ブレイブストーリーから

読み解くFFT、第四弾最終です。

 

これまでの完全ネタバレ考察は

以下からどうぞ。

 

 chapter1 持たざる者

 

 chapter2 利用する者される者

 

 chapter3 偽らざる者

 

 

なお、長文が増えてきているので、

≪つまり≫にて、

端的にまとめております。

 

 

目次

 これまでのあらすじ

 chapter4 愛にすべてを

   ブレイブストーリー

      闇でうごめく者ども

      聖石を持つ男

      草笛を吹く者

      ディリータの想い

      止まらない歯車

      囚われた雷神シド

      ラーグ公暗殺!

      シド救出

      ゴルターナ公の最期

      ダイスダーグの野望

      異形の者たち

      ルカヴィの謎

      ディリータの裏切り

      モスフングスの毒

      教皇フューネラルの最期

      レクイエム

 

ラムザが見たもの

     最後の戦い

     エンディング

 

これまでのあらすじ

獅子戦争勃発からしばらく経ち、
ゴルターナ公下の将軍
オルランドゥ伯は和解策を強調。
 
受け入れられず、
争いは続きます。
 
王女オヴェリアは
完全に周囲に
運命を翻弄されていますが、
次第にディリータに
心を開きだしていました。
 
一方オヴェリア救出のために
ドラクロワ枢機卿殺害を犯し、
異端者の汚名を着せられたラムザは、
ゲルモニーク聖典を得ることで
自身の敵を知ります。
 
それは自身の権威の
失墜回避にひた走る教会ではなく、
人を魔神に変える力を持った
聖石を持つ、
現世のゾディアックブレイブ、
神殿騎士たちでした。
 
≪つまり≫
 オルランドゥ伯が
 倒したいのは教皇です。
 
 教皇のさらに裏で暗躍している
 神殿騎士団から
 妹アルマを取り戻すため、
 ラムザは進みます。
 

chapter4 

愛にすべてを

 
ブレイブストーリー
 

闇でうごめく者ども

マラーク、ラファと、
ラムザは行く先を話し合います。
 
戦争を陰で操り、
教会の権威を強化しようとする
教皇フューネラルの野心。
 
それも確かに感じるのですが、
聖石集めは民衆の支持集めに
留まっており、
聖石の力は神殿騎士の中でも
一部にしか知られていない様子。
 
アルマを連れ去ったのが
神殿騎士団長のヴォルマルフと聞き、
ラムザは教会が背後に見える
ディリータに会いに行きます。
 
≪つまり≫
 この時点でラムザは
 ほぼ全貌を暴き出しました。
 残るはディリータの目的と、
 アルマの取戻しだけです。
 

聖石を持つ男

ゼルテニア城にて。
義父オルランドゥ伯の帰還を、
オーランが迎えます。
 
オルランドゥ伯が前線で戦う間、
オーランは聖石に関する情報を
集めていました。
 
しかし
神殿騎士団が何をしているかは、
オーランでも把握しかねるようです。
 
2人の狙いは和平です。
教会の陰謀を暴くことで
それを成し遂げようとしている。
 
オルランドゥ伯も聖石を
所持していることを
オーランに明かしました。
 
神殿騎士団は
いずれかぎつけるはず。
 
戦いの予感です。
 
≪つまり≫
 聖石は代々
 受け継がれているところも
 存在します。
 

草笛を吹くもの

ゼルテニア城城内で、
ディリータは
妹ティータを思います。
 
外から草笛の音がする。
ディリータはそちらに歩み寄ります。
 
草笛を吹いていたのは、
オヴェリアでした。
 
意外な共通点に、
笑いあう2人。
 
ディリータは妹の死を語ります。
 
お前をティータのような目には
あわせない!
護ってみせる!
 
2人の距離は
近くなったようです。
 
≪つまり≫
 ディリータは
 ティータを護れなかったから、
 オヴェリアを護っているのです。
 

ディリータの想い

ゼルテニアの教会で、
ラムザはディリータに会います。
 
ディリータは自分が教会によって
ゼルテニアに送り込まれたことを、
あっさり認めます。
 
彼の任務はゴルターナ公、
オルランドゥ伯、
その周囲の要人の暗殺でした。
 
両陣営が決着をつける前に、
両主導者をいなくならせ、
どうしようもないところに、
教会が仲裁に入るという流れです。
 
狙いは教会による傀儡政権。
扱いやすければ
残るのは王女でも王子でも
構わないのです。
 
しかも今の教会には、
ゾディアックブレイブがついている。
 
英雄視されている存在です。
民衆は喜んで受け入れるでしょう。
 
ディリータは独自で
動いていると言い、
ラムザに同行できないのは、
オヴェリアのためだと言います。
 
彼女のためなら、
この命、失っても惜しくはない。
 
ラムザはその言葉を信じると
言いました。
 
そのとき、教会を包囲されました、
異端審問官ザルモゥです。
ラムザとディリータも外に出ます。
 
≪つまり≫
 ディリータの背後と、
 現在の気持ちがわかります。
 
 ラムザは疑わないという
 姿勢を取りました。
 

止まらない歯車

異端審問官ザルモゥを退けると、
ひとりの女性が現れました。
 
ディリータと同じく、
教会から派遣されたようで、
その実態は仲間なのか、
監視なのか微妙なようです。
 
バルマウフラはベスラ要塞に向けて、
両軍の進行が始まったと告げます。
 
ゲルモニーク聖典を使って
オルランドゥ伯を説得し、
衝突を食い止めると、
ラムザは走ります。
 
 ≪つまり≫
 オルランドゥ伯が倒したいのは、
 教皇です。
 

囚われた雷神シド

ベスラ要塞で
オルランドゥ伯に
謀反の容疑がかかります。
 
謀反の理由は
ゴルターナ公の失脚を狙った、
教会との共謀です。
 
教皇猊下(げいか)が
直々に知らせをくれたそう。
 
それこそ教皇の陰謀ですぞ!!
しかし、
この場に証拠はありません。
 
連れていかれるオルランドゥ伯。
入れ替わりに入って来たのは
ディリータ。
 
引き続きミュロンドとの
連絡を取り合うようにしてくれ。
教皇に働きかけているのは
ゴルターナ公でした。
 
狙いは教皇の詔勅(しょうちょく)です。
 ※国で一番強い文書を示します。
それによってラーグ公を失脚させ、
自身が王位に就くのが目的です。
 
ディリータには聖騎士の称号と、
南天騎士団の指揮権が与えられます。
 
≪つまり≫
 戦争が煮詰まって膠着すれば、
 公は教皇を頼ってくることも、
 教会側の計算のうちなのです。
 
 こうやって周囲の要人が
 減らされていけば、
 公の暗殺がやりやすいわけです。
 
 ディリータはまた昇進しました。
 

ラーグ公暗殺!

神殿騎士バルクが
北天騎士団の戦力を削ごうと
毒を散布しました。
 
騎士たちは次々に倒れ、
ダイスダーグ卿と
ラーグ公までが
中毒症状に陥っていました。
 
駆け付けたザルバッグは
まだ動ける状態です。
 
2人でラーグ公を見つけると、
ダイスダーグは
ラーグ公を刺殺します。
 
動揺するザルバッグに、
兄は説明します。
 
毒の散布はベオルブが
表舞台に立つことを望む
協力者たちの仕業である。
 
戦死したラーグ公の意志を、
ベオルブが継ぐのだ。
 
弟に後始末を命じて、
ダイスダーグも倒れます。
 
バルバネスを殺したのは
家督を継ぐためだけではなく…
この私を…
 
ラーグ公の最期の言葉が、
ザルバッグに残ります。
 
≪つまり≫
 バルクが毒を散布したのは
 ラムザも確認しています。
 
 ベオルブ家による
 畏国統一。
 唐突に出てきた思想です。
 
 初めからダイスダーグが
 単体で持っていた野望であり、
 神殿騎士に
 うまく騙されたのでしょう。
 

シド救出

ラムザが水門を開放して、
北天騎士団、南天騎士団の衝突は
最小限に食い止められました。
 
オーラン、バルマウフラと共に
オルランドゥ伯を捜索すると、
彼は無事でした。
 
「当たり前のことをしただけです」
バルバネスの姿を映し見たのか、
教皇の策略を防止するため、
オルランドゥ伯はラムザに同行します。
 
オーランは
オヴェリアを護るよう言われ、
ゼルテニアに戻ります。
 
≪つまり≫
 シド・オルランドゥのことを
 シドと言ったりオルランドゥと
 言ったりしますが、
 深い意味はなさそうです。
 

ゴルターナ公の最期

争いの中断に、
苛立つゴルターナ公。
 
戦場は移動すらままならないことを
ディリータが告げるも、
だから攻めてこいと煽ります。
 
ディリータが臣下の仮面を
ついに脱ぎ、
ゴルターナ公を殺害します。
 
ディリータはシドの替え玉も用意し、
雷神シドによる
ゴルターナ公暗殺を偽装しました。
 
立ち会ったバルマウフラは
本物のシドはラムザと逃げたことを
告げます。
 
あとはラムザ任せ。
 
指導者を失った両陣営ですが、
教皇フューネラルの仲介を、
両陣営ともが拒みます。
 
十分な戦力を残していることが
理由でした。
 
≪つまり≫
 教皇の野望は
 ラムザによって
 打ち砕かれます。
 

ダイスダーグの野望

神殿騎士ローファルが
ダイスダーグに
調停を持ちかけています。
 ※調停=仲裁。
 第三者が争いをやめさせること
 
閣下の悲願であった
異国王の統一を成すまで、
戦いをやめるつもりはないと
ダイスダーグは拒否します。
 
ラーグ公の暗殺ができたのは
毒のおかげです。
 
ローファルがそう言っても、
「南天騎士団の刺客による暗殺」
という、自作のシナリオを貫きます。
 
あくまで手を組もうとしないとみて、
ローファルが
モスフングスの毒性について語ります。
 
風邪をこじらせただけのように見えて
中毒死することがある、と。
 
亡きバルバネス様の死因と、
同じではありませんか、と。
 
モスフングスの毒に侵された死体を
埋葬すると、
モスフングスが生えて来るそうです、
ご存じでしたか? と。
 
ダイスダーグは黙して語らず。
 
ローファルは信頼の証にと、
聖石を置いていきます。
 
この会話をすべて
ザルバッグが立ち聞きしていました。
 
≪つまり≫
 ベオルブ家には 
 弟の知らない兄の所業が、
 まだありそうです。
 

異形の者たち

アルマをさらった
神殿騎士ヴォルマルフは、
ランベリー城に
エルムドア侯爵といました。
 
残る魔神は彼ら二人と、
アドラメレクという存在らしいです。
 
魔神となるためには、
聖石が肉体を選ぶようです。
アドラメレクも、
ふさわしい肉体が見つかったそう。
 
「究極の力」を持つ
「血塗られた聖天使」の復活を
彼らは要しているようで、
それが起こると肉体を介さずとも、
魔神は自由に行き来できる、
そうです。
 
聖天使にふさわしい肉体を持つのが
アルマの様子。
あとは「死都への入り口」が必要。
 
そこにラムザたちが来ます。
迎え撃つのはエルムドア侯爵。
 
≪つまり≫
 神殿騎士の目論見が、
 明らかにされます。
 

ルカヴィの謎

ザルエラへと変貌した
エルムドア侯爵を葬り…。
 
ラムザは
メリアドールと和解しました。
 
彼女も聖石の力を知らなかった
神殿騎士団のひとりでした。
 
ルカヴィたちは
大きな力を持っていても、
それを表立って
行使する様子がありません。
 
伝説で言われるほど
不死身ではないからではと、
メリアドールは推察します。
 
父ヴォルマルフの謎を知るために
メリアドールが仲間になります。
 
彼女は聖石カプリコーンが
ダイスダーグに
贈られたことを話します。
 
≪つまり≫
 ルカヴィになったヴォルマルフが
 イズルードを殺した、
 というラムザの言うことを、
 ようやくメリアドールが信じます。
 

ディリータの裏切り

オルランドゥ伯は
ゴルターナ公を殺害したことに
なっているので、
オーランは投獄されていました。
 
脱獄したオーランは
オヴェリアに真実を伝えます。
 
義父がラムザと共に
教皇の陰謀を砕きに
生きていること。
 
公を殺したのは本当は。
 
そこまで言って、
ディリータとバルマウフラに
見つかります。
 
ディリータはオーランにとって、
裏切者でしかありません。
 
義父は死んだことにしたので
追われることはない、
感謝して欲しいぜ。
ディリータはそう言います。
 
なぜそんなことを。
 
言ったろ、お前を
本当の王にしてやるってね。
 
嘘よ! 
あなたは私を
利用しようとしている…!
 
俺のことを信用しないのか。
どうなんだ、オヴェリア。
 
信用したいわ…。
でも…。
 
部屋に戻されるオヴェリアですが、
戻ったフリをして立ち聞きします。
 
義父の汚名は晴らした。
一思いにやってくれ。
 
覚悟を決めたオーランに、
自分に仕えろ、と言います。
 
北天騎士団を倒す。
倒して畏国を平定する。
そしてオヴェリアの国を作る。
もちろん、教皇も倒す。
 
平民出の騎士見習いが
騎士団を動かすようになり
乱世を平定する。
 
自分が圧倒的に正しい、と、
言います。
 
そのためにお前は、
すべてを利用する…?
 
いけないのか?
 
この返答を聞いて、
動揺したオヴェリアは
部屋に戻ります。
 
どうした、俺を殺すか?
 
言われて動いたのは
バルマウフラです。
彼女は教会からの刺客でした。
 
剣を抜いたけど、
彼女は動くことができません。
 
こっちからいくぞ…!
 
バルマウフラの悲鳴があがる。
 
≪つまり≫
 ディリータは
 独自の道を貫きます。
 
 それでも「裏切り」という
 タイトルなのは、
 後々響いてきます。
 

モスフングスの毒

ザルバッグは、
父の墓を調べました。
 
薬師に調べさせると、
墓に生えたキノコは
モスフングスというそうです。
 
父を思い、兄を思い、
言葉の出ないザルバッグ…。
 
≪つまり≫
 長兄ダイスダーグにより、
 バルバネスは毒によって
 謀殺されていました。
 

教皇フューネラルの最期

ヴォルマルフは
残りの神殿騎士たちと共に、
教皇を襲撃します。
 
聖アジョラが眠る
死都ミュロンドへの門の
ありかを聞き出すためです。
 
門はオーボンヌ修道院の
地下書庫にあるとわかります。
 
しかし解読するための鍵は
聖典にあるらしい。
 
教皇は殺されます。
 
≪つまり≫
 神殿騎士は聖石集めのために
 教皇と協力をしていましたが、
 ラムザに聖石を奪われています。
 
 聖典を所持しているのもラムザ。
 次の狙いが決まります。
 

レクイエム

ラムザがアルマを追って来た
聖ミュロンド寺院では、
教皇が瀕死でいました。
 
教皇の手当ては間に合わず、
神殿騎士の行く先だけを告げ
教皇は死にます。
 
ラムザもオーボンヌへ急ぎます。
 
≪つまり≫
 次が最終決戦です。
 

ラムザが見たもの

オーボンヌ修道院

地下書庫地下四階

戦闘です。
 

地下書庫地下五階

神殿騎士ローファルと戦います。
 
倒すとデジョンを唱えられて、
死都ミュロンドへ連れていかれます。
 

死都ミュロンド

神殿騎士クレティアンと戦います。
 

失われた聖域

神殿騎士バルクと戦います。
 

飛空艇の墓場

ヴォルマルフが
聖石ヴァルゴが反応しないと
ぼやいています。
 
アルマを
アジョラの生まれ変わりと
思っているようです。
 
血塗られた聖天使には
多くの血が必要だと、
戦闘になります。
 
ヴォルマルフの魔神は
統制者ハシュマリム。
聖天使の役割は
魔神の仲間を現世に呼ぶこと。
 
目覚めたアルマが
聖アジョラに体を奪われます。
 

飛空艇の墓場

聖アジョラから
アルマが分離し、ゲストとして
戦闘メンバーに加わります。
 
聖天使アルテマと
アルテマデーモン4体との
戦いです。
 
倒すと、
ラムザをかつて自分を
倒した者の末裔だと言い、
聖大天使アルテマに
変身します。
 
これで本当に最後です。
 

エンディング

アルマの葬式です。
 
オーランと、
身なりが若干変わった
バルマウフラが来ます。
 
2人の死を信じられない
オーランのそばを、
チョコボに乗った二人が
かけて行きます。
 
その後
2人の姿を見たものはおらず、
オーラン・デュライは
彼こそが真の英雄であったと、
獅子戦争を著書にまとめます。
 
そのデュライ白書は
教会によって隠匿されますが、
のちにアラズラム・デュライによって
公にされました。
 

ゼルテニア城の教会跡

オヴェリアの誕生日に
花を持って来たディリータ。
 
彼女は彼を、
短刀で刺します。
 
そうやって、みんなを利用して。
ラムザのように、
いつか私も見殺しにするのね……!
 
花束の上に、
倒れるオヴェリア。
生死はわかりません。
 
ラムザ、お前は何を手に入れた?
オレは……
 
 
The End