こんばんは。

 

心理セラピストの杉原京子です。

 

仕事が大変忙しく、続きの記事を書くのに時間が空いてしまいました。

忙しくしていたので、あっという間に12月も半ばに。

 

「暦の上ではDecember♪」(古い)

 

時が経つのはホントに早いものですね。

 

紅葉を見る間もなく働いて11月は過ごしておりましたので、少し残念です。

師走の京都は、終い弘法、終い天神等色々な行事があるので調べて行ってみたいものです。

無病息災を願って大根炊きを食べに行くのもいいかなって思ってます。

 

今日は、シリーズで書いていた記事の続きです。

 

人はいつだって何度でもやり直せる①

人はいつだって何度でもやり直せる②

 

前回書いていた「自己否定」の裏に隠れている気持ちとは…

 

・お父さん、お母さんの言う事を聞かないと、家においてもらえない

・お父さん、お母さんの言う通りにしないと無視される、存在を認めてもらえない

・お父さん、お母さんを少しでも喜ばせたい

 

幼少期の両親との関係性が大きく影響してるんですね。

両親が不仲だったり、両親自身がまたその両親(祖父母)との関係性に問題があって、いつも揉めていたりすると、

やはり、家の中にはただならぬ空気感が漂いますよね。

家の中には、いつも不機嫌そうにイライラしていたり、いつも悲しくて不幸そうな顔をしていたり、

抱えている問題に絶望してただただ、不安と恐怖を抱き続けてる両親を、なんとか少しでも笑顔になったり、喜んでもらう為、

もしくは、どんな状況下でも一番安心安全な場所を確保する為に、「自我」を捨てたり、隠したりします。

 

・本当は、私はそれやりたくない。これがやりたいの。

・本当は、淋しいから、傍に居て欲しいの。

・本当は、それ嫌いなで、これが好きなの。

・本当は、それ嬉しくないの。ただただ我慢しているだけなの。

 

こうやって、「本当は…」の部分を隠して相手が要求していることだけをただただ我慢して応えていく。

そうして、自分の本音を隠しているうちは、まだいいのですが、それがエスカレートしていくと、

 

またこんなこと思ってしまった。

 

と自分を責め始め、

 

そのうち、

「こんなこと思ってたらダメーー!!」

 

だって人から嫌われてしまう。

愛されなくなってしまう。

居場所がなくなってしまう。

 

っていう風に変化していきます。

 

冷静に読んでたら、なんでそんな風に思ってしまうの?って疑問視できるかと思うのですが、

人は追い込まれていたり、ずっとそれが当たり前(常識)だと思っていたりするのです(心理用語で「認知の歪み」と言います)

 

そしてその認知の歪みが習慣化する。

 

習慣化していくと、

・感覚が麻痺しだしたり、

・自分の感覚、本音が何か分からなくなってしまいます。

 

だって、

ず~っと自分の本音を隠して抑え込んでいるのですから。

 

リトリーブサイコセラピーでは、この本来の自分という存在や自分という感覚を取り戻していくのですが、

もちらん、これまで書いてきた「本当は…」という本音の部分だけでなく、

認知が歪んでいた部分を認めた上で、過去に持っていた自分の一部として、こんな風に思っていた自分もいたんだよって認めて、

受け止めること大切だと私は思います。

 

 

歪んでいた認知で「自分(私)」は傷ついていた。うずくまる程の痛みを本当は持っていた。

そして、セラピーでその傷や痛みは薄まっていく。

 

 

 

しかし、傷や痛みは消える事は無いと私は思っています。

 

ただ、消えないけど、薄くなっていく。

 

段々薄くなっていくのだから傷もわかりにくくなっていく。

 

そしてその傷は、いつか自分はこの問題を乗り越えたんだという証になっていくのではないかと私は思います。

それが、自己肯定感を持って生きるということなのではないかとも私は思います。

 

また、セラピーでは、傷や痛みを抱えた地点に戻って何が問題になっていたのか、何が必要な体験だったのかを見ていき、

必要な体験をしてもらいます。

 

本当はその年齢で体験する事をセラピーを通して経験する。

そして抱えていた傷や痛みを薄めていく。

これを必要に応じて何度も繰り返す。

自分の人生の生き直すことを何度もするってこういう事なのではないかと私は思います。

 

自分の傷を消すことが出来ないって厳しいようだけれども、それも自分の一部であるし、

その傷を持ってても生きる事ができる強さを人は本来持っていると私は思います。

 

生きる強さを取り戻してみませんか?

リトリーブサイコセラピーでは、本来の自分を生きる強さを取り戻すお手伝いをさせていただきます。