何年も前からずっと興味があったセラピー。
毎年、新年になると
『今年はセラピーに行ってみる』
というのを抱負にしていたんです
私は、夫の会社の健康保険に扶養家族として登録されていて、セラピーもこの健康保険でカバーされるという事が発覚。
それもあって、少し前に心が不調だった時に、ついにセラピーの予約を取る決心をしました。
こういう通うタイプのものって、やっぱり家に近いのが良い・遠くになると通うのが面倒になりそうと思って、家の近くのセラピーを検索。
歩いて5分ぐらいのところにあったので、そこを予約しました。
私の予約した場所では実際のセラピーセッションの前に、オンラインでコンサルテーションがありました。
そのコンサルテーションでは、まず、守秘義務についての説明や、予約・キャンセルなどにについて説明され、その上でセラピーをしたいのかというのを聞かれます。
そこの場所は複数のセラピスト(psychotherapist)を抱えているため、私の状況に合うのはこの人ではないかという選定?も行われます。
そして、このコンサルテーションの翌週にセラピーセッションの予約をとりました。
このコンサルテーションは有料で、お値段は$30(税別)でした。
さて、セラピーセッションの予約当日、時間になったらその、、、お店?クリニック?なんて言うんだろう。笑 場所に行きます。
時間になると担当のセラピストと思われる人に個室に案内されました。
椅子が4つあって、
「好きなところ、一番心地よいところに座ってね」
と言われます。
(これも、ちょっとした心理テスト?)
なんてふと思いながら、私は、セラピストに一番近い椅子を選択。
あ、ここでセラピストについて。セラピストとは、Psychotherapist (サイコセラピスト)と言います。日本語では心理療法士とも呼ばれる事があるそう。
トロントのあるオンタリオ州では、正式に登録されたPsychotherapistになるためには、心理学、ソーシャルワーク、メンタルヘルスなどに関連する学士を取得し、そして試験に合格、実際に臨床経験を行って、正式なPsychotherapistとして登録されるそうです。
まずは、守秘義務についてやお値段やキャンセルについてなど、コンサルテーションの時と同様にルール的なお話しがありました。
そして、セラピーに入って行きます。
といっても、ドラマチックなものではなく、
【なぜセラピーをしたいと思ったのか】
という会話を行って行きます。
私は自分のメンタルヘルスのために改善したい点が3つほどあって、まずそれを漠然と話しました。
その後、私の、一番、今すぐ改善したい事について話、深く掘っていきました。 その問題に関して、なぜそう言うふうに考えてしまうのかなどを紐解いていきました。
そして、「こうしてみたらどうだろう」というアドバイスや、他の問題とのつながりについて会話していきます。
心の問題の解決というのは、薬を飲んだら治るというものではななく、長期的に、新しい考え方に慣れていくといえばわかりやすいでしょうか。
解決自体を期待するのではなく、対処法を学んでいくという言い方をしたほうが正しいかもしれません。
セラピーでは、そのヒントもらう場所と言えますね。全く知らない、でも、プロからのアドバイスになるので、良い意味で客観的に自分を見る事ができます。
私は、ラッキーな事に、夫の会社の保険で保証されますが、実費だと1回のセッションで$180(税別)と高額。
なので、誰もが気軽にできることではないでしょう。 調べてみると、場所によって値段は異なり、1時間で$100〜$300と大きく差があるようです。
でも、心の健康も問題で日常生活に支障がでているなら、少しの間でも試してみるのも悪い事ではないと思います。 日本のセラピーについても調べてみたら、こちらもカナダ同様、国の健康保険外ですが、一回につき8000円前後のようです。カナダよりお安く通えそうですね!
私は、日本にいた頃、心療内科というのに通った事があるんですが、私の場合は国の保険が適応された覚えがあります。 心療内科は状況によって保険適応されるものとされない物があるそうです。 ちなみに、心療内科というのは日本独自のものとの記載もありました。