留学中、ワーホリの人でもフルタイムのお仕事をゲットできる人がいて、その方には福利厚生が付くこともあります。
福利厚生は英語ではBenefit(ベネフィット)と良い、カナダでは、おそらく日本同様、銀行や公務員は福利厚生が良いと言われています
そこで、今日は、銀行で働いている夫にどんな福利厚生があるのか紹介していきますね
①年金
日本でいうと厚生年金に近いでしょうか。日本の場合は、雇用主と労働者が折半することが多いと思いますが、夫の会社では雇用主が全負担となっているようです。
しかし、これは、労働者全員がもらえるのではなく、雇用時の契約によって異なるようで、夫は勤続20年近くなる古い契約?なのでこの年金の福利厚生がありますが、一般企業の人でこの年金がもらえる人は少ないそう。
公務員の人はこの年金が良いと聞いたことがあります。
この厚生年金とは別に、CCPと言われる、カナダの国民年金もあります。
②医療関係の福利厚生
日本でいう社会保険ですね! 日本では、こちらも年金同様、雇用主と労働者の折半のところが多いのでしょうか。
カナダでは、少し異なります。
というのも、カナダは、病院などは基本的に州の保険(オンタリオ州でいうOHIP)でカバーされ、医療費は無料なんです。
じゃー、なんで医療関係の保険があるの?
と思うかたも入れません。
カナダの州の保険、保険適応外が結構多いんです
・お薬
・歯科
・眼科(視力検査など)
・整体(カイロプラクティックなど)
これらはカナダの州の保険は適応外。
そこで、個人でこれらが補償される保険に入っている人も中にはいます。
夫の会社では、この個人の保険を会社が支払ってくれる感じといえばわかりやすいでしょうか。
でも、会社が支払ってくれるのは、ベーシックのプランで、もし、もっと補償が欲しい場合は、自分で不足分を払い、良いプランに加入することもできます。
夫も、少し余分に支払い良いプランに入っているそうです。ただ、保険に加入していると言っても、全て補償されるわけではなく、保険金額の上限が決まっていたりします。
夫のプランでは
カイロプラクティック 1年で$1000まで
マッサージ(RMT) 1年で$1000まで
歯医者 1年で$1500まで
眼科(視力検査+メガネ) 2年で$300まで
が補償されています。
これを越した分は、自分で支払わなければいけません。
また、これは家族にも同じ分だけ適用さる場合も。
びっくりしたのが、セラピーに対する補償。
少し前に初セラピー in Canadaというブログを書きました。
このセラピーに対しては、最大$10,000が補償されるのです
夫曰く、会社側としては
「私たちはメンタルヘルス問題を重要視しているよ」
というアピールで、でも、実際使う人はほとんどいないから、これだけの金額が保証されていると言っていました
生命保険や海外旅行保険も含まれています
③ 有給
カナダでフルタイムのお仕事をする場合は、まず2〜3週間のVacation Dayがついてくる場合が多いです。日本でいうと有給でしょうか。これも福利厚生の一つですね!
勤続年数が多くなれば有給が増える会社もありますが、変わらない会社もあります。
日本と違い、カナディアンはこの有給はフルで使う人が多い。また、企業によっては、使わなかった日数は翌年に持ち越せるところも。
私の友達、郵便局で郵便配達員/公務員としてお仕事しているんですが、彼は有給4週間あるんです
去年は2月に4週間まとめて有給をとって、オーストラリア、東南アジアを旅していました。それができる職場もすごいですよねー。
また、Vacation Dayとは別に、Sick days やPersonal Daysというのもあります。Sick Daysは病気になった時に使え、Perosnal Daysは、『個人的な理由』で取れる有給。家族が体調不良で面倒をみないといけないとか、お子さんがいると、子供の学校のイベント参加するなどもPersonal Daysにはいりますね。
夫の会社ではSick Days、Personal Daysがそれぞれ5日間もらえます。 ただ、私の夫は、これらを使う事はほとんどありません。
先日、コロナにかかった時も(私が夫にうつした)、一番ひどかったのが、土日で、月曜日は少し回復していたため、おやすみをとらず、自宅からリモート勤務していました。
お仕事探しの時に、フルタイムのお仕事がゲットできれば、どんなベネフィットがあるか尋ねてみるのも良いでしょう