こんにちは、MINOです。
あいにくのお天気ですが、お盆休みいかがお過ごしでしょうか。
こちらは、雨が多くて涼しい気候がつづいたことで準備もはかどり、食料の買い出しも含め、すでにほとんどの準備を終えてしまいました~(^^♪
今までのノウハウやデータの蓄積もありますので、いろんなことがスムーズにいきますね!
今年は、補助金を使っていないため、70,000円という金額のキャンプになってしまいましたが、それでも定員どおり12名の参加者が集まってくれました。このことは、こういった価値観を共有できる仲間がいるという意味で、弊社にとっては非常に嬉しいことです。
補助金事業は、最初のうちは、運営団体を周知させることや、ノウハウの試行、設備機材や人件費の調達などの観点から非常に有効ですし、弊社もそのメリット・恩恵を享受してきました。
ただ、運営団体の利益とすることはできないため、ある程度ねらった目標を達成したら、それ以上補助金を使ってなにかを行う意味はありません。と弊社では考えています。
一般的な商ビジネスにおいては、高額商品は売れなくてもラインナップとして置いておけば、他の低価格商品が売りやすくなるということがありますが、我々の商品は、売れなくてもいいからラインナップとしてとりあえず置いておくなんてこともけっこう難しいんですよね。
長期キャンプという商品は、非常に利益を出しにくいモデルです。
ですから、長期キャンプを提供する組織は減少傾向で、10泊を超えるようなキャンプはもはや行政主導(もしくは行政からの補助金)で行われるようなものがほとんどではないでしょうか。
利益率は、低リスクの1泊2日キャンプと同程度か、少し上ぐらいです。
本来は、もっとも利益がでなければ報われない商品のはずなんですが、現実は逆なんですね。
ただ、移動型の長期キャンプをやれる民間組織は希です。
こういうこともやれるというのが弊社のウリにもなっていますし、リスクばかりが高くてたいして儲からなくても、ここに価値を感じてくれる顧客がある限り、続けていこうとは思っています。
積み上げたノウハウを活かしてムダを削りコストカット。安全性を犠牲にしない範囲でプログラムをシャープにしつつ、面倒でも、ドンデン山のセクションなど教育的な成果が高そうな部分は残す。もはや芸術作品とも呼べる弊社の自信作です。
ただ、なにをやっても、もはや金額的には補助金事業や行政主導の事業に対抗できるものではなくなりました。
しかしながら、代表者が全てのリスクを負って、全ての企画・プロデュース・マネジメントを行い、現場の指導の最前線にも立つキャンプというのはなかなかないのではないでしょうか。
また、弊社が本当に伝えたいところは、これからの時代の「生き方」なんですよね。
「いかにして自立するか」 ということです。子どもに与える目標として、とりあえずこれ以上に重要なことは、今の私には思いつかないです。
キャンプを効率よく行うテクニックは教えますが、そんな小手先の技術は、この大きなテーマからすればとるに足らないことです。
自転車を上手にこぐことは、安全管理上必要なことではありますが、逆に言えば、それ以上に必要なことはありません。
人間関係を良くする方法とかも今まで教えたことはありませんし、僕にもよくわかりません。協調性のない子は大好きです。人と違うことを好んでやる人間は、革新的なイノベーションを起こす潜在的な可能性を秘めていると思っています。
ただ、協調性のある聞き分けのいい子も大好きです。そういう子と接していると、自分がいろいろしなくていいから楽ですし、スタッフにも気を使ってくれるので、とても癒されます。
ウチのキャンプに来て、キャンプや自然を好きになってもらう必要は全くありませんし、そんなことに努力するつもりもありません。そんなことは個人的な感性の問題であって、キャンプで成果が得られないと思うなら、違う習い事でもすればいいんですね。
良いキャンプが良い人格を形成するなんてことを盲信してはいけません。それは人によりけりです。誰にでも適合する指導法がないのと同じです。
大事なことは、人生は常に順調にはいかないこと、紆余曲折を知ることだと思っています。
そのために、安全上大きな問題を感じなければ状況が悪くてもプログラムは継続です。
似たような商品で、より低価格のものがある場合、こちらとしては、違う付加価値を付与して購買層に変化を起こすしかありませんが、それによって、もしかしたら多くの人が買ってくれなくなるかもしれませんが、それも私的にはどっちでもいいですね。これ以上価格も下げられませんし、実はまだ上げたいぐらいですから(笑)
結局、人は自分の経験で積み上げてきたものしか出せないんです。私にはこれしかできません。
社会の多くの人が適正価格だと認識できないものや、多くの人のニーズを満たさなくなったものは消えるが運命。そこに抗うつもりは全くないです。そんなことに努力するのはしんどいですから・・・
最後まで読んでくれた皆様ありがとうございます。
こんな運営スタイルに共感できる方はぜひ弊社キャンプへご参加下さい。