10月末にYoutube見てたら、Xanddy Samba de Rodaという動画があり、どうやらSamba de Rodaがテーマのライブで、マジで!!!!!と狂喜乱舞でした。
うおおおおーーー。
涙出ますな―。

 Axe、Pagode BaianoのグループHarmonia do Sambaの、元VoのXanddyが、バイーアの伝統音楽であり、2008年にユネスコの無形文化財に登録されたSamba de Roda的なエッセンスを、Harmonia時代から醸し出していたけれど、ついにそのSamba de Rodaがテーマの、Roda de Sambaにトリビュートした伝統音楽色の濃いコンセプトのライブを発表なんて、超胸熱ーー。知った時、テンション上がりまくりました。
 バイーア音楽マニアなら、Samba de Rodaの事を分かると思いますが、一般にSamba de Roda的な音楽で、日本のブラジル音楽ファンに一番馴染みがあるのは、カエターノの、Mrineiro Soじゃないかな?(あれが、Samba de Rodaか否かは、置いておくとして)。リオのサンバよりも、素朴でプリミティブなんですが、繰り返し聞いても飽きない、そういう美しさが有ります。アフロ色が濃いので、私は大好き。でも、アフロ要素以外に、インディオの要素なども混じってると、確か夏木さんの文章で知りました。

以上&以下は、某所に書いたのを時系列順に。

as Ganhadeiras de Itapuãの踊りと歌から、ライブが始まる。
Xanddy Samba de Roda - Show Completo (Ao Vivo)



Samba de Rodaの人達の踊りと歌でライブが始まるのが、良い。

中盤に、Roberto Mendesメドレー、有るし。
3曲目の、GilのAndar Com Féで、Xande de Pilaresが出て来て、最近アフロ色さらに強めたヴォーカル聞かせるし♪。素晴らしー。
このライブ、好みとしか(まだ全部見てない)。
素晴らしい、としか👍。
Xanddyが、本気丸出しーーー🔥。

ブラジル音楽の良い所は、こういうところだなーー。
アフロ系の音楽を、ポップフィールドの歌手が作ってくれるなんて(その音楽の担い手の一人だったとは言え)、なんという幸せ。

最近、インスタでやたら、Samba de Rodaの動画がオススメされるなぁーーと思ったら、そういう事になってたんですね👏👏👏。
↑ Samba de Rodaの手拍子。

Samba em Harmonia Ao Vivoは、世界遺産、人類の遺産と思うんで、人類へのプレゼントかと思う。
(↑我ながら、表現が、やたら大きいけど、個人的にそういう気持ち)

Roberto Mendesメドレーは、Roberto Mendes本人参加で、他に、やはりバイーア出身のアフロなサンバと言えば…の、Mariene de Castroも参加してる。他に、Tiee, Péricles、as Ganhadeiras de Itapuãなど。バンド時代のSamba集では確かゲスト居なかったけど、SPやリオからもゲストが参加。
 このライブでの、Roberto Mendesの歌声は、それこそジョアン・ジルベルトとかみたいな、軽く力を抜いた歌声なんだけど、ノリノリで、何とも言えない魅力がある。バイーアの魔力でしょうか…。Roberto Mendes、最近、デビューアルバム等初期作品を聞いたら、ディスコ調っぽいファンキーな歌歌ってて(バイーア風味ですが)、それを通っての、この軽みなのでしょうか。素晴らし。HarmoniaのAxe曲とかでも、リズムは意外とBPM速くないのに、えらいリズム、揺れが強力だったりして、あれも、バイーアのバンドや音楽の面白い所でした。ああいう力まない所が、バイーアの音楽の不思議な心地よさかも…。Sauloとかも、ファンキーなソウルフルさありつつ、ソフト系のボーカルだし。カエターノのソフトヴォーカルは、バイーアの特性というより、カルトーラとか、昔のバラード系ヴォーカリストの系譜かと思ったけど、やはりバイーア的な文化に影響されてるのかしらん?。

Entoro no Roda、foi a boneca~♪という歌、Roberto Mendesを聞き返してて、2000年作の1曲目に出てきたけど、このライブでも出て来る。

XanndyのSamba de Rodaのプロジェクトは、24年の8月末位から発表されてた。このプロジェクトのインスタアカウント、xanddysambaderodaのも、その頃に発足。
Sou filho de Salvador, com raiz em Santo Amaro🎵
O Samba de Roda é minha essência, é onde tudo começou…

私は、あのアルバムに胸打たれて、衝撃受けたんだけど、ブラジルでは、あのアルバム、評価高かったんですかね…?。リリースから2年遅れて聞いたので。

Cada Macaco No Seu Galhoも歌ってた(Pagoddao風の編曲)。スルド(かな?)とSax奏者は、アルモニアのメンバーっぽく見える。スルドは体形が少し違う気も。
次の曲で、Marieneが出てデュエット。この辺りは、ピアノとかも入って、華やかなアレンジ。

59分位からは、RioのPagodeのTieeがゲスト。アフロ色の濃い曲を歌う。
次の曲は、Periclesも入って、3人で歌う。
ブラジルのアフロ文化への焦点の高まりは、20年のBLM運動の影響も、大きいですよねー。

次の曲からは、Periclesとのデュエット。Periclesは、近年、ブラジルの歌手中の歌手と、トップに君臨。
後半は、Saxも入って、POPS的な、華やかな演奏に。120分かと思ったら、1時間20分。
Samba de Roda系で日本で一番有名な曲は、カエターノが歌った、Marinheiro Soかも…?。あれがSamba de Rodaか不明だけど。

13分からは、Tchaoっぽい、Pagode Baiano風のアレンジ。からの、最後は、Ivoni LaraのAlguém Me Avisou。なぜか、この曲は、バイーアの人によく歌われる。
そういえば、Bahiaでの、BethのバイーアTributo Ao vivoも有ったなぁー。
1曲目から、そのSamba de Rodaの方の歌と踊りで、涙出るーー。

素晴らし…✨。
XanddyとXandeによる、ジルのAndar con feのカバー、至福でござる。

2曲目のPaixão Antigaは、Banda Evaとかが歌った、
sou feliz e canto…って曲のメロディと歌い出しが似てる。あ、Beleza Raraだった。バイーア的なメロディなのかしら?。

最後から2曲目などの、Xanddyとコーラスのコール&レスポンスも、すごくバイーアっぽくて良い。Roverto Mendes出演時とか、曲によっては、他のメンバーもコーラス歌ってて、楽しそう。最後の曲は、バンドのバンマス?のMestre Bimbaの作曲。Samba de Rodaを踏襲したスタイルのPagodaoっぽい曲。シングル用かな?。


“O projeto está muito lindo, cheio de homenagens ao ritmo que faz parte da minha história e que me moldou musicalmente. É um ritmo cheio de ancestralidade, de cultura e de sons únicos, cada canção tem um significado muito importante pra mim e eu espero que a minha torcida curta muito. Tudo foi feito com muito carinho.”, comentou Xanddy.

O artista traz ainda, nomes de peso em participações especiais. Em uma atmosfera de puro samba, Xanddy dividiu o palco com Xande de Pilares, Roberto Mendes, Mariene de Castro, Tiee, Péricles e as Ganhadeiras de Itapuã.


このライブの記事。
https://radioestacaobahia.com.br/post/25808/xanddy-harmonia-lanca-samba-de-roda-e-celebra-suas-origens

https://www.bahianoticias.com.br/holofote/noticia/75559-xanddy-promete-retorno-as-raizes-com-novo-projeto-de-samba-de-roda-em-salvador?utm_source=twitter&utm_medium=tarde

演奏者クレジット
Intérprete: Xanddy Harmonia
Contrabaixo: Mestre Bimba
Cavaquinho: Deco do Cavaco
Guitarra: Valnei Duarte
Percussão: Eduane Rudhá, Luciano Castilho, Martins Santis, Bolota
Teclados: Samuca Cabral
Bateria: Paulinho PP Passos
Viola: João Mendes, Thiago Representa
Flauta e Sax: Alyson Ribeiro
Vocal: Danilo Moreno e Rafa
Dir. Musical: Mestre Bimba

 Harmonia em Sambaの演奏メンバーと、Saxとかスルドとか同じ人やん、と思ったら、だいたい元Harmoniaのメンバーが招集されてました(笑)。全体のディレクションは、Harmoniaのベースの人です。ベース、カバコ、ギター、スルド、SaxはHarmoniaのメンバー。今年のソロライブも元メンバーが何人も演奏してたり。ファンの中には、Xanddyとソロ名義だけど、今も、ほぼHarmoniaそのままだよ!、と書いてる人がいました。


Xanddy Samba de Rodaのインスタアカウント。
https://www.instagram.com/xanddysambaderoda/

 最近見つけた、四国大学短期大学部の准教授の林夏木さん(バイーア系ダンスの活動で知られています)の論文に、主に舞踊の側面から説明した、詳しいSamba de Rodaの論文があります。こちらにSamba de Rodaが、バイーア州ヘコンカヴォ地域(カエターノの出身地Santo Amaroを含む、サルバドールよりも東寄りの地区。サルバドールは含まれてない地理区分なんですね)の物だと知りました。
https://www.ritsumei.ac.jp/ss/sansharonshu/assets/file/59-1_3-18.pdf

Xanddyのこのプロジェクトで引用されてる言葉と近い内容の歌詞の、DVD Ao Vivo Em Brasíliaに収録された、Samba de Roda的な楽曲、「Ai Ai Ai (Samba de Roda)」に関しては、↓こちらのブログに。

Ai Ai Ai (Samba de Roda)

俺は、サント・アマーロにルーツを持つ、
サルバドールの子孫。
Caichoeiraの血が流れてる      Caichoeira=地名。サント・アマロの隣の町。
隣りのそこから、スグなのさ      
サンバが、俺の魂に宿ってる
俺は、歌い手として生まれた

https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12805192516.html?frm=theme

Viola Pra DentroもSamba de Roda的なスタイルの曲。こういった曲を聞いた時に、Harmonia do Sambaは、バイーアの伝統音楽を踏襲した音なんだなーと改めて思ったんでした。彼らに限らず、バイーアのAXEやPagodaoは、めちゃバイーアの伝統に根差した音楽なので、分析するまでもなく、伝統色の濃いジャンル。リオの音楽のファンだけど、バイーアの音楽家と、彼らの音楽スタイルは、ずっとリスペクトしてます。
https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12808276359.html?frm=theme

Harmonia do Sambaのライブ、Harmonia em Sambaは、こちらに全曲解説を書いてます。人類の遺産級の名作と思うーー。
https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12808874511.html?frm=theme


 そのHarmonia em Sambaライブの中のメドレー。E o Tchan&Gera Samba(E o Tchanの前身バンド)の曲を、伝統的サンバ編成で演奏したら、バイーアの伝統音楽Samba de Roda風になる(というか、Pagodaoの曲を、伝統的編成で再構築してみせたのだろうなぁ…)、という結果に、目から鱗でした…。また、ああいう、軽いPagodaoの音楽要素に、伝統音楽のSamba de Rodaが含まれていて、そういった音楽に根差した音楽だった事も、あのアルバムで気づかされた。
Samba em Harmonia - Cirandinha / Gera Samba / Mexe Mexe Mainha (Clipe Oficial)



今年1月に発表されたXanddyのライブ。
Mais elas não se acabaram e nunca vão acabar
Na verdade, a banda não acabou, o Xanddy trocou o nome e levou a maioria da banda com ele, mesmo assim, pra mim continua sendo Harmonia do Samba até pq a maioria das músicas do repertório são dá época do Harmonia
とコメントがついてて、Harmoniaのバンドメンバーが大体参加してて、実質、Harmoniaが続いてるのだと、言われてて、同感。解散は21年で、パンデミックとかあったからねえ(とか偉そうに書いてますが、以前書いたように、解散後にファンになったんです…(笑))。
o no Groovadinho de Verão [Show Completo]
Xanddy ao viv



 最後になりますが、水をさすようで気がひけますが、少し前に、Claudia Leiteがevangélico(福音主義のキリスト教徒。通常のプロテスタントよりも、保守的な宗教観が一般に強い)であり、カンドンブレの事が歌詞に出て来る曲で、カンドンブレという歌詞をわざと発音しなかった件を知ったんですが、カンドンブレ、テヘイロとも密接な関係にある、このXanddyのSamba de RodaライブのYoutube動画のコメント見てたら、Xanddyはevangélico云々、との書き込みがあるのを発見。
 実は、Xanddyの娘は、ゴスペルシンガーなのは知ってたんでした。ググったら、Xanddyも妻のカルラもevangélicoだそうで…。知らなんだーー。で、調べたら、Calaudia Leiteと同じように、Xanddyも2019年にリオのライブで、Sauloが作ったカンRaiz de Todo Bemという曲で、「カンドンブレの歌から…」という歌詞を、わざと避けて言わなかった、と女優に糾弾されて、謝罪した事があったそうで…(笑)。いやはや💧。evangélicoにも色々あるとは思うけど。最近、evangélicoがブラジルで増えてるとは知ってましたが…💧。Samba de Rodaは、テヘイロ、カンドンブレと密接な関係のある音楽で、特に、バイーアのアフロ系の音楽の演奏家が、カンドンブレに対する敬意を失っている姿勢は、やはり糾弾されても仕方ない姿勢です。

こちらの記事に経緯が。
https://revistaquem.globo.com/QUEM-News/noticia/2019/08/xanddy-se-pronuncia-apos-acusacao-de-intolerancia-religiosa.html

 ゴスペルシンガーって、結構evangélicoも多いんですよね。つーか、ブラジルではゴスペルシンガーというと、evangélicoが多いのは、なぜなんだ…?。そういや、このリリースの後のシングルで、Xanddyがゴスペルシンガーと組んで、ゴスペル曲歌ってました。彼の娘がライブに参加した時に一緒に歌ったのは見た事があったけど、デュオとは言え、ゴスペル曲リリースとはー。
 しかし、このXanddyとHarmoniaの面々による、バイーアのSamba de Roda集ライブは、めちゃ恰好いいライブですよ。参加した歌手のパフォーマンスも素晴らしい。ま、Samba de Rodaなら、私は、喜んでしまう姿勢です(^^)。
 あと、去年の3月辺りに、Xanddyは、Banda Evaの企業体、Groupo Evaに加入したそうで、その影響もあるかも…。Banda Eva系って、歴代のVoとか出身者を見ても、Axeの中でも、ちょっと賢そうなイメージが有ったり。Sauloもそうだし、Iveteもそうだし。そういった所で、無形文化財のSamba de Rodaというテーマを選らんだ事への影響も、なくはないかな?。出身者であるダニエラもよく考えてみれば、ジルの後輩のバイーア連邦大学の舞踊科卒だし、実はBanda Evaと関わりの深かった(最近知った)、Aza de AguiaのVoもバイーア連邦大学出身。一時VoだったRicardo Chavisも、鉢巻き姿のイケイケなイメージ強かったら、大卒でその前はロックバンドやってたそうで。実は、Banda Evaは、そういった学生のグループから生まれたブロコだったと、最近知って納得でした。

こちらに記事が。
https://aloalobahia.com/notas/em-nova-fase-grupo-eva-passa-a-gerir-a-carreira-de-xanddy-harmonia


 少し前に知った、サンパウロベースで活動してるSamba de Rodaの歌手、Ducineia Cardosoさん。クレメンチーナ・ジ・ジェズスの再来かと思うような、どす黒いアフリカ色濃い歌声を聞かせてて、本当に恰好良い。ファンになってしまった。Samba de Rodaの中でも、テヘイロ、カンドンブレ色の濃い歌が多い。
https://www.instagram.com/p/DRMxPrIEd61/?hl=ja

https://www.instagram.com/p/DQzgbj_kU2Z/?hl=ja

彼女のライブ動画。めちゃ恰好良い。
Show Samba de Roda Nega Duda com Lia de Itamaracá



 大物歌手のSamba de Rodaと言えば、Zeca Pagodinhoとマリア・ベターニアのデュオライブアルバムが、2019年に出て、驚いたんですが、アフロ色の濃いサンバが多い、あのアルバムで、2人が下記のSamba de Roda形式の曲を歌ってた。あのアルバムも良かった。ZecaはRoque Fereira、Nerson Rufino(Zecaの大ヒットVerdadeも彼の曲)等、バイーアの作曲家も割とレパートリーに多くて。しかし、何で、MPBのベターニアと共演を?と思ったら、今回曲名を見返してたら、Zecaのパゴージの、Quintal do Pagodinhoにベターニアが参加してました。

De Santo Amaro a Xerem
https://open.spotify.com/intl-ja/artist/3qZ2n5keOAat1SoF6bHwmb/discography/album

 最初に聞いた、リオの歌手のバイーアのサンバトリビュートアルバムは、ベッチ・カルバーリョのライブ、2008年のBeth Carvalho Canta o Samba da Bahia。このDVD持ってます。MarieneとRoberto Mendes、Riacao!!ら、バイーア出身の音楽家達が、沢山参加。バイーアのSamba de Rodaについて、あれこれ書いてますが、バイーアの音楽は、専門的には詳しくないんでした(スミマセン…)。リオのバイーアっぽい音楽が好きと言うのはあるのと、日常では、なぜかリオよりも、バイーアの曲を聞く割合も割と高いんだけど。バイーアの音楽は、すごくリラックスできて、なごめるんですよねー。Drival CaymmiとCaymmi一家の音楽は、疲れた時に、すごい効くし、イレ・アイエとか、それこそ、Harmonia do Sambaの曲も、リズムが何とも言えず、癒されるので、以前、癒される曲として、Harmoniaの曲を、友達にお薦めしてました。
Beth Carvalho Canta o Samba da Bahia


※HTML式でブログ書いたら、リンクになってなかったんで、コピペでリンク先に飛んで下さい。後日、修正します。

 今年の春に、Zecaの顔が大きくプリントされた、HiphopのラッパーTシャツみたいなTシャツを、ブラジルの女性サンバ歌手が着てるのを見て、そのTシャツ恰好良かったんで、検索してたら、Meu Compadreというサンバ音楽家がプリントされてた服を売ってる、アパレルブランドを発見。ここのブランドの製品でした。が、ーーZeca以外では、なぜか妙にJorge AragaoのTシャツとか服が多量にあって商品が多くて、???と思ったんでした。

 

普通売ってるサンバTシャツは、ダサいデザインのも多いけど、ここのはお洒落なデザインが多くないですか?。ZecaのTシャツ、めちゃ欲しいー。カルトーラなどのルーツ系サンバのTシャツも有ります。

Meu Compadre

https://www.meucompadre.com.br/meucompadre

 

 

 ずっと何でだろう…?と気になってたら、最近、若手のソウル系歌手とか、ラッパーとかのインスタの投稿に、Pericles、Alcioneと共に、Jorge Aragaoがよく登場してるのを知って。多分、黒人意識や黒人の権利獲得の主張と関係あるとは思ったけど、何で、Jorge Aragaoがこんなにラッパーの投稿に出て来るんだ?、と気になったんでした。

 で、Jorge Aragaoの曲をググってたら、Emicidaと共演した曲が少し前にでてる…と思ったら、23年から、ラッパーとかが参加した、Projeto Identidadeというプロジェクトシリーズを発表してて、なるほど!と、疑問が解けたんでした。全部で7曲の連作。このプロジェクト、多分当時すごく話題になったんだろうけど、当時、ブラジルの情報から離れてたんで、知らなかった。彼の過去作をラッパーのラップと組み合わせたスタイル。とは言え、ラップを一部取り入れただけ、という従来のベテランサンビスタのラップの取り入れ方よりも、もっとHIPHOPに引き寄せた音作りで、恰好良い。中には、レゲエのリズムの曲も有ります。

 

 で、その中の、Respeitaという彼のレパートリーの歌詞を読んでみたら、不当な立場に置かれる黒人の境遇について糾弾する、強いメッセージが込められてて、その修辞法にもびっくりしたんでした…。

 

誰が私が生意気な小僧じゃないと言ったんだ? 

Roda de Sambaの達人という、名声を私は手に入れた。 

音楽において成しえた事を知ると、私は幸せを感じる。 

お願いだ。 

私達がたどり着ける場所に到達できた人達を、尊重してくれ。

 

Quem foi que falou que eu não sou um moleque atrevido?
Ganhei minha fama de bamba nos sambas de roda
Fico feliz em saber o que fiz pela música, faça o favor
Respeite quem pode chegar onde a gente chegou

 

 

 Jorge Aragaoと言えば、Pagodeの象徴、トップグループのFundo de Quintalのオリジナルメンバーで、今も、数々のヒット曲で、ブラジルで尊敬されるサンビスタ。サンビスタの中のサンビスタだけど、そういう、恵まれたセレブでさえ、黒人で有る点において、そうでない人と比べて、評価されず、不遇を感じる、という事が、裏に隠された歌詞ですよね…。すごい軽快なダンスビートと、明るいメロディなんだけど。

 

 初期の有名な曲で「縮れた髪の日常」というタイトルの曲もあるんで、昔から、そういうメッセージがこもってるみたいですが(というか、長年、Aragaoは黒人の権利獲得をテーマとした曲作りを続けてきたらしい)、まるで知らんかったんで、申し訳ない…。本当に、Jorge Aragao、全く関心薄かったんですが、にも関わらず、知ってる曲だらけなのに(Zecaのレパートリーの作曲で多く、またPagodeのレパートリーでよく歌われるので)、だいぶ今さらに気づきました。そういえば、彼が作った、パゴージの定番的なVou Festejarも、タイトルの明るさに関して、裏切りに対する糾弾のメッセージの歌詞で、明るい曲に、重いテーマを載せるのは、Aragaoの特徴なんですね。

 

Jorge Aragão, Djonga - Respeita (Lyric Video)

 

 Xamaと共演の、この曲では、ラッパーな恰好で(ラッパーにしか見えない…)、手の振りも、ラッパー的な仕草にして歌ってて、ナイスすぎて、ちょっとかわいくて、一気にJorge Aragaoへの関心が爆上がり…(笑)。遅れすぎでした…。

私の大好きな、低音ボーカルの歌手だけど、なんでか全然関心なかった…。笑顔が優しくて、笑顔がカワイイのも、すごくチャーミングですね!。

 

 恰好はラッパーだけど、レゲエ風のリズムと曲。

Jorge Aragão, Xamã - Sempre Eu e Você (prod. Dalto Max)

 

 

Rapping Hoodとの共演。

Mafuá

 

こちらは、Xande de Pilaresとの共演。

Papo Preto

 

 

Jorge Aragão, L7nnon - Cotidiano Pixaim (Lyric Video)

 

Xamaとの共演。

Tape Deck Digital (Uns Manos)

 

BKとの楽曲。

Inter'preta Cor

 

 

Projeto Identidadeの7曲の連作のリンクには、Emicidaとの曲は含まれてなかったけど、タイトルも似てるので、連作の1つでは?。

Jorge Aragão, Emicida - Identidade Preta

 

 

このプロジェクトに関する記事。

  

 Zecaは、ああいう適当キャラだけど、それに反して社会意識の高い人(選挙の時は、投票呼び掛けたりするし。Xeremで畑持ってて、Xeremの食糧供給の問題に取り組んでると、最近、Globoで報道されてた。牛とか羊とかも居たけど、動物好きな人だっけ…?。犬とかは飼ってたけど)。なのだけど、ZecaもArlindoも自身のアルバムでは、大きく踏み込めなかった黒人意識と黒人の権利獲得というテーマを、強く前面に打ち出したアルバムを(勿論、彼らも、ファベーラの現実を辛辣に歌い上げるサンバや、黒人文化の美をテーマとする曲を作っているけど、アルバム全体のテーマに、そういうコンセプトを前面に打ち出したアルバムは無かった気がするので。Arlindoは詳しくないので、有るのかしらん?)、元々、彼は黒人差別などに対して、メッセージを込めた曲を作る人だけど、それにしても、Aragaoは踏み込んだなーと思った。20年の米国のBLM運動のブラジルへの波及も大きいですが。しかも、ラッパーと、かなり対等な関係で音作りしてる。ベテランサンビスタの中では、一番、Hiphopの領域に踏み込んでるのでは?。Zecaは、だいぶ前からラッパーと共演してるけど、全曲ラップを取り入れたのアルバムは出してないので。それで、AragaoがRapper達と、頻繁に交流してるんですね。

 勿論、アルリンドもZecaも、ライブやアルバムを聞くと分かるように、アフリカ性とか、黒人文化をすごく尊重するアーティストだし(こういうアルバムを作った、Jorge Aragaoと行動を共にしてきた、彼と仲間のアーティスト達であるし)、そこがZecaの好きな所だし(Zecaの長年聞き続けてきたのは、彼の音楽のアフロ色の濃さが好きだったから、ので)、そういう作品作りをずっと続けてきた音楽家達ですが。また、Aragaoのこの作品の背景には、20年に米国から世界中へ広がった、BLMのムーブメントも、背景の1つにあるはず。

 Jorge Aragaoのこの連作のラッパーの人選や曲作りの的確さからすると、彼のスタッフがHiphopに精通してたのか、彼の子供がRapに詳しくて、アドバイスしたのかしら?、と思ったけど、もしかしたら、Aragao自身も、ある程度、普段からラップを聞いてるのかもですね。あと、リオのMalibu Studiosがリリース元で、彼らからAragaoへのラブコールか?。

 

 →Jorge AragaoのYoutubeチャンネルの再生リストを見てたら、本人のお気に入りか分からないけど、サンバホッキ(Bebeto、Originais Smaba、Club do Balanco!、Jorge Ben等)、ファレル・ウィリアムス、 Anthony Hamilton、ジャクソン5等の沢山のUSソウルの動画や、ジャズ(ウェス・モンゴメリーとかマイルスとかetc。キューバのロマンチックソングの動画も多い。あと、ジャズギターの動画多い)、あとJB’sとパーラメントに居たメイシオ・パーカーのジャズライブ、等々、ソウル、ジャズ系の音楽が沢山登録されていて、やっぱりー!。才能ある作曲家なので、やはり色々な音楽を聞いてますので。

 昔は、あまりサンバのアーティスト、その中でも特にPagode系のアーティストは、大衆的なパブリックイメージを大事にしたせいか、米国ソウルなどの音楽的嗜好に関して、あまり公言しない傾向があった気が。ま、日本に入ってくる情報は、以前は限られていたので、ブラジルのメディアでは、色んなインタビューや発言もあったでしょうけど。ま、実際にはパゴージのシーンは、USソウルのシャルミやサンバホッキのシーンとも、とても近かったのですが。

 

こんなCarmeの動画もお気に入りに。Jorge Aragaoのバラードとかの曲は、米国のブラコンのバラードと通じるものがあるなぁーとは、長年感じてました。ちょうど世代的にも同世代に近いし。Jorge Aragaoは、ルーサー・ヴァンドロスの2歳上。

Charme das Antigas 3 - R&B - Soul Black Music - DJ Tony

 

 

 

 で、某書籍に、以前、彼が、「イラクはここだ」(戦争のあるイラクのように、ブラジルのファベーラは、戦場の様な殺伐さだ、と訴える歌詞)という曲を作ったと書いてあったのに気付いたんでした。

 歌詞を読んだら、かなり辛辣でハードなメッセ―ジソングで、Jorge Aragao、優しそうな眼と顔をしてるけど、すごく知的な、戦闘的な姿勢を持った人なんだ…と今さらに知った。

 

 

 

O Iraque é aqui

 

O Iraque é aqui
Tá pegando aqui dentro
O Iraque é aqui
O povo tá com medo
E há que se entender
Crer
Eh! Carandiru (Bangu)
O Iraque é aqui
O gueto tá fervendo
Pior que isso aqui
Que a gente tá vivendo
É saber que o poder
Pode poder
Trocar de mão
Fingir que até ficou de mal
Sabe por quê?
Aqui tudo é bom, aqui tudo é bom
Aqui tudo é bom, aqui tudo é bom
Aqui tudo é bom, aqui tudo é bom
Toca bola e samba que eles baixam o som

 

 

すっかり、Hiphopのファッション姿風な。ま、サンバの人、こういう恰好するの普通ではある。しかし、Jorge Aragao、いつもお洒落だな。絶妙なバランスのデザインの、小さいレンズの眼鏡も、被ってる帽子や服も、いつもファッショナブルで素敵。76歳だそうですよー。気持ちが若い。

Macaco Sessions: Jorge Aragão (Ao Vivo) | Completo

 

 今年の春に、Chic ShowというソウルミュージックのCharmeの老舗パーティが、レーベル持っていて、そのFive Starレーベルから、パゴージ・ホマンティコのSowetoとKatingueleのデビューアルバムが出てるのを知って驚いたけど、リオ出身ながらSPで活躍した、Samba Rockの有名バンド、大好きなOs Originais do Sambaも(今も実は続いてる長寿バンド。メンバーを若手に入れ替えてる。Deomniosも確か同じ方式ですね)、90年代にこのFive Starから、2枚アルバムを出してるのに、先日気付いたんでした。確かに、Samba Rockはソウルシーンと密接な関係ですが…。以下、自分用のメモも兼ねてるので、上手くまとめられませんが、パゴージ・ホマンチコに関心有る方向けに。インスタ見てたら、今は、日本でも、Pagodeの演奏家やRoda de Sambaもすごく増えましたねー。

 

この2枚。

Brincar de Ser Feliz (1992) ChicShow/Fivestar 

A Vida é Assim (1994) ChicShow/Fivestar

 

それから、やはりPagode Romanticoのレコードをリリースしてた、Zimbabwe Recordsというレーベルが、Negritude色濃いレーベル名なのでググったら、このレーベル、Racionais MC’sの1枚目と2枚目を出してた。へー。PagodeとRacionais MC’sを同時に出してる。SPのHiphopシーンとPagodeシーンがー。 Brazilian Hip-Hop label founded by William SantiagoとDiscogsに説明付くけど、PagodeのCD、沢山出してる。

Zimbabwe Records

https://www.discogs.com/label/15566-Zimbabwe-Records

 

 

あくまでDiscog上でのデータだけど、1990年の一番古いリリースのオムニバスタイトルが、Hiphopのオムニバスレコードですよ。タイトルからして、「黒人である意識」です。HiphopのVA。Racionaisの曲収録。

Consciência Black 1990年

https://www.discogs.com/ja/release/7884492-Various-Consci%C3%AAncia-Black

 

 

 と思ったら、SPのPagode Romanticoの古参バンド、Negritude JRのファーストアルバムも、この Zimbabweから出てるじゃないですかー。独立レーベルでなくても、各レーベルは、色んなジャンルのレコードも出すとは言え。

 

 他にも、Sem CompromissoPixoteの1枚目&2枚目も、ここから…!。うわー。彼らのアフロ色も納得…。Pagodeマニアにも有名なレーベルなのでしょう…。色々と謎が、Pagodeのレーベルから解けたり…。Pixoteの1枚目は95年。他に、Reinaldoとか。Axeも出してるし、RapのDMNも。基本的に、インディペンデントレーベルが、メジャーから出せないマイナーなPagodeやラップのグループのリリース元になりがちだけど、Zimbabweというレーベル名が象徴的。

discogs.com/release/15403322-Negritude-Junior-Jeito-de-Seduzir

 

wikiありました。

https://pt.wikipedia.org/wiki/Zimbabwe_Records

 

Hiphopや黒人文化を表彰していたHutúz賞の創設者で起業家、経営者、NGO創設者として有名な、Celso Athaydeのインタビュー。彼は、Raciocinaisのマネージメントをしてて、MV Billのラッパー活動を後押しした人物だそう。CharmeのBaileもリオで運営してた。Hutúz賞に関してググってた時に、プロフは見てたけど、これは知らなかった…。先日リオの警察の一掃事件で話題になった、リオのマフィア組織CVの創設者の話は、初めて知った…汗。ぎえー。このインタビューの中に、Zimbabweレコードの創設者の話が出てくる。ブラジルのモータウンを目指していた的な話が。

 

Celso Athaydeのwiki。リオのファヴェーラ住民支援のNGOの創設者として知られ、ファヴェーラでの起業支援や、ベストセラーになったMV Billらのファヴェーラ関連の書籍の著者としても知られる。彼自身も、ファヴェーラで生まれ育ち、違法な仕事をしていた時期もあり、一時親と共に、貧困対策のシェルターで暮らしていた事もある。HIPHOP系の賞Hutúz賞は彼が創設したNGOの主催だった。

https://pt.wikipedia.org/wiki/Celso_Athayde

 

 

Exalta Sambaの1st、2ndのレーベル、Kaskata's Recordsも、Disco、Hiphopのリリースが多くて、なるほど。90年過ぎにHiphopのレコード色々出してて。 このレーベル、Sampa Crewのリリース元。 あと、1991 にLP Funk Girls Love GirlsというPopファンキのレコード(!)も。 やはり、Pagode Romanticoの代表バンドのArt Popularの1枚目もココ。

Kaskata's Records

https://www.discogs.com/label/108248-Kaskatas-Records?page=5

 

 

さっきの2つのレーベル見つけたのは、そのChic Show傘下の↓のFive Starから出た、有名Pagodeバンドを集めたコンピ収録のバンドが、他にレコードを出したレーベルだったので。 ブラジルって、なぜかレーベルの枠を越えて、1枚のコンピに収めるんだった。95年作だけど、LP出てる。 

Various – Sambarylove - O Melhor Do Pagode

https://www.discogs.com/ja/release/35456041-Various-Sambarylove-O-Melhor-Do-Pagode

 

 

このFive Starのオムニバス収録の、Forte Delírioというバンドの、Discogsに掲載のOmnibusのレーベルは、90年にブラジルのRapオムニバス出してて、他は、米国のSOULやダンス系のオムニバス。ブラジルは、ディスコと、あとホームパーティ等の需要が高い。今なら、ストリーミングで良いけど、ブラジルのパーティに音楽は欠かせない。ブラジルは何かとパーティで踊るので…。

Fat Records

https://www.discogs.com/ja/label/16602-Fat-Records

 

というか、後日気付いたけど、Five star以外に、Chic showレーベルとして、DIscogsに28枚登録されてました。Hiphop系が5組前後で、他の殆どがPagode系グループのアルバムやオムニバス。Sensacaoは、3枚Five starからリリース。あと、このChic showレーベルから、Rap+ソウル系グループのSampa Crewが1枚リリースしてた。あと、Axeとか含めたヒット曲オムニバスが1枚。

https://www.discogs.com/ja/label/246403-Chic-Show?page=1

 

 

 こちらに、Pagode Romanticoに関する良記事が。この記事は、まだ読んでなかった。専門的分析で、良質な内容。Pagodeが評価期に入った理由には、TiaguinhaらのPagodeiroによる企画アルバム(パゴージの過去のヒット曲を再録してる)が、大きな支持を得た事等があると。

『1990年代、いわゆるロマンティック・パゴダは商業的に大成功を収めましたが、批評家からは商業主義的すぎると非難されました。それから30年以上経ち、このスタイルは一種の救済期を迎えているようです。まず、専門メディアはもはやそれほど厳しく評価しなくなりました』

 

 記事の中で、Tiaguinhaが企画物で、パゴージのヒット曲集をリリースして支持を集め、Ludmilla、Groria Groove、Leo Santanaがパゴージのアルバムを発表して成功を収めた、という流れが描かれてる。チアギーニャとLeo Santanaもかー。
 あと、この記事でも少し出て来るけど、ヒットチャートはセルタネージャなどで占められてるけど、Os Prettosなどのルーツ、Pagode系サンバグループの開く、大規模なPagode da Mesaのライブが、各地で行われていて、それがツアーして回ったり、地域で定期的パーティしてたりで、観客を集めてるのも、大きい気が。Pagode da Mesaは、前から盛んだけど、近年、かなり商業的に成功してて、人気のパゴージは、集まる人数がすごい多くて(千人単位とか)。レコードが売れなくなるなら、やはりライブで稼ぐ、になるんだろうな。

 

チアギーニャアのTardinhoのシリーズは2015年から。今年、10Anosで5作目がリリース。

 Harmonia do SambaのPagode Romantico集の前に、これがあったのかー。他人のヒット曲も歌いまくる。Alexandreもレアンドロ・サプカイも、他人のヒット曲集の、似たシリーズ出してて。

 ブラジル人だと、こういうヒット曲メドレー、つい一緒に歌ってしまうんで、大好き。近年、パゴージ界の浮き沈み感じるので(大スターは一貫して人気あるとは言え、市場縮小してる所もあるので)。

 25年作では、やはりExaltaの大ヒット曲など、有名曲を沢山歌ってて、これは、つい一緒に歌いたくなるヤツです…。

 

 

 Alexandre Piresの場合は、90年代ヒット曲集というコンセプトで、SPCの曲とかPagodeを混ぜつつ、Axeも何曲もカバー。エ・オ・チャンも多い。AlexandreのO Baile do Nego Veioの、このRioからのラブコールを(Alexandreはミナス出身だけど)、バイーア(Harmonia do Sambaとか)が受け止めたっつーことですか…??。↓Alexandreのこの企画1作目=18年。21年にHarmonia do SambaのSambaライブがリリース。

 Alexandre Piresが、エ・オ・チャンなど、我らがバイーアのPagodaoを再料理、再構築するのなら、本場バイーアの俺達が、エ・オ・チャン、サンババイアーナ、Pagodaoを再構築せねば…的に、バイーア勢が奮い立たったのか…?。Alexandreはライブ盤で2作リリース。

 Thiaguinhaは、パゴージヒット企画アルバムTardinhoをリリースし(2015年~25年までに5作出てるヒットシリーズ)、18年にAlexandre Piresが同じ路線に乗っかって、パゴージ含めた90年代ヒット曲集O Baile doNego Veioを作り、その後、バイーアのHarmonia do Sambaが、同じく90年代ヒット曲集のパゴージ、Axe、Pagodao集のHarmonia em Sambaを2021年にリリース。

 同じくバイーアの元パランゴレーのLeo Santana(パランゴレー時代の彼のライブ、めちゃ凄かったですな…。鼻血出そうな強力リズムとダンスをやってて、圧倒されて、ファンになった)も、24年と25年にpaGGodinというパゴージ企画アルバムを何枚も出して(Pagodaoの曲の多いアルバムもあるけど)、今年、遂にIvete Sangaloがサンバのパゴージ集のライブアルバムを出した…という感じ。

 

こちらの記事によると、セルタネージャ系だけど、Gustavo Limaのo Buteco de Gusttavo Lima、o Churrasquinho da banda Menos É Mais(3作出てて、1作目は2019年)、も同じような名曲アンソロジーライブシリーズだそう。他に、1作のみだけど、2014年のBelo、Alexandre Pires、Raca NegraのLuis Carlosの3名のユニット、Gigantes do Sambaも。2013年のChrigorの元Arte PopularのMarcio Art、元KatingueleのSalgadinhoの"Amigos do Pagode 90"も有る。

 Alexandre Pires&Seu Jorgeというライブも有った。CDが売れなくなり、Sertanejoの人気がブラジルで影響力大になり、音楽産業が大きく変わる中で、確実に売れる形式が求められたのかも。Pagodeが人気有りつつも、ヒットチャートで存在感が薄れた時に、Zecaが、Quintal do Pagodinho(vol.3まで出た。2012、2016)のシリーズで、Pagodeのシーンを盛り上げてたのも、よく覚えてます。 

 

 いや、サンバ好きだから、ヒットチャートにサンバが減って、寂しかったけど、ブラジルを代表する音楽にサンバがなったのは、昔の独裁のバルガス政権の国策の結果であるし、ブラジル音楽は、サンバだけでなく、北東部音楽とか、セルタネージョみたいな音楽とか、他にも色々あるから、サンバがブラジル音楽の代表じゃないけどねー。

 あと、個人的には、Fundo de Quintal再認のきっかけは、Fundo…のメンバーのSerenoの息子のAndre Renatoの作曲力の高さに、超超驚いたのもあります…。

 

 

 

Leo SantanaのpaGGodinのバイーアでのライブについての、バイーア州のメディアの記事。昔、ヘヴェラサンの『Olimpo』のDVDに影響を受けたと。

 

 

 そうそう、2025年にMart'náliaも、90年代パゴージカバー集をリリースしてた。Pagode Romantico、いつになく、めちゃ注目集めてる…。マルティナリアは、MPB的音楽性もあるけど、ルーツ系サンバのバタコトにも居たし、ルーツ系サンバのアーティストですが、嬉しい。最近、色々とPagode Romantico再評価進んでる。とは言え、Pagode的ではなく、格調高い、MPB、ルーツサンバ風の演奏とアレンジ。Biscoito Finoからじゃなくて、SONY。移籍したんかな。

 Raca NegraのCheia de Maniasをカバーしてます(笑)。長く、Raca NegraをAxeバンドかと思いこんでた原因になった曲。すごいAxeっぽいリズムとメロディ。この曲は大衆的なメロディだけど、Olodumの某曲と雰囲気似てる気が。今も有りますが、Axeが大流行りした頃は、決まった振り付けというのがあって、皆でその振り付けを合わせて踊ってましたよね。懐かしー。

Pagode da Mart'nália - (Álbum Visual Completo)

 

 

 Pagode Romanticoが、なかなか評価されなかったのは80年代~90年代の、あまり洗練されていない大衆的なスタイル(ライブとか見ると、あまりお洒落じゃない、安っぽい衣装とか、AxeのPagodaoみたいな、能天気で騒々しい、お馬鹿なダンスとか、ノリがB級な下世話なイメージは強かったですなー)と、カップルがいちゃつく時向けの、率直に言うとエロい、センシュアルな歌詞とか、そういうのは大きな理由としてあります。どうしても、知的な音楽には、見られてないジャンルで(wikiにもあるように、Ney Lopesなどのルーツ系サンビスタには、当時、批判も高く、非難轟轟だったそうで…(笑))、インテリ層には見下げられてたジャンルでした…。

 

 Portela出身のCandeiaらが70年代に盛り上げたパルチード・アルトなどの流れから(パルチードアルトは、Candeiaが始めた訳でないし、そのだいぶ前から有ったけど)、Candeiaらとも交流が深かった、フンドジのメンバーを含む人達とかの、おそらくカシーキ・ジ・ハモス系の、Fundo de Quintalや(当時、リオには、フンドジやゼカ等の有名サンビスタ以外のpagodeiroやバンドも居たそうで)、Zeca Pagodinhoらが出てきて、そこからPagodeのグループが広がって、SPに飛び火して、SPを中心とした、Pagode Romanticoのシーンが盛り上がって、全国区に人気が広がり、リオにも逆輸入されたというか…。Reinaldの様に、リオからSPに移って活動する音楽家も出た。および、SPのPagode Romanticoのバンドには、CharmeやSamba Rock、Soulなどのシーンも相互作用的に関係していた。って感じかな?。Fundo de Quintalが疎いんで、情報が間違ってるかも?。でも、以前は、ブラジルではインテリが避けて通るし、日本でも普通のサンバファンは、2010年代前後まで、演奏するPagodeiro等を除くと(Negritude JRなどのPagode Romanticoに関して。Fundo de Quintalは日本でも人気高かったですが)、聞く人は少なかったジャンルで、その発生過程に関して、す ごく謎だったので、今年、偶然とは言え、色々と調べてみて、面白かったです。

 CharmeやHiphopの世界との相互関係や、SPの黒人意識運動との関わりなどから、得た事が大きかった。日本でサンバというと、どうしてもルーツ系サンバや、パゴージでも、ExaltaやReveracao辺りがメジャーなので。ルーツ系サンバと、様式や精神的に、一見すると距離が大きいので、なかなかPagode Romanticoの世界は、日本では情報が一般には流通しない気が。日本で、エスコーラとかブロコとかの活動をしてる人は、わりあいPagode Romanticoに親しんでますが。

 

 

サンパウロ大学のGEPHOM USP(口述の歴史と記憶の研究調査グループ)のYoutubeアカウントで、Pagode Romanticoに関するミニ講座が。動画の解説に参考文献が沢山載ってて、ありがたい。

GEPHOM USP= Grupo de Estudo e Pesquisa em História Oral e Memória

 

Microaula: O Pagode Romântico/90's como festação da identidade 

periférica. Karina de S. Trindade

 

 

Bibliografia sugerida: LIMA, Luiz Fernando Nascimento. O pagode dos anos 80 e 90: centralidade e ambivalência na significação musical. Revista Em Pauta. Revista do Programa de Pós-Graduação em Música da Universidade Federal do Rio Grande do Sul, v.13, n. 21, p. 89 – 106. Rio Grande do Sul, dez. 2002.

 

LOPES, Nei; SIMAS, Luis Antonio. Dicionário da história social do samba. 2 ed. Rio de Janeiro: Civilização Brasileira, 2017. 335 p.

 

LOPES, Nei. Sambeabá: o samba que não se aprende na escola. Rio de Janeiro: Casa da Palavra/ Folha Seca, 2003. 190 p.

 

__________. Partido-alto: samba de bamba. 1. ed. Rio de Janeiro: Pallas, 2005. 264 p.

 

__________. A tradição do pagode na economia globalizada. In: FAUSTINO, Carmen; FREITAS, Maitê; VAZ, Patrícia. Sambas e dissembas. São Paulo: Pólen, 2018. 96 p. 4 v. (Coleção Sambas Escritos).

 

MUSSUM: Um Filme do Cacildis. Direção de Susanna Lira. Roteiro: Michel Carvalho, Bruno Passeri. [S.I]: Modo Operante, 2019. Amazon Prime Vídeo (74 min.), streaming, son.,

 

RODRIGUES, Ícaro. Pagode 90: A construção da afetividade do homem negro periférico. In: FAUSTINO, Carmen; FREITAS, Maitê; VAZ, Patrícia. Sambas e dissembas. São Paulo: Pólen, 2018. 96 p. 4 v. (Coleção Sambas Escritos).

 

SOTERO, Thalita Gallucci. Os mesmos meninos e meninas: dos cordões ao pagode. In: FAUSTINO, Carmen; FREITAS, Maitê; VAZ, Patrícia. Sambas e dissembas. São Paulo: Pólen, 2018. 96 p. 4 v. (Coleção Sambas Escritos).

 

TROTTA, Felipe da Costa. Samba e mercado de música nos anos 1990. Tese apresentada ao Programa de Pós-Graduação em Comunicação da Universidade Federal do Rio de Janeiro (ECO – UFRJ). Rio de Janeiro, 2006.

 

_. Mussum, “Os Originais do Samba” e a sonoridade do pagode carioca. Revista Famecos, v. 23, n. 2. Porto Alegre, 2016.

 


 

 今年の始めから、Pagode Romanticoを再認して、久々に聞き始めた事は、23年にハマってた、Harmonia do SambaのPagode Romantico、Axe、Pops集の、Harmonia em Samba(2021年)の影響が大きかったです。バイーアのAxeバンド、Pagodaoを代表するAxeバンドの、アルモニアが、バイーアからのPagode Romanticoへの返答とも言えるスタンスで、SPのPagode RomanticoやPops、バイーアのPagodaoの大ヒット曲を、Samba、Pagode仕立てで歌うというコンセプトのライブ。すごい傑作で、目から鱗でした。あまり日本で(特にネット上で)、Harmonia do Sambaが話題になる事が少ないので、リリース当時、どれほど話題になったのか、分からないですが。もう1つの理由は、今年初めに、久々にSorriso Marotoのライブ盤を聞いて、ハマってしまった事があります。(Bruno Dieguesのメジャー復活も、大きな理由です)。

 

 Samba em Harmoniaの1曲。バイーアを代表するバンドなので、演奏も歌も素晴らし過ぎーー。鶏の鳴き声をモチーフにしたパゴージ・バイアーノ(パゴージと付くけど、Axe、Pagodaoです)。選曲も、とにかく素晴らしい。

Samba em Harmonia - Cocorocó / Sagolada (Clipe Oficial)

 

↓ここで、全曲説明を書いてます。こちらか、Youtubeやストリーミング等でどうぞ。

 実は、今年9月にこのサンバ演奏の発展形ともいえる、XanddyによるXanddy Samba de Rodaが発表され(ユネスコ無形文化遺産として2008年に登録された、バイーアのSamba de Rodaをテーマとしたライブ)、狂喜乱舞しました。そちらも大変素晴らしいので、激オススメです。MPBファン、サンバファンも(特にルーツ系の音楽が好きな人は)ぜひ聞いてみて下さいね。

 

 

 Sorriso Marotonoの方のライブの方は、新旧、両方のPagodeの人気アーティストが参加した、Roda de Samba的な超豪華ライブで、すごく楽しめる。歌の上手い歌手揃いの豪華ゲストも嬉しいし、Sorriso Marotoのヒットを中心に、Pagode Romanticoの代表曲を歌いまくるライブなので、現地で人気が高いPagode Romanticoのヒット曲の知識が薄かったので(Reveracaoとかは聞いてたけど、Exaltaは疎くて…)、勉強になって、こちらでも、今さらにExaltaの偉業を痛感したり…(^^;。

 

 最近、Sorriso MarotoのYoutubeアカウント見たら、そのシリーズで新たに、vol3とVol4が発表されてた。このシリーズは、パゴージの名曲を、沢山知る事が出来る、入門編的選曲でもあり(ベースはSorriso Marotonoのヒット曲が中心ですが)、長らくSorriso Marotoのファンなので、このシリーズについて書いてみます。日本で、Sorriso Marotonoのファンって、特にパゴージ好きのパゴージ演奏者では、殆ど見ませんが…。

 

 Xande、Belo、Periclesらの大御所に、Ludmillaや、Groria Groove、Mumudinho、Frruguemと、人気歌手が大挙出演で、超豪華で楽しい。どの曲も良いけど、この曲と、もう1つの曲で、Chrigorとその楽曲にハート射られました。Exaltaのヒット曲の美しさも、Harmoniaで気づかされたとは言え、今さらに再確認でした…。もともとルーツ系サンバ好きなので、メロディアスなロマンチックなパゴージバンドは、スルーしがちだった(^^;。と言いつつ、Beloとか、Os Travessos、Pixoteとかは好きで聞いてましたが…。周りのPagode好きの人は、Exaltaの支持高かったです。

Mega Star/ Telegrama - Sorriso Maroto, Chrigor  (Sorriso Eu Gosto No Pagode Vol.2)

 

Chrigor参加の、もう1曲。登場の仕方も、ハモり方も、しびれる~。

24 Horas de Amor/ É Você - Sorriso Maroto, Chrigor (Sorriso Eu Gosto N

 

 Vol.1はこちら。サンバのトップ歌手が、歌唱力を競いながら、合戦の様に競い合うのが、スポーツの試合みたいで、すごなぁーーと見入ってしまった。今の歌手は、皆上手いな~と(ま、最近の録音物は、ライブでもかなりデジタル加工で手が加えてる気はしますが…(笑)。それでも、ここで参加してる歌手は、Mumuzinho、Xande含め、ハイレベルな歌手揃いです)。

 

Sorriso Eu Gosto No Pagode Vol.1

 

人気が高かったのか、Vol.2もリリース。

Sorriso Eu Gosto No Pagode Vol.2

 

そういえば、Spotifyはプレーヤーが貼れるのを、忘れてました(笑)。

 

 

 10月4日以降に発表された、Vol4。vol4は、So Pra ContrariarとRaca Negraトリビュートでした。SPCは、Sorrisoと並んで、私がマメに聞いてたPagodeのグループなので、知ってる曲多くてうれしい。Pagodeは、知ってる曲が流れるのも、大事なポイント。ブラジルのライブ、それからパゴージのライブでは一緒に歌えるのはとても重要。1曲目は、Alexandre Piresがゲストで、So pra Contrararの持ち歌のメドレー。Raca Negraも人気高いグループですが、知名度の割に、日本のサンバファンには人気あまり高くない気が。というか、Raca Negraトリビュートは、その黒人音楽性の点からは近いとはいえ、意外な選択でした。

 Vol.1とVol.2は、人気Pagode歌手呼んだPagode da Mesaって感じでしたが、3と4は、テーマ有り、Tributo集でした。

 

Quando É Amor/ Dói Demais/ Depois do Prazer - Sorriso, Alexandre Pires

 

アップテンポで、ノリノリな、SPCの大ヒット曲2曲。

É Bom Demais/ Outdoor - Sorriso Maroto (SMEuGostoNoPagodeVol4)

 

 

 今年5月発表のVol.3では、Pagodeというより、ルーツサンバ色が濃くなってる。彼らは、1枚目は、ルーツ系サンバも入ってて、すごく恰好良くて、元々そういうのも上手いんでした。最近はベタな、ブレーガ(≒俗歌とか歌謡曲的大衆歌)的なパゴージ曲が、彼らのシングルでは多いですが(笑)。Brunoの歌も、アフロな歌いまわし上手いよね!。ロマンチックなバラード系サンバも多くて、アコースティックな演奏中心のライブ。管楽器とかは無い。

 と思ったら、副題がHomenagem ao Fundo de Quintal (Gravado em Londres)で、彼らに捧げたライブでした。アフロ&ロマンチックサンバ楽曲が詰まってるのに、なるほどです。Pagode Romantico的なバラードも多いSorriso Marotoですが、SPが多い中で、Rioのアーティストとしての矜持を、Rioの大先輩かつ、Pagode Romanticoの偉大なる先祖である彼らに、献辞を捧げてます。

2曲目のこの曲は、彼らの曲では珍しい、アフロな手拍子で始まる、ルーツ系サンバ。今年11月に発表されたラテングラミーのパゴージ部門で、この作品で、Sorriso Marotoが受賞してましたよ。Parabens!。

 

Lucidez - Sorriso Maroto (Sorriso Eu Gosto No Pagode Vol.3)

 

 

 しばらく聞いてない間に、こういう、サンバじゃない、ファンキとミックスしたような曲も、リリースしてたり。ヒットチャートでセルタネージョやファンキ、Rapに押されて、サンバ好き、リオ好きとしては、寂しかったんですが、マーケット開拓に色々試してたみたい。

 そういや、Brunoは、好きな歌手は、Elis ReginaとRoberto Carlosとずっと言ってたけど、どう聞いても、ソウル好きそうなヴォーカルスタイルなので、普段、R&Bとか絶対好きだろうなーと思ったら、考えてみれば、だいぶ前に、米国のブライアン・マックナイトとコラボした曲をリリースしてました。今なら、ラップ好きとか、米国のR&B好きとか、Pagodeのヴォーカルも気軽に言うけど、昔は、そう言うのはタブーだったのかしらん…?。どう考えても、Pagode Romanticoのボーカリストは、米国ソウル好きそうなんですが(笑)。

 

Sorriso Maroto - Nosso Flow (DVD AMA)

 

L7NNONらと共演の、こんなPVのシングルも22年に発表。

Sorriso Maroto - Nosso Flow - L7NNON, MD Chefe, MC Dricka (REMIX MALAK

 

 

関係ないけど、最後に、Os TravessosのPagodeの昔のヒット曲。2000年位かな。こういう曲が、今も歌い継がれるのが、ブラジルっぽい。つーか、Pagodeっぽい姿勢で、他人の曲も共有資産になってる。MPBとかサンバでも、他人の歌をよく歌いますが、やっぱPagode da Mesaの姿勢があるので、他人の歌でも何でも、良い物は取り入れるのかも。すごいイケメンのメンバー揃いで、アイドルなんだけど、VoのRodriguinhoはソロでソウル的なPagode歌手として活躍してて、存在感ありますねー。私も大好き。

 

Os Travessos - Meu Querubim (DVD Os Travessos - ao vivo)

 

 Xandeが、ライブで、Amanda Amadoと素敵にデュエットしてたAndre Renatoら作曲の素敵な曲。出だしから、バイーア愛に溢れた歌詞の通り、 バイーア風味の、バイーア賛歌の歌詞。 途中で、ドリバル・カイミの曲が引用されるのが、また何とも良くて。Iveteが最近、パゴージ集を出したそうで、その中でやはりカバーしてた。恋人へのラブソングですが、カリオカのAndreらからの、バイーアへの賛歌であり、リオのサンバの故郷である、バイーアへの愛、バイーアを讃えるサンバというテーマも感じます(バイーアに居たけど、恋人の居るリオに帰りたくなった、という歌詞ではありますが。でも、モチーフであるバイーアの情景に、バイーア愛が滲み出てる気がする)。リオのサンバには、こういうバイーアをモチーフに使うことが、たまに有る。割と分かりやすい歌詞だった。オリジナルは、Groupo Reveracao。

 

 最近、インスタで、バイーアのRoda de Sambaの動画を見てたら、妙にインスタがRoda de Sambaの動画をお薦めしてくるんで、好きだから見てたけど、前も書いたけど、リオのサンバとは違うけどーーそうしたバイーアのサンバが(バイーアのRoda de Samba以外に、カンドンブレなどのアフロ宗教の音楽も有ったんですが…)、バイーアからリオへ移動した黒人達によって、リオに持ち込まれて、このリオのサンバが生まれたので、やっぱリオのサンバの母親的な音楽だなぁ…と改めて感じました。

 バイーアのRoda de Sambaに関しては、Harmonia do Sambaについて書いてた時に書いてました。割とパターンが同じで素朴な音楽なのだけど、Roda de Sambaは、聞いてて飽きないです。忘れてたけど、バイーアのSamba de Rodaは、ユネスコの無形遺産に登録されてます。

 

BahiaのSamba de Rodaに関しては、ここに少し。

 

ここの説明は、割と的確だけど、代表的アーティストにリオのカルトーラを書いてるのは、違う気が…。Bahia以外にもSamba de Rodaが有る、という説明は或る面で納得しますが。

 

 

先日見て(これも、テレザ・クリスチーナが投稿してた)、思わずフォローしてしまった、BahiaのRoda de Sambaのおばさまの、アカウント。

 

 

 

 

9月にサンパウロのファッションウィークのディスフィーレに、参加したそうで。頭に船の模型を載せて踊るのが、バイーアのRoda de Sambaで初めて見た。

 

 

Trilha do Amor Grupo Revelação

 

 

 

Amanda Amadoとのデュエット。素敵~。

Xande de Pilares, Amanda Amado - Trilha do Amor (DVD Esse Menino Sou Eu - Ao Vivo)

 

 

Arlindo Cruzとカエターノのデュエット。

Arlindo Cruz - Trilha do Amor (Ao Vivo) ft. Caetano Veloso

 

 

 

Trilha do Amor / Grupo Revelação

 

サン・サルバドールの、あそこへ行った

あの地の魅力で、Axeのパワーをさずかった

キリストヘデントールの有る、我がリオへ戻った

Irajaのそこにいる、愛しい人に会う為に

 

私達の温かみの懐かしさで、私は一杯になる

私が望むのは、そこへ戻って、

あなたを愛して

あなたを抱きしめる事だ

 

こんな風に感じた思いを、まぎらわせる

君の愛情無しでは、ここに居られない

ボンフィン教会の神様にお祈りして   ※サルバドールにある有名な教会

君を祝福するようリボンを持ち帰った

 

私達はこうだと確信する

相手からすごく遠くに居るなら、ここに居られない

離れる事はできない

 

僕は愛の道にしたがって行くよ

この情熱が私を導く限り

その気持ちが僕を導く

その気持ちが僕を導く

 

僕は愛の道にしたがって行くよ

君が望む場所へ僕は行く

君無しでは、留まることはできない

君無しでは、留まることはできない

 

 

Trilha do Amor / Grupo Revelação

 

Fui lá na Bahia de São Salvador
Peguei um axé nos encantos de lá
Voltei pro meu Rio do meu Redentor
Pra ver meu amor que é lá de Irajá

 

Tô cheio de saudade do nosso calor
E tudo que eu quero é chegar e poder
Te amar
Te abraçar

 

Matar a vontade que tanto senti
Sem o teu carinho não dá pra ficar
Rezei para o Nosso Senhor do Bonfim
E trouxe uma fita pra te abençoar

 

E tive a certeza que a gente é assim
Um longe do outro não dá pra ficar
Não dá pra separar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Enquanto essa paixão me guiar
Deixo o coração me levar
Deixo o coração me levar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Onde você quiser vou estar
Sem você não dá pra ficar
Sem você não dá pra ficar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Enquanto essa paixão me guiar
Deixo o coração me levar
Deixo o coração me levar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Onde você quiser vou estar
Sem você não dá pra ficar
Sem você não dá pra ficar

 

Fui lá na Bahia de São Salvador
Peguei um axé nos encantos de lá
Voltei pro meu Rio do meu Redentor
Pra ver meu amor que é lá de Irajá

 

Tô cheio de saudade do nosso calor
E tudo que eu quero é chegar e poder
Te amar
Te abraçar

 

Matar a vontade que tanto senti
Sem o teu carinho não dá pra ficar
Rezei para o Nosso Senhor do Bonfim
E trouxe uma fita pra te abençoar

 

E tive a certeza que a gente é assim
Um longe do outro não dá pra ficar
Não dá pra separar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Enquanto essa paixão me guiar
Deixo o coração me levar
Deixo o coração me levar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Onde você quiser vou estar
Sem você não dá pra ficar
Sem você não dá pra ficar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Enquanto essa paixão me guiar
Deixo o coração me levar
Deixo o coração me levar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Onde você quiser vou estar
Sem você não dá pra ficar
Sem você não dá pra ficar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Enquanto essa paixão me guiar
Deixo o coração me levar
Deixo o coração me levar

 

Eu vou seguindo a trilha do amor
Onde você quiser vou estar
Sem você não dá pra ficar
Sem você não dá pra ficar