Challenge1 ~次の1へ~ 【J1昇格プレーオフ決勝プレビュー:ファジアーノ岡山編】 | てぃふぉーじのある日常〜footballを添えて

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Tifosiのメンバーがサッカーについて勝手気ままにつらつら語るブログ。活動紹介やイベント告知もちょいちょいあります。

去る11月27日、来季のJ1昇格の最後の椅子をJ2の3位から6位のチームでトーナメント形式で争う、『J1昇格プレーオフ準決勝』が行われました。

 

3位 松本山雅FC VS 6位 ファジアーノ岡山
4位 セレッソ大阪 VS 5位 京都サンガF.C.

 

どちらの試合もお互いの意地と、プライドと、かけがえのないサポーターの人たちの夢と希望を守り、J1昇格を成し遂げるため熱く激しい戦いを繰り広げました。

その熱い戦いを制し決勝に歩を進めたのは、セレッソ大阪ファジアーノ岡山でした。

 

そして、その両者による最終決戦が明日12月4日(日)にキンチョウスタジアムで繰り広げられます。


この試合について、ファジサポ組の視点からプレビューをお送り致します。

複数人(ぽったー、あかり、ごんの3人)によりお送りさせていただきますので、ところどころ文体が変わりますがご容赦くださいませm(_ _)m

 

 

 

(1)で戦い抜いたアルウィンの90分

 

https://youtu.be/bgj5NU4C5Bo


岡山はシーズンを7位町田と得失点差の関係により6位で終え、ギリギリで滑り込んだJ1昇格プレーオフ。
初戦の相手はシーズンを2位清水と得失点差の関係により3位で終え、プレーオフに回ることになった松本山雅でした。

様々な点で似たクラブと言われながらも、先にJ1を経験したりメディアからの注目度も高かったりで、
個人的には嫉妬と羨望の混じった視線で眺めることもあった相手。一発勝負という点含め、何としても勝ちたい一戦。

そんな中迎えた試合当日、J2屈指の雰囲気を醸し出すアルウィン(松本平広域公園総合球技場)では雨が降り続く状況でキックオフを迎えました。

試合は前半23分にカウンターから押谷選手の一撃で岡山が先制!
その後は松本の攻勢が続くも、スコアは動かずに前半が終了。

後半も前への圧力をかけ続ける松本に押され、幾度もピンチを迎えるも何とか岡山が凌ぐ展開。
しかし、「このまま終わってくれ」と思い始めた、後半29分にセットプレーからついに松本パウリーニョ選手が岡山ゴールをこじ開けることに成功。

「魂で戦う」と言う長澤監督率いる岡山は引き分けでは敗退が決定するため、ここから選手全員による総攻撃で、何とか1点をもぎ取ろうとし、迎えた後半のアディショナルタイム2分。

矢島選手のフィードから、豊川選手が頭で落とし、裏へ抜けた赤嶺選手が落ち着いて流し込み勝ち越し弾!

頭の中は「早く決まれ!ゴールに入れ!」と興奮しつつ、全てがスローモーションに感じられる数秒の後に、
アルウィンの9割に沈黙が、それと同時に1割に歓喜が訪れ、
その瞬間、岡山の地鳴りのような大歓声がスタジアム中に轟くことに。


その後、岡山は松本の猛反撃を振り切り、プレーオフ決勝にコマを進めました。

 

 

「夢と絶望の90分」


岡山は「夢」をあと1つで掴み取るところまでやってきました。

 



試合前の「魂で戦う」という言葉。
試合後の「岡山の諦めないDNA」という言葉。
一部の岡山サポーターの熱気が話題となっていましたが、
選手もその言葉を体現しているのが帰宅後のスカパーから見て取れました。




プレーオフ準決勝はそのような試合ではなかったのかと思います。

 

 

 

(2)プレーオフ決勝の見どころ


◎ドキドキの試合展開
岡山の試合は、良くも悪くも最後まで気が抜けず、プレーオフ準決勝のように最後に歓喜することもあれば、最終節のように「3得点したのに、どうしてこんなに疲れているんだろう?」と思うことも。
最後まで気の抜けない試合展開は、たくさんの方々に楽しんでいただけるのでは!と思います。


セレッソ大阪という相手
セレッソ大阪との初対戦は、ファジアーノJ2昇格元年である2009年に遡ります。結果は、当時セレッソ大阪に所属していた香川真司選手の2ゴールを含む1-4で敗戦。J2の厳しさを思い知らされることとなりました。

以来、リーグ戦や天皇杯で対戦するも、ここまでの通算成績はファジアーノ岡山の0勝2分5敗。決して相性が良いとは言えません。

しかし、J1昇格をかけたプレーオフという舞台。あの初対戦から8年を経て、J1に相応しい力をつけられたのか。それを試すという意味において、セレッソ大阪はこれ以上ない対戦相手であると感じています。

準決勝での劇的瞬間から「もしかして……」という期待が岡山の街中に広がっていることは確かですが、ファジアーノは紛れもない挑戦者。これまで歯が立たなかったセレッソを相手に、どこまで食らいついていけるのか……!たのしみです!!


※番外編
全国規模のメディア露出は少ないファジアーノですが、次は注目度の高い決勝。もちろん試合中はリラックスしてほしいのですが、試合後のインタビューでは、いつもより緊張していたりするのかな…と、こっそり楽しみにしていたりします( ˆ ˆ )

 

 

 

(3)決勝戦の注目選手
・篠原弘次郎選手

(※左が篠原弘次郎選手、右はMF片山瑛一選手)


セレッソ大阪ユース出身の熱いDF。
プレーオフ決勝の相手であるセレッソ大阪に対して、「一番負けたくない相手」「悔しい想いをさせたい」と熱いコメントを残し、プレーオフ決勝に臨む。

 


・豊川雄太選手


鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入しているスーパーサブFW。
出場38試合のうち29試合が途中出場も、チーム2位となる10ゴールを挙げチームを救ってきた。決勝でもヒーローとなれるか?

 

 

 

(4)決勝に向けて

2009年にJ2に昇格してから、ファジアーノ岡山は何度も挫折を味わいながら、ついにJ1昇格に手が届くところまでやってきました。

 

しかし、対戦相手のセレッソ大阪は、(繰り返すようですが)今まで0勝2分5敗の対戦成績と天敵であり、まさにJ1昇格への道に立ちふさがる桜の巨木です。

そんな強大な相手ですが、だからといって諦めるわけにはいかない。

 

選手たちはどんな逆境でも最後まで勝利のため諦めず、泥だらけになろうとも走りきってくれる。

 

それこそ苦しい時も辛い時も、嬉しい時も楽しい時も。

だからこそファジアーノ岡山側の僕たちは、どんな状況でも、どんな逆境でも、選手たちを信じて最後まで応援するし、念を送る。

そして最後に今まで跳ね返されてきたJ2の壁を乗り越えて、選手、サポーター、クラブ関係者の方々、岡山の方々、などなどファジアーノに関わるすべての人々で最後は笑って終わりたい。

それが率直な思いです。
 

 


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ここまで私たちファジサポ組のプレビューを読んで下さり、本当に有難うございます!

 

最後に決勝戦の詳細をお伝えさせていただきます!

 

セレッソ大阪 vs ファジアーノ岡山

12月4日(日) 15:35キックオフ

場所:キンチョウスタジアム

 

 

となっております!チケットはすでに完売してしまったようですが、

スカパー!やパブリックビューイングを通して観戦してください!

 

 

 

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※こちらの記事のうち、豊川選手と篠原選手の画像は、Jリーグ公認ファンサイトJ's GOALおよびJリーグ公式ホームページの以下のページから転載させて頂いております。各記事の文章もサッカーの魅力が存分に伝わってきますので、ぜひご覧ください。

豊川選手:http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00019665/

篠原選手:http://www.jleague.jp/photogallery/article/9611/

 

※(1)(3)をぽったー、(2)をあかり、その他の部分及び最終的な校閲などをごんが担当しています。