皆さま、こんにちは!

OVERHEAT THE RAINBOW の なかちゃんです☆彡

 

 

あれは、中学生の時。

 

宮城まり子さん出演のラジオドラマ、

ミヒャエル・エンデ原作 「モモ」 を聞いた。

畳に寝転がって、物語の世界に浸った至福のひととき・・・

まり子さん演ずるモモが 「カシオペ~ア~!!」 と泣き叫ぶ声は、今でも忘れられません。

 

 

その まり子さんとお会いすることになるなんて、

この時のなかちゃんは夢にも思っていませんでした。

 

 

 

 

 

角笛作品への出演依頼の際、

 

「まり子さん、手伝ってください」

 

当時、お金はないけれど、

まり子さん好物のメロンをもって、

真心込めてお願いしたという、白石晴二会長。

角笛の美しい伝説。

 

 

 

角笛作品に欠かせない、まり子さんの声。

 

「小さな青い機関車」

「ぞうのはなはなぜ長い」

「かいじゅうドラドラとおばけりんご」

「すてきな3人ぐみ」

「ピーターとおおかみ」・・・・・・

 

 

ひとりで何役も声色を使い分け、

表情ゆたかで愛情たっぷりのまり子節に

魅了されぬ人は、いないんじゃないかしら。

 

 

 

毎年6月は、まり子さんが学園長を務められていた 「ねむの木学園」 に招かれて、

静岡県掛川市で公演。

 

素晴らしい緑の中の学園は、

「すてきな3人ぐみ」 の “お城” を思わせます。

 

「すてきな3人ぐみ」

 

 

 

学園内の壁の絵や色とりどりのタイル、四季折々の草花は、

まり子さんと子どもたち、職員の方々の手によるものだそうです。

 

 

 

恒例の開演前のごあいさつ!

まり子さんの第一声に子どもたちが応えます。

 

「おーい!」

 

「おーい!」

 

「こんちは~!」

 

「こんちは~!」

 

まり子パワーでみんなの心がひとつになります。

 

 

 

お昼のごちそうは、メロンとうなぎ。

 

 

ある年の公演、

 「ごんぎつね」 を一日に3回、お昼抜きで上演したことがありました。

 

終演後、うなぎ屋さんへと招かれた劇団員。

並んだお重の ひとつひとつに、お手紙が添えられてありました。

 

 

“心からのありがとう・・・ねむの木のごんより”

 

 

まり子さんの筆で書かれてありました。

 

いつも心尽くしの おもてなし をしてくださいました。

 

 

 

 

 

うれしかったのは、

舞台上でスクリーンを片付けていると、

 

 

「さとこさ~ん、がんばってね」 

 

「は~い!」

 

客席から声を掛けてくださった まり子さんに、

元気に手をふって応えた、あの時。

 

 

 

つらかったのは、

アナウンスを任された際、緊張のあまり、

まり子さんのご紹介で お名前を言い淀んでしまい、

 

「もっと勉強しなくっちゃ!」

 

まり子さんの叱責に、スクリーンの裏側で泣きながら人形を遣った、あの時。

 

 

 

 

「日々学べ」 とは、白石会長もよく仰っていましたが、

 

まり子さんのお言葉、想いを無駄にしないよう、

失敗を繰り返さぬよう、

 

ここから立ち上がるには、学ぶしかない。

 

 

その後、外の世界へと学びを求めていくこととなるのです。

 

 

 

つづく・・・

 

 

byなかちゃん

 

 

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