淡く深い原風景の森 | 原音 失われた古の技を求めて

淡く深い原風景の森

古の70年代、メロディとリズムで会話するように様々な感情を表現した人々がいたといいます

この時代のアメリカのミュージシャンは、ルーツを求め、英国トラッドの叙情的なコードなども
盛んに取り入れて、自らの原風景の音を創り上げようとしていました。

デイビッドクロスビーとグレアムナッシュというすでにキャリアも実力も持ったミュージシャンが、
協力し合いこのようなハートフルな音楽を表現できたのが70年代という時代だったのでしょうか。

変則チューニングの美しい響きにそれぞれの情感豊かな歌声が近づき寄り添い、また離れていく
様子は、深い靄の向こうの淡い緑の森へ分け入って行くような幻想的な風景を想い起こさせます。
アコースティックギターと歌声だけでプレイされていることすら忘れてしまいそうなアンサンブル
の豊かさに、現代も世界のどこかにこんな「失われた技」が残っていればと夢想するのです。

クロスビーの曲の中でもこの『Guinnevere』は屈指の美しさです。そしてこの二人にスティブン
スティルスと二ールヤングが加わるのですから、まさにスーパーグループと呼ぶ他ないでしょう。

Play it loud!