Tifosiセレサポ内部の者です。
2017シーズン、3年ぶりにJ1で戦うセレッソ大阪について見ていきましょう～
①オフシーズンの動向
②注目ポイント
③注目・イチオシ選手
④まとめ
①オフシーズンの動向
ざっくりと振り返ると、、、
2016年12月4日にＪ1昇格プレーオフを制してＪ1復帰を決め、翌日には強化部長と監督の兼任状態になっていた大熊清氏の監督退任（統括部長に就任）と、セレッソＯＢでサガン鳥栖元監督の尹晶煥（ユンジョンファン）氏の監督就任をクラブが発表。
さらには、ピッチ内外からチームを支えた玉田圭司（→名古屋）、田代有三（→オーストラリア？）、橋本英郎（→東京Ｖ）、中澤聡太（→Ｇ大阪強化部スタッフ）、北野貴之（アフリカに旅に出て子どもたちと交流していたようですが）ら各ベテラン選手たちが残念ながら退団。泣
（セレッソの力になっていただき、本当にありがとうございました。）
同じようなタイミングで柿谷曜一朗選手がタレントの丸高愛実さんとの結婚・入籍を発表、なんておめでたいニュースもありました。
山下達也選手や、キムジンヒョン選手、ソウザ選手など昨年の主力が契約更新。
新たに水沼宏太（←ＦＣ東京）、福満隆貴（←山口）、マテイ・ヨニッチ（←韓国・仁川）ら各選手を補強し、舩木翔（←Ｃ大阪Ｕ-18）、斧澤隼輝（←Ｃ大阪Ｕ-18）、山根永遠（←広島ユース）ら新人選手も入団。
チーム始動後の2月1日には元セレッソの清武弘嗣選手がスペイン・セビージャFCから移籍。
その翌日に行われたサポーターズコンベンションでは、本拠地キンチョウスタジアムの大規模な改修工事計画が発表されました。
（画像は将来イメージ。もうすぐ建設の募金活動が始まります。）
②注目ポイント
今年のセレッソの注目ポイントは、尹晶煥（ユンジョンファン）監督仕込みの厳しい練習でチームがどんな試合をみせるのかということですね。
1月の練習では、早いときは朝６：３０に練習場の舞洲に集まってランニングなどの早朝練習が始まり、朝食を食べて午前練習、昼食を食べて午後練習、といった3部練習を実施していました。厳しい練習スケジュールになりました。
僕もさすがに早朝練習は見学しませんでしたが（3部練習の初日は早朝練習に4名の見学者がいたとか）、午前と午後の練習を一度見学に行きました。むちゃくちゃ寒かったですが。笑
「生活リズムを整えてプロ意識を高めることが目的」とユン監督は説明しています。サガン鳥栖監督時代も3部練習を取り入れており、かつてユン監督の下、鳥栖で活躍した水沼宏太選手は「朝起きるのがつらいだけで、起きてしまえば何とかなる」と話しています。
チームは1月12日に全体練習をスタートして、その後タイと宮崎でキャンプを実施。充実したチーム作りが進みつつあるようですが、プレシーズンマッチで勝ち切れず、紅白戦でも主力組が控え組に負けるといったことがあったようです。
昨年J2でセレッソはリーグ戦42試合で失点数が46で、このうち65%にあたる30失点が後半15分から試合終了までの失点でした。多すぎます(-_-;)
守備の構築や、”最後の笛が鳴るまで”走り抜く姿勢は、J2と違って一瞬のスキでやられるJ1では絶対に必要ですよね。
また昨年のリーグ戦では3点差以上つけて勝利したのは1試合のみで、1‐0で勝利した試合が17試合ありました。追加点が取れずに波に乗れない試合が多くありました。
決定力不足を解消できるメンバーは揃っているはずですが、それが今年どうなるのか。
ユン監督の下、チームが攻守にわたってレベルアップし、「素早い攻守の切り替えからのアグレッシブなCerezoの攻撃型サッカー」を築いて、J1で躍進するセレッソを期待します！
③注目・イチオシ選手
やはり今一番注目されているのは清武弘嗣選手でしょうか。
2010年に大分トリニータからセレッソに移籍してきてロンドン五輪日本代表に選ばれるなどブレイク。2012年夏に海外リーグに挑戦、ブンデスリーガとリーガ・エスパニョーラで4年半プレーしました。
所属先のセビージャFCでなかなか出場機会が得られないなかで、Jリーグ復帰を希望した清武選手の移籍にかかる資金（約6億円と報道されています）をセレッソのスポンサーのヤンマーさんが捻出したことで、ハリルジャパンの中心選手のセレッソ復帰が実現しました。素晴らしい話ですね！！
ブログ執筆時点でまだ完全に90分フル出場できるか微妙な状況である（開幕戦出場も微妙？）との報道もありますが、間違いなくセレッソの力になってくれる選手です。帰ってきてくれてうれしいとセレサポ全員が思っているはず。本当に楽しみですね！
一方で、僕らTifosiセレサポの中でイチオシ度が高かったのは福満隆貴（ふくみつたかき）選手でした。
昨年J2で旋風を巻き起こしたレノファ山口で中心選手として活躍。昨年は5得点10アシスト、スルーパスの本数182本（J2最多）を記録。これまで地域リーグ・ＪＦＬ・Ｊ３・Ｊ２すべてのカテゴリーで得点を記録してきた選手です（２月２２日が25歳の誕生日だそうです、おめでとうございます！）
僕もプレー動画を見ましたがかなりセンスが高い選手だと思います。ワンタッチで絶妙なスルーパスを出しているし、ファールの貰い方も上手いなあと思うし、相手の最終ラインに対してプレッシャーもかけていて守備もサボらずにやるなんてところを踏まえても、今のセレッソにとっては最も効果的な選手が入ってきたと思います。清武選手もいますから、ぜひとも多くを学んで清武選手を追い越すような選手になってもらいたいです！
公式の動画ではないのでプレー動画はここには載せられませんがYouTubeなどで一度調べて見てください。
プレー動画見てるとセレッソがボコボコにやられているシーンもあります(-_-;) 今だからこそ振り返られますが。この時の印象が強いセレサポは多いですね。
昨年プレーオフ決勝で決勝点を挙げた清原翔平選手は、JFL・J３・J２すべてのカテゴリーで得点を記録するなど実績を残し、30歳になる今年ついにJ1でプレーします。同じポジションには水沼宏太、関口訓充、丸岡満など良い選手がたくさんいて激しいポジション争いになると思いますが輝きを放つことができるか注目ですね。
セレッソってアマチュアカテゴリーから這い上がってきて、努力人とか苦労人とか呼ばれている選手が活躍するケースが多いイメージが僕はあります。清原選手や福満選手には古橋達弥選手のように（ご存知の方いますかね？セレッソOBでJリーグベストイレブンにも一度選ばれました）、J1でも大活躍してほしいです。
今年も背番号8番&主将の柿谷曜一朗選手
今年から背番号10番を背負う山口蛍選手
昨年チーム得点王の杉本健勇選手
彼らには昨年以上の活躍を期待したいです。
今年もセレッソはＵ-23チームを結成してＪ3に参戦します。僕らと同世代の選手の奮闘にも注目したいです。
舩木翔（ふなきかける）選手は新人ながらトップチームのプレシーズンマッチに出場しました。彼は左サイドバックながら攻撃力も高く、ユン監督からも評価されているので、いよいよ丸橋祐介選手とポジションを争えそうな選手がユースから出てきたということで注目したいです。
そして、5月に韓国で行われるFIFA U-20ワールドカップの日本代表メンバーに、セレッソからも多くの選手が選ばれ、活躍することを願ってます！
セレッソ大阪U-23のホームゲームは、チケット前売800円で、トップチームの試合だと3000∼5000円程かかるメインスタンドの席で自由に場所を選んで観戦できるのでオススメです。
④まとめ
「タイトルを目指しつつ、リーグ戦は9位以内」というのが今年のチームの目標のようです。ユン監督も「今年絶対タイトルを取らないといけないとは思っていない」と謙虚なコメントを残しています。まあそうですよね。J1に昇格してきたばかりで、J2も4位でプレーオフで勝ち上がってきたチームです。史上〇攻などと高ぶることなくまずはJ1残留をきちっと決めてほしいですね。ここ数年は昇格はノ○マなどといった昇格しないといけないというプレッシャーもあって苦しいシーズンが続いていましたが、今年は、今年からはJ1ですから、J1でできる喜びをかみしめて、セレッソの応援を楽しみたいと思います。
（清武・柿谷両選手に対して横浜ＦＣ・三浦知良選手も「Jリーグが盛り上がる」と激励のコメントを残しています）
将来的に毎年J１で優勝争いに絡み、常にACL（アジアチャンピオンズリーグ）出場を果たせるチームを目指すセレッソにとって、2017シーズンは重要なシーズンになることは間違いありません！
まあ重要じゃないシーズンなんてないんですが。
ここ数年間の悔しさや苦しさをバネにして、クラブ・サポーター、セレッソに関わるすべての人が一丸となって戦いたいと思います。
あのプレーオフのときのように。
開幕戦情報
2月25日(土)
明治安田生命J１リーグ第1節
セレッソ大阪ｖｓジュビロ磐田
15：00キックオフ
＠ヤンマースタジアム長居
3月12日(日)
明治安田生命J３リーグ第１節
セレッソ大阪Ｕ-２３vsグルージャ盛岡
14：00キックオフ
＠キンチョウスタジアム
（画像はセレッソ大阪オフィシャルサイト、Jリーグ公認ファンサイトJ'sGOAL、ゲキサカから引用したものを含む）
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