そろそろ8月が終わってしまうので、かねてから計画していた「夏休みの工作」を決行。
その過程をメモしておく。
今回のテーマは、「スマートフォン(グーグルのアンドロイド)から外部の機器を制御する」というもの。
イメージ的には、スマホをエアコンのリモコンのようにしてみるような感じ。
「エアコン」に当たるものには、以下のようなものを作ってみた。
スマホ「リモコン」でコントロールするもの(制御回路)

普通のリモコンだと、リモコンとエアコンの間は赤外線で通信が行われるが、
スマホの場合は、Bluetoothという無線通信の手段が標準で備わっているので、これを使ってみる。
写真の右側にある、黒い突起のようなものがスマホからの無線電波を受けるアンテナのようなもの。
「Bluetoothドングル」とも言われる。
ついでに、「制御回路」を少し解説。
真ん中あたりにある、黒いゲジゲジのようなものは、「マイコン」と呼ばれるICの一種。
今回は、スマホからの操作により、LEDライト(黄色の線の陰に隠れている赤いもの)を点灯及び消灯させる。
「マイコン」君にはそのための処理をしてもらう。
専門的になるが、「マイコン」君に処理をしてもらうためには、こういうプログラムを書いて
「こうしなさい」と教えてあげる必要がある。

ぶちゃけこういうプログラムを書くとイメージファイルができるので、「書込み器」を使って「マイコン」君に転送する。
下は「書込み器」で製品名はPickit3。 赤のクリスタルと意外におしゃれ(笑)

久しぶりに「書込み器」を使うので、うまく動くか心配。
テスト用の回路を使って、書込みテストをしたところ、
・・・電源ピンを5Vラインに刺し間違えて壊してしまったらしい (T_T)ヤッチャッター
なんとか復旧できないか、グーグル先生にたずねてみる。
世の中には同じようにそそっかしい人がいて(笑)、ヤッチャッタ人がいるらしい。
「問題1.Pickit3のファームウェアの補修方法」で解決できそう。
ついでにいろいろ調べていたら、別の問題もあることが判明。
「問題2.Pickit3の低電圧動作に関する問題」
電圧が低い場合に動作が不安定になるようだ。ついでなのでこの問題も解消してみる。
問題2.には、こういうものが必要なので用意してみた。

該当の3箇所をこれで置き換える。
なんと米粒よりも小さい抵抗部品。「チップ抵抗」と呼ばれる。
抵抗値がゼロオーム表記なので銅線と変わらんのだが。
厳密には「セロオーム」といっても、実際は非常に小さい値の抵抗値を持つ。
ふっと一息でどこかへ飛んでいってしまいそうなシロモノ。実際、何度か飛ばしちゃった(笑)
秋葉原で10個セットで50円で売っている。1個5円とふつうの抵抗を同じ値段。
で、いよいよ「置き換え」開始。外科手術?

置き換えが終わったら、問題1.のため、「書込み器」用の配線を行う。
「書込み器」で正しいファイルイメージを転送して上書きしてあげるのだ。

なんとか無事に直った模様。
と、今日はここで力尽きた・・・
続きはまた明日。