面接の日。

調査員の方は道に迷ってしまったらしく、少し遅れてきました。

父は少し緊張している様子です。
部屋の中をウロウロ・・・。


遅れてすみません!とやってきた方は物腰の柔らかい男性でした。

優しい口調で沢山の質問を父にしていきます。

「お体で痛いところはありますか?」
「よく眠れますか?」
「食事は何時頃取っていますか?」等々。


私達は黙って聞いてるだけ。

予想はしていたけど、こんなとき父はハキハキと話します。昔の様に。

でも、答えはとんちんかんです。

そんな答えにも普通に「そうですかー。」と優しく返事をする。


やっぱり慣れてらっしゃるなー。って思いながら面接は30分程度で終了。


その後、理由を付けて私と母を外に連れ出し(ここも自然すぎて流石!)三人で話ました。


「記憶の混乱はあるけど、体は元気そうだから、要介護ではなくて要支援になるかもしれません。」

ふーん、、、なるほど。


その後は今後、どうしたらいいか等アドバイスを頂き終了しました。


とりあえず、1度受けてくれたから更新の時も受けてくれるはず。





最後に調査員の方は父に「体もお元気ですし、認知も大丈夫そうですね」と言いました。
どういう真意で言ったのかは解りませんが、父は少し嬉しそうに散歩へ出かけようとしていました。


かなり薄着で。真冬の北海道なのに汗

そして母に怒られる。そっか、と言いながらまた出かけようとする。
きっと散歩したり、体を動かすことを褒められて嬉しかったんでしょうにひひ


無事に終ってよかった。


そして次の日は楽しみにしていた温泉旅行です。




 介護保険のサービスを受ける為には調査員の面接を受ける事が必須です。それによって要介護度が決まります。


父は以前その面接を受けることを嫌がり怒りました。

「自分はまだ大丈夫」という気持ちからでしょう。




そんな父が面接を受ける事を決めたということを帰って初めて知りました。


「どうやって説得したの?」と聞いたら、妹が話をしたということ。
でかした!!妹よ!


ある朝、「母の事を大事にしてない。と怒られた。面接を受ける。」と言ってきたそうです。


後からその時の状況を聞いたら、父は号泣していたそうです。

妹は「初めて見た。」と言っていました。
私もそんな父は見た事がありません。


この病気は本当に波があって、調子のいい時と悪いときがあります。
冷静に考えられる時、急に自分の事が不甲斐ないと泣く時もあったそうです。


誰よりも辛いのは本人だっていうこと。


私は短い帰省の時間をなるべく一緒に過ごす事しかできません。


昨年の夏に帰省してから約5ヶ月ぶりの帰省。

今回は仕事の都合で7日間と短かったのですが少しだけ進展もあったのでちょっとずつ更新しようと思います!


帰る前に母から「お父さん、進んでるからショック受けるかも・・・」と言われていました。

そんな事を言われると色々妄想してしまうんだけどなぁー。

帰っていきなり「どちら様?」とか聞かれたら・・・とか。

父はもう車の運転をやめたので、私はJRで最寄駅まで行き、友達に迎えに来てもらいました。


「ただいまー!」って帰ったらいつもの笑顔でとっても嬉しそうに「おーー!!」って迎えてくれてとりあえずホッと一安心。

私の友達の事も覚えてる?様子。  まぁ、覚えているフリっていう可能性は高いけど、もうそんなことはいいのです。



そしてその日は前から決めていた鍼治療へ。


アルツハイマーの患者さんを診ている経験豊富な先生がいるとの事で行ってきました。

目的はとにかく父を外に連れ出す事。冬になってから家に篭っているということだったので・・・。
久しぶりに帰ってきた娘の言うことはとにかく何でも聞きますにひひ

先生にはアルツハイマーである事を伝え、父には肩の治療ということで行きました。

先生曰く、脳の血流がかなり悪いとの事。
1週間に2度は来て欲しい。かなり記憶に関して改善があるはずと言われ、少しの希望を持って帰りました。


母に「何処に鍼さしたの?頭に刺したの?」と聞かれ
「いや、頭にはさしてないなぁー」って言ってたけどね。

刺したよ。頭。





なぜ今ここで鍼かというと、私が美容鍼にはまっているからです。
鍼の力、少し信じて続けてみたいと思います。