もう開幕をしているJリーグ!ですがまだ始まってません!なぜって?
J3だから!!!!!(今日開幕。大分に来てね!)
とまあ自虐をしてもしょうがないので、(あまり振り返りたくありませんが)去年の反省をします!
暇なら前年のもみてね
1 2015年振り返り
2 感想
3 MVP
4 今年に期待すること
(ここだけでも大丈夫!)
J2(だった)田舎クラブの動向なんてなかなかわからないと思うので、まずはまとめを。
シーズン開幕前にて田坂監督は「優勝」を掲げました。
実際2014年は7位。PO圏まで勝ち点差1という結果に加え、既存の戦力の成長が目に見えて感じられたから自分も信じていたクチです。
しかしそこはJ2。シーズンが終わると様々な理由で移籍をし、編成に偏りが生じていたのです。
キャプテンだった高木(→岐阜)が契約更新されず、末吉(→福岡)伊藤(→岡山)木村(→徳島)といったゲームメイカーがごっそり抜け、代わりに加入したのは山口(長崎←)、兵働(千葉←)と“補充”に過ぎないものでした。
また、チーム始動からフィジカル面からでなく戦術面を主にした実戦形式のメニューを多く取り入れたことも仇となりました。開幕5試合で勝ち点10といった目標も勝ち点4止まり。戦術面をメインにしたのにもかかわらず、4バックから3バックへの変更でクロスに対する対応が甘く、ボールばかりを見てファーサイドががら空きになり失点。修正を加え、昨季終盤の4-1-4-1に戻すもアンカーの両脇を突かれ失点は減らずといったように悪循環に。
そして5月31日の北九州戦後に田坂監督が解任。優勝すると宣言した田坂体制5年目は16試合で2勝8分けで最下位。あっという間に終わってしまった。
後任には、それまで強化部だった柳田伸明氏が監督に。就任当初は解任ブースト?により10試合で3勝5分けというそこそこな結果でしたが、そこから2度の4連敗などテコ入れができたとは言えないまま21位というかなり不甲斐ない成績で町田との入れ替え戦に進むことになったが、その2試合でもチームを立て直せず、無念のJ3降格となってしまった。
感想
去年をざっくりまとめると
「逃げと甘さ」
に尽きると思いました。
・補強での「甘さ」
FWたくさん来たし点とれるやろ!→得点力不足のよくあるやつ。トリニータはこれにゲームメーカーがごっそり抜けたこともあるからより切羽詰まる……という……
・フィジカルに対する考えの「甘さ」
開幕前から頭ばっかり使ったらからだ動かねぇ!っていうこれもよくあるやつ。
・選手編成での「逃げ」
育成レンタルで選手を育てる!→3ヶ月後くらいに戻す。外国人3人取ってきて半年も経たずに2選手を放出。残留争いの相手である岐阜や、中位の岡山に選手を貸し出したりと無茶苦茶でした。
・監督人事での「甘さ」
田坂監督がやめることになりさて、後任は誰に?となって蓋を開けたら3人にオファーして全部振られるという体たらく。結局暫定監督がスライドで監督に。
・試合のジャッジについての「逃げ」
毎年審判のジャッジについて物議になるが特にこのシーズンの判定の不明確さは酷かったが、それに対してクラブが意見書を一度も出さなかったこと。
・戦術からの「逃げ」
田坂監督解任後に指揮をとった方はシーズン終盤に明確な指示を出せず、不可解な交代を繰り返すという不安定さだった。そして試合後に選手だけでミーティングをさせてレポートを提出させるという大学みたいなことをしていた……後に市長から「選手からやる気が感じられなかった」とシーズン前に言われたが、あれは戦術もクソもなかったから。そりゃ選手も漠然過ぎて迷います……
と、まぁ審判のジャッジ以外については2015年前期を強化部長として、後期から監督としてたくさんの課題や困難を投げつけた柳田さんには憤りしか感じませんでした。
しかし、そんななかでも田坂監督、そして青野社長には感謝しかありません。
田坂監督は経営危機真っ只中の難しい状態であったトリニータで、長期にわたり指揮を取ってもらい、降格から4年で奇跡的な昇格と結果を残してくれました。
少ない選手で駒が揃わない中でも選手のコンバートにより戦術の幅を切り開く姿はとても新鮮でした。それにより選手たちもより個性を生かしたりとここ数年は選手たちの成長をたくさん見ることができました。
最終的には円満なハッピーエンドにはなりませんでしたが、4年半の積み重ねは確実にこの大分トリニータの礎となったと確信をしています。
青野社長はこのクラブが多額の借金を背負っているという難しいなかで社長を引き受けてくれました。そこから5年をかけて累積赤字をゼロにしてくれました。
サポーターからはなかなか見られない金銭の面でクラブを支え、消滅をしかけたクラブを立て直してくれた彼には感謝をしてもしきれません。
MVP
選手のプレーは見ている人に届く。だからこそとても悔しく、もどかしいシーズンでした。そんななかでも特に輝いていた人を挙げるなら?
松本怜です。
イケメンです!
よく覚えておきましょう!
マリノスからレンタルで加入。1年で戻る予定だったが「結果がだせなかったから」という理由でレンタル延長、そして完全移籍をしたという男気溢れる選手。反則ですね。
そんな彼は元々は「快速FW」というふれこみでした。
そこから脚の速さを生かしサイドハーフになるとサイドをぶち抜く姿が目立つようになり、去年は怪我を度々しながらもサイドから正確なクロスをあげるようになりました。見ていて去年一番伸びたなぁとつくづく感じました。今期はそろそろカットインからのシュートをきたいしたいですね!
今期に期待すること
それは……
圧倒的な戦力という暴力で蹂躙してJ3を荒らすこと!!!!!
な、わけではありません。気持ちとしてはそうであってほしいですが、なかなかそれを毎試合求めることは酷だし、多分そんなことを期待していたら禿げるかなにか悪いことが起きそうなので……
今年に期待することは玉際の強さ。
去年と一昨年のデータをみてみると
総得点52→41
総失点55→51
失点時間帯
1~15分 6→5
16~30分 3→3
31~45分 5→7
46~60分 16→7
61~75分 5→14
76~90分 20→15
タックル数 22位→21位
インターセプト 19位→20位
もう試合の〆が悪く、フィジカルに問題があったことと相変わらず競り合わない事が問題です。
玉際で勝てれば守備は安定するだろうし、セカンドボールも奪え、波状攻撃ができる!となれば、自ずと勝ちは増える……はず。
終わりに
J2からJ3へ。
追うものから追われるものに変わるのはとても苦しいこと。結果が出るかどうかはわかりませんが、OBを中心にしたスタッフでなんとか昇格を勝ち取ってもらいたいと思います。
プレミア、Jユース杯で3位に輝いたトリニータユース。おめでとう!!!
とても長くなりましたが、以上で総括を終わります!アディオス!