うおおおおーーー。
涙出ますな―。
Axe、Pagode BaianoのグループHarmonia do Sambaの、元VoのXanddyが、バイーアの伝統音楽であり、2008年にユネスコの無形文化財に登録されたSamba de Roda的なエッセンスを、Harmonia時代から醸し出していたけれど、ついにそのSamba de Rodaがテーマの、Roda de Sambaにトリビュートした伝統音楽色の濃いコンセプトのライブを発表なんて、超胸熱ーー。知った時、テンション上がりまくりました。
バイーア音楽マニアなら、Samba de Rodaの事を分かると思いますが、一般にSamba de Roda的な音楽で、日本のブラジル音楽ファンに一番馴染みがあるのは、カエターノの、Mrineiro Soじゃないかな?(あれが、Samba de Rodaか否かは、置いておくとして)。リオのサンバよりも、素朴でプリミティブなんですが、繰り返し聞いても飽きない、そういう美しさが有ります。アフロ色が濃いので、私は大好き。でも、アフロ要素以外に、インディオの要素なども混じってると、確か夏木さんの文章で知りました。
以上&以下は、某所に書いたのを時系列順に。
as Ganhadeiras de Itapuãの踊りと歌から、ライブが始まる。
Xanddy Samba de Roda - Show Completo (Ao Vivo)
Samba de Rodaの人達の踊りと歌でライブが始まるのが、良い。
中盤に、Roberto Mendesメドレー、有るし。
3曲目の、GilのAndar Com Féで、Xande de Pilaresが出て来て、最近アフロ色さらに強めたヴォーカル聞かせるし♪。素晴らしー。
このライブ、好みとしか(まだ全部見てない)。
素晴らしい、としか👍。
Xanddyが、本気丸出しーーー🔥。
ブラジル音楽の良い所は、こういうところだなーー。
アフロ系の音楽を、ポップフィールドの歌手が作ってくれるなんて(その音楽の担い手の一人だったとは言え)、なんという幸せ。
最近、インスタでやたら、Samba de Rodaの動画がオススメされるなぁーーと思ったら、そういう事になってたんですね👏👏👏。
↑ Samba de Rodaの手拍子。
Samba em Harmonia Ao Vivoは、世界遺産、人類の遺産と思うんで、人類へのプレゼントかと思う。
(↑我ながら、表現が、やたら大きいけど、個人的にそういう気持ち)
Roberto Mendesメドレーは、Roberto Mendes本人参加で、他に、やはりバイーア出身のアフロなサンバと言えば…の、Mariene de Castroも参加してる。他に、Tiee, Péricles、as Ganhadeiras de Itapuãなど。バンド時代のSamba集では確かゲスト居なかったけど、SPやリオからもゲストが参加。
このライブでの、Roberto Mendesの歌声は、それこそジョアン・ジルベルトとかみたいな、軽く力を抜いた歌声なんだけど、ノリノリで、何とも言えない魅力がある。バイーアの魔力でしょうか…。Roberto Mendes、最近、デビューアルバム等初期作品を聞いたら、ディスコ調っぽいファンキーな歌歌ってて(バイーア風味ですが)、それを通っての、この軽みなのでしょうか。素晴らし。HarmoniaのAxe曲とかでも、リズムは意外とBPM速くないのに、えらいリズム、揺れが強力だったりして、あれも、バイーアのバンドや音楽の面白い所でした。ああいう力まない所が、バイーアの音楽の不思議な心地よさかも…。Sauloとかも、ファンキーなソウルフルさありつつ、ソフト系のボーカルだし。カエターノのソフトヴォーカルは、バイーアの特性というより、カルトーラとか、昔のバラード系ヴォーカリストの系譜かと思ったけど、やはりバイーア的な文化に影響されてるのかしらん?。
Entoro no Roda、foi a boneca~♪という歌、Roberto Mendesを聞き返してて、2000年作の1曲目に出てきたけど、このライブでも出て来る。
XanndyのSamba de Rodaのプロジェクトは、24年の8月末位から発表されてた。このプロジェクトのインスタアカウント、xanddysambaderodaのも、その頃に発足。
Sou filho de Salvador, com raiz em Santo Amaro🎵
O Samba de Roda é minha essência, é onde tudo começou…
私は、あのアルバムに胸打たれて、衝撃受けたんだけど、ブラジルでは、あのアルバム、評価高かったんですかね…?。リリースから2年遅れて聞いたので。
Cada Macaco No Seu Galhoも歌ってた(Pagoddao風の編曲)。スルド(かな?)とSax奏者は、アルモニアのメンバーっぽく見える。スルドは体形が少し違う気も。
次の曲で、Marieneが出てデュエット。この辺りは、ピアノとかも入って、華やかなアレンジ。
59分位からは、RioのPagodeのTieeがゲスト。アフロ色の濃い曲を歌う。
次の曲は、Periclesも入って、3人で歌う。
ブラジルのアフロ文化への焦点の高まりは、20年のBLM運動の影響も、大きいですよねー。
次の曲からは、Periclesとのデュエット。Periclesは、近年、ブラジルの歌手中の歌手と、トップに君臨。
後半は、Saxも入って、POPS的な、華やかな演奏に。120分かと思ったら、1時間20分。
Samba de Roda系で日本で一番有名な曲は、カエターノが歌った、Marinheiro Soかも…?。あれがSamba de Rodaか不明だけど。
13分からは、Tchaoっぽい、Pagode Baiano風のアレンジ。からの、最後は、Ivoni LaraのAlguém Me Avisou。なぜか、この曲は、バイーアの人によく歌われる。
そういえば、Bahiaでの、BethのバイーアTributo Ao vivoも有ったなぁー。
1曲目から、そのSamba de Rodaの方の歌と踊りで、涙出るーー。
素晴らし…✨。
XanddyとXandeによる、ジルのAndar con feのカバー、至福でござる。
2曲目のPaixão Antigaは、Banda Evaとかが歌った、
sou feliz e canto…って曲のメロディと歌い出しが似てる。あ、Beleza Raraだった。バイーア的なメロディなのかしら?。
最後から2曲目などの、Xanddyとコーラスのコール&レスポンスも、すごくバイーアっぽくて良い。Roverto Mendes出演時とか、曲によっては、他のメンバーもコーラス歌ってて、楽しそう。最後の曲は、バンドのバンマス?のMestre Bimbaの作曲。Samba de Rodaを踏襲したスタイルのPagodaoっぽい曲。シングル用かな?。
“O projeto está muito lindo, cheio de homenagens ao ritmo que faz parte da minha história e que me moldou musicalmente. É um ritmo cheio de ancestralidade, de cultura e de sons únicos, cada canção tem um significado muito importante pra mim e eu espero que a minha torcida curta muito. Tudo foi feito com muito carinho.”, comentou Xanddy.
O artista traz ainda, nomes de peso em participações especiais. Em uma atmosfera de puro samba, Xanddy dividiu o palco com Xande de Pilares, Roberto Mendes, Mariene de Castro, Tiee, Péricles e as Ganhadeiras de Itapuã.
このライブの記事。
https://radioestacaobahia.com.br/post/25808/xanddy-harmonia-lanca-samba-de-roda-e-celebra-suas-origens
https://www.bahianoticias.com.br/holofote/noticia/75559-xanddy-promete-retorno-as-raizes-com-novo-projeto-de-samba-de-roda-em-salvador?utm_source=twitter&utm_medium=tarde
演奏者クレジット
Intérprete: Xanddy Harmonia
Contrabaixo: Mestre Bimba
Cavaquinho: Deco do Cavaco
Guitarra: Valnei Duarte
Percussão: Eduane Rudhá, Luciano Castilho, Martins Santis, Bolota
Teclados: Samuca Cabral
Bateria: Paulinho PP Passos
Viola: João Mendes, Thiago Representa
Flauta e Sax: Alyson Ribeiro
Vocal: Danilo Moreno e Rafa
Dir. Musical: Mestre Bimba
Harmonia em Sambaの演奏メンバーと、Saxとかスルドとか同じ人やん、と思ったら、だいたい元Harmoniaのメンバーが招集されてました(笑)。全体のディレクションは、Harmoniaのベースの人です。ベース、カバコ、ギター、スルド、SaxはHarmoniaのメンバー。今年のソロライブも元メンバーが何人も演奏してたり。ファンの中には、Xanddyとソロ名義だけど、今も、ほぼHarmoniaそのままだよ!、と書いてる人がいました。
Xanddy Samba de Rodaのインスタアカウント。
https://www.instagram.com/xanddysambaderoda/
最近見つけた、四国大学短期大学部の准教授の林夏木さん(バイーア系ダンスの活動で知られています)の論文に、主に舞踊の側面から説明した、詳しいSamba de Rodaの論文があります。こちらにSamba de Rodaが、バイーア州ヘコンカヴォ地域(カエターノの出身地Santo Amaroを含む、サルバドールよりも東寄りの地区。サルバドールは含まれてない地理区分なんですね)の物だと知りました。
https://www.ritsumei.ac.jp/ss/sansharonshu/assets/file/59-1_3-18.pdf
Xanddyのこのプロジェクトで引用されてる言葉と近い内容の歌詞の、DVD Ao Vivo Em Brasíliaに収録された、Samba de Roda的な楽曲、「Ai Ai Ai (Samba de Roda)」に関しては、↓こちらのブログに。
Ai Ai Ai (Samba de Roda)
俺は、サント・アマーロにルーツを持つ、
サルバドールの子孫。
Caichoeiraの血が流れてる Caichoeira=地名。サント・アマロの隣の町。
隣りのそこから、スグなのさ
サンバが、俺の魂に宿ってる
俺は、歌い手として生まれた
https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12805192516.html?frm=theme
Viola Pra DentroもSamba de Roda的なスタイルの曲。こういった曲を聞いた時に、Harmonia do Sambaは、バイーアの伝統音楽を踏襲した音なんだなーと改めて思ったんでした。彼らに限らず、バイーアのAXEやPagodaoは、めちゃバイーアの伝統に根差した音楽なので、分析するまでもなく、伝統色の濃いジャンル。リオの音楽のファンだけど、バイーアの音楽家と、彼らの音楽スタイルは、ずっとリスペクトしてます。
https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12808276359.html?frm=theme
Harmonia do Sambaのライブ、Harmonia em Sambaは、こちらに全曲解説を書いてます。人類の遺産級の名作と思うーー。
https://ameblo.jp/outra-praia/entry-12808874511.html?frm=theme
そのHarmonia em Sambaライブの中のメドレー。E o Tchan&Gera Samba(E o Tchanの前身バンド)の曲を、伝統的サンバ編成で演奏したら、バイーアの伝統音楽Samba de Roda風になる(というか、Pagodaoの曲を、伝統的編成で再構築してみせたのだろうなぁ…)、という結果に、目から鱗でした…。また、ああいう、軽いPagodaoの音楽要素に、伝統音楽のSamba de Rodaが含まれていて、そういった音楽に根差した音楽だった事も、あのアルバムで気づかされた。
Samba em Harmonia - Cirandinha / Gera Samba / Mexe Mexe Mainha (Clipe Oficial)
今年1月に発表されたXanddyのライブ。
Mais elas não se acabaram e nunca vão acabar
Na verdade, a banda não acabou, o Xanddy trocou o nome e levou a maioria da banda com ele, mesmo assim, pra mim continua sendo Harmonia do Samba até pq a maioria das músicas do repertório são dá época do Harmonia
とコメントがついてて、Harmoniaのバンドメンバーが大体参加してて、実質、Harmoniaが続いてるのだと、言われてて、同感。解散は21年で、パンデミックとかあったからねえ(とか偉そうに書いてますが、以前書いたように、解散後にファンになったんです…(笑))。
o no Groovadinho de Verão [Show Completo]
Xanddy ao viv
最後になりますが、水をさすようで気がひけますが、少し前に、Claudia Leiteがevangélico(福音主義のキリスト教徒。通常のプロテスタントよりも、保守的な宗教観が一般に強い)であり、カンドンブレの事が歌詞に出て来る曲で、カンドンブレという歌詞をわざと発音しなかった件を知ったんですが、カンドンブレ、テヘイロとも密接な関係にある、このXanddyのSamba de RodaライブのYoutube動画のコメント見てたら、Xanddyはevangélico云々、との書き込みがあるのを発見。
実は、Xanddyの娘は、ゴスペルシンガーなのは知ってたんでした。ググったら、Xanddyも妻のカルラもevangélicoだそうで…。知らなんだーー。で、調べたら、Calaudia Leiteと同じように、Xanddyも2019年にリオのライブで、Sauloが作ったカンRaiz de Todo Bemという曲で、「カンドンブレの歌から…」という歌詞を、わざと避けて言わなかった、と女優に糾弾されて、謝罪した事があったそうで…(笑)。いやはや💧。evangélicoにも色々あるとは思うけど。最近、evangélicoがブラジルで増えてるとは知ってましたが…💧。Samba de Rodaは、テヘイロ、カンドンブレと密接な関係のある音楽で、特に、バイーアのアフロ系の音楽の演奏家が、カンドンブレに対する敬意を失っている姿勢は、やはり糾弾されても仕方ない姿勢です。
こちらの記事に経緯が。
https://revistaquem.globo.com/QUEM-News/noticia/2019/08/xanddy-se-pronuncia-apos-acusacao-de-intolerancia-religiosa.html
ゴスペルシンガーって、結構evangélicoも多いんですよね。つーか、ブラジルではゴスペルシンガーというと、evangélicoが多いのは、なぜなんだ…?。そういや、このリリースの後のシングルで、Xanddyがゴスペルシンガーと組んで、ゴスペル曲歌ってました。彼の娘がライブに参加した時に一緒に歌ったのは見た事があったけど、デュオとは言え、ゴスペル曲リリースとはー。
しかし、このXanddyとHarmoniaの面々による、バイーアのSamba de Roda集ライブは、めちゃ恰好いいライブですよ。参加した歌手のパフォーマンスも素晴らしい。ま、Samba de Rodaなら、私は、喜んでしまう姿勢です(^^)。
あと、去年の3月辺りに、Xanddyは、Banda Evaの企業体、Groupo Evaに加入したそうで、その影響もあるかも…。Banda Eva系って、歴代のVoとか出身者を見ても、Axeの中でも、ちょっと賢そうなイメージが有ったり。Sauloもそうだし、Iveteもそうだし。そういった所で、無形文化財のSamba de Rodaというテーマを選らんだ事への影響も、なくはないかな?。出身者であるダニエラもよく考えてみれば、ジルの後輩のバイーア連邦大学の舞踊科卒だし、実はBanda Evaと関わりの深かった(最近知った)、Aza de AguiaのVoもバイーア連邦大学出身。一時VoだったRicardo Chavisも、鉢巻き姿のイケイケなイメージ強かったら、大卒でその前はロックバンドやってたそうで。実は、Banda Evaは、そういった学生のグループから生まれたブロコだったと、最近知って納得でした。
こちらに記事が。
https://aloalobahia.com/notas/em-nova-fase-grupo-eva-passa-a-gerir-a-carreira-de-xanddy-harmonia
少し前に知った、サンパウロベースで活動してるSamba de Rodaの歌手、Ducineia Cardosoさん。クレメンチーナ・ジ・ジェズスの再来かと思うような、どす黒いアフリカ色濃い歌声を聞かせてて、本当に恰好良い。ファンになってしまった。Samba de Rodaの中でも、テヘイロ、カンドンブレ色の濃い歌が多い。
https://www.instagram.com/p/DRMxPrIEd61/?hl=ja
https://www.instagram.com/p/DQzgbj_kU2Z/?hl=ja
彼女のライブ動画。めちゃ恰好良い。
Show Samba de Roda Nega Duda com Lia de Itamaracá
大物歌手のSamba de Rodaと言えば、Zeca Pagodinhoとマリア・ベターニアのデュオライブアルバムが、2019年に出て、驚いたんですが、アフロ色の濃いサンバが多い、あのアルバムで、2人が下記のSamba de Roda形式の曲を歌ってた。あのアルバムも良かった。ZecaはRoque Fereira、Nerson Rufino(Zecaの大ヒットVerdadeも彼の曲)等、バイーアの作曲家も割とレパートリーに多くて。しかし、何で、MPBのベターニアと共演を?と思ったら、今回曲名を見返してたら、Zecaのパゴージの、Quintal do Pagodinhoにベターニアが参加してました。
De Santo Amaro a Xerem
https://open.spotify.com/intl-ja/artist/3qZ2n5keOAat1SoF6bHwmb/discography/album
最初に聞いた、リオの歌手のバイーアのサンバトリビュートアルバムは、ベッチ・カルバーリョのライブ、2008年のBeth Carvalho Canta o Samba da Bahia。このDVD持ってます。MarieneとRoberto Mendes、Riacao!!ら、バイーア出身の音楽家達が、沢山参加。バイーアのSamba de Rodaについて、あれこれ書いてますが、バイーアの音楽は、専門的には詳しくないんでした(スミマセン…)。リオのバイーアっぽい音楽が好きと言うのはあるのと、日常では、なぜかリオよりも、バイーアの曲を聞く割合も割と高いんだけど。バイーアの音楽は、すごくリラックスできて、なごめるんですよねー。Drival CaymmiとCaymmi一家の音楽は、疲れた時に、すごい効くし、イレ・アイエとか、それこそ、Harmonia do Sambaの曲も、リズムが何とも言えず、癒されるので、以前、癒される曲として、Harmoniaの曲を、友達にお薦めしてました。
Beth Carvalho Canta o Samba da Bahia
※HTML式でブログ書いたら、リンクになってなかったんで、コピペでリンク先に飛んで下さい。後日、修正します。
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