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outside666さんのブログ(日本の一般人で唯一本音を語ります)

どうも!OUTSIDE666ことろんりいです。

日々の出来事を語ります。

それらをまとめてホームページ作成しています。

いずれは雑誌を作るのが夢です。応援よろしくお願いします。

「surrender」



壁一面に咲いた名もない花



スロウモーションで開花と光合成を繰り返し

柔らかな香りと水色の蒸気を湿らせる



ややもあって不安定にもなる



四方を囲む鉄の柵は非情な冷たさで

簡単に所在するこの身を縛り付ける



しばらくの間私は首に巻いたマフラーを噛んでいた



沈黙する風景を焦がす炎の行列は消えて

浮遊する残骸を盲目の祈祷師が祓う



花弁が一枚ひらひらと地面に落ちた

思わず目を背けたくなるような紅色



私は両膝を地面に預けてひれ伏した

生気も無く全身の力は抜けていた



定めに従いながらも昏迷は極め

もはや誰も助けようとはしない



ややもあって辺りに闇夜が忍び寄る



その時私の背中に

一枚の紅い花弁が

スロウモーションで舞い落ちた




てな感じでおよそ2時間で作成した。


新年一発目のポエムでした。

「沈みゆく船といくつかの音」


刻一刻と時間は過ぎていく

「時は金なり」と古の賢者は語るが

相容れない私は未だに

肌を部屋の生ぬるい空気に晒してひっそり寝ている


若い頃隆盛を誇ってきた

煮えたぎるようなアドレナリンも

幾年の時を経て放物線のような緩いカーブを描き

ゆっくりと垂れている


私を支えるこの古いベッドも柔く軋み

スプリングも弾力を失っている


秒針が変拍子な音を刻み

絶対的な不穏の中で私は。。。


このままシーツにくるまれて

ベッドに吸い込まれるのか?

不毛な砂漠を航海する

沈みゆく船か?


あんなに強い風も裁いていた白い帆も

傷みや穴が目立ち


時々バタつかせるだけて

時代遅れの反応で凪いでいた


そうしている間気が付いたら


マナーモードの携帯電話は震えていて

微かにドアをノックする音が聞こえる


先ず指先を以て反応を示すべきか?

音がする方角に体をひねるべきか?



光明の域を射すには

結論は向こう側で遠く

しばらく私は自問自答を繰り返す





。。。中村一義のERAを聴きながら書いていたら泣けてきた。

いつかは誰でも感動するようなポエムを書いてみたいな。