CBR250RR(20-) フルエキゾーストマフラー 開発状況 | OVER Racing Projects 開発ブログ

先日スリップオンマフラーを発売しました新型CBR250RR、フルエキの開発も進んでおります!

 

といっても、新型コロナウイルス感染拡大に伴ってJMCA認証試験が中止になり正直いつ再開されるのか、いつ商品を発売できるのか全く読めない状況でもあります。ご期待いただいている方にはすみませんがもうしばらくお待ちください。

 

とりあえず2月の試験は無事実施されることを祈りつつ作業しています。

 

 

早速できてしまっていますが、このくらいのレイアウトにしようかなと思っています。

 

従来モデルのフルエキや新型スリップオンよりも車体前方、かつ下方にサイレンサーを移動しました。

湾曲したスイングアーム形状により大径テールパイプを採用しても十分なバンク角を確保でき、かつマスの集中化を実現します。

 

 

まだ試作段階なので何とも言えませんが、Φ60.5の大径テールパイプを採用したことで見た目にはかなり迫力がありカッコいいですね。

少し太すぎるかもしれませんが、サイレンサーとエキパイとのバランスをみつつテストをし、しっかり馬力を出せるところを探っていきます。

 

 

上の画像にもあるアルミステー、プレート側は多くの場合機種専用品になります。

製品はレーザー加工機で切り出されたものになりますが、試作段階ではマシニングを利用しています。製品より高い精度で試作することで、完璧な状況を一度作ってから、量産性等を加味して十分な寸法公差に収まる範囲で製品版の仕様を確定していきます。

 

 

正直手間も開発費もかかりますがこういう小さいことの積み重ねがより良い商品を作っていくと信じています。

 

エキパイは仕様変更されたエンジンに合わせて修正をと思ったのですが、既存のエキパイがかなり良くできていて結局そのままになりそうな予感がしております…笑

 

 

開発が進んだらまた記事にしようと思うのでお楽しみにお待ちください!

 

 

 

 

(開発 カネダ)