてあることをご了承願いたい。岳紫)

 

 

        かいつぶり つぶやきながら 水を掻く  武

 

 俳句誌白絣11月号の主宰久保武先生の近詠15句「子規の恋」の最初の2句は、俳聖正岡子規が明治24年(1891)に木曽路を歩いたあと、新村湊(御嵩町)から木曽川を舟で下り、北方湊(一宮市北方町)で下船し、木曽川停留場(JR木曽川駅)で子規が汽車を待っている際、駅前の茶店の若い娘「わく」を見染め「一生に唯一度の思いは残る」と随筆に綴っているので有名である。JR木曽川駅の南に「見染塚碑」が建立されている。

 3~5句は北方町西本郷の河野妙姓坊からお成り街道(徳川家康ゆかり)を通り木曽川堤防(御囲堤)へ上がり、北方渡し(円城寺渡し・お波止場ともいう)附近が詠まれている。身近な俳句に出会えることは嬉しい。

 

 

  40年ほど前まで、一宮市内に「稲架掛け」の風景があちこちで見られたと思うが、現在では殆どコンバインによる機械化農業で、稲を手刈りして束につくね稲架掛けすることはなくなった。

白絣俳句の中に、二人の人が「稲架」を詠まれている。希少価値?の稲架掛けが一宮市更屋敷地内の田で、伝統を受け継いで行っている人が複数ある。

 子どもの頃、学校の登下校に寒風をさけるため、稲架掛けのある田の道を選んでいた思い出がある。

町の片隅豆稲架の少しだけ 井上一男

稲架を組む藤原岳の麓村 水野展子

                                                                (岳紫のブログ2626)

 

 稲架掛け 2列 終了したはさ掛け&手前ははさ掛け中 一宮市更屋敷地内 2020-10-25写

 少し右向こう側にも長い稲架掛けがある。