非営利組織の経営 | 「アウトドアを通じてより良い未来を」創造する。アウトドアソリューションのブログ

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新潟県で、自然体験やアウトドアスポーツを通じた体験学習や教育旅行などを手がける、一般社団法人アウトドアソリューションの公式ブログです。

ピーター・F・ドラッカー著


自分が、非営利法人を設立するとは思っていなかったので、ドラッカーは好きですが、全くノーマークだった著書。さっそく購入しました。


まためんどくさいブログが始まったと思った人!正直に言ってもらってかまいませんよ。


実際、どんな人がこのブログを読んでいるのか僕には全くわかりません。この手の記事の時はだいたい200~400アクセスぐらいですが、子どものイベント写真の時は、2000アクセスを超えるときもあります。


やっぱり、こんなブログよりお子さんの写真が見たいですよね~。その気持ちはわかります!

しかし、これも大事なことなのです。


代表者はいかなる人物で、何を考えているのか。

代表者は事業をどのように定義し、どこへ向かおうとしているのか・・・


これらを深く知ることで、皆様は我々のサービスが皆様のニーズと整合してるかどうか知ることができるのです。よければ買い、違ったら買わなければよいのです。


私は何度も言っています。アウトドアソリューションの行事はレジャーや旅行ではないと。

逞しい人材を育成するための社会教育団体であると。

しかし、いまだにレジャーや旅行のような認識を持たれていらっしゃるような方もいます。


以前、私が勤務していた(株)イハラサイエンスの代表取締役社長の中野氏(私の尊敬する人物)も言っていました。組織の理念は、何度も、しつこく、伝える必要があると。決して伝える努力をやめない。あきらめてはいけないと。しつこく言って、人は理解すると。


この、中野社長の教育の中にも、よくドラッカーが出てきました。


ドラッカーは、日本人には人気がありますね。アメリカの成功している経営者は、もうドラッカーの著書は読まないようですが・・・時代遅れってことでしょうか?


ドラッカーという人は、医者や官僚などの一族の家系に生まれながら、一族の中で唯一民間企業のサラリーマンをやった人です。マネジメントの父なんて呼ばれて、すごい合理主義でマシーンみたいな思考をする人のようなイメージですけど、著書を読む限りでは、非常に人間臭い人間のような感じがします。訳者が人間臭い人だったっていう可能性もありますが(笑)


本や文章って、その人間がどういう人か、すごくわかりますよね。なんか、にじみでてきませんか。その人の人間性みたいなものが。


合理主義なコテコテのアメリカ人経営者がドラッカーを読まないってのはわかる気がします。ドラッカーは、マネジメントの役割を組織経営で成果を上げることと言っていますが、この「成果」の定義が、彼の場合は金もうけではなく、社会の役に立つサービスを生むこと、顧客を創造しニーズに応えること、社員が生き生きと働けること、というような意味合いで言っています。もちろんそれによって結果的に儲かるんだと思いますが、彼の場合、金儲けが一番ではないと私は読み取っています。


少し前に読んだ、アメリカではかなりすごい人らしいんですが、ダン・S・ケネディという方の著者は、とにかく、いかに儲けるか、いかに利益を上げるかに内容が集中していてこれはこれですごく真理をついていて勉強になりました。しかし、経営者ならまだしも、日本人にはあまり受け入れられる内容ではないかな。とも思いました。なんせ、結果を出さない従業員をいかにしてクビにするかみたいなノウハウも書かれていますから。ドラッカーは、「みんなの幸せ」的なことをけっこう考える人なので、こういうことは言いませんね。


日本人がドラッカー好きなように、ドラッカーも日本好きです。日本画のコレクターとしても有名です。


アメリカ人経営者が、日本人は幼稚な民族であるとか、分析能力が低いとか言っていたときに、ドラッカーは、いやいや、日本人は、全体を全体として捉える能力や知覚する能力に優れていると言ってくれたそうです。たしかに。言われてみればそんな気がしますね。


現在の社会問題の多くは、基本的にはシステムの問題です。


震災後、原発はあまりよろしくないものだと多くの人が認識しました。

しかし、現実にはそれを飯のタネにしている人がいっぱいいるし、電力供給が減れば多くの産業が停滞し、経済活動が滞るため、原発を廃止したくてもできません。

これは、社会がそういうしくみで動いているからであり、一個人が原発廃止を訴えてイキがったところでなにも変わりはしません。


このような問題は、原発に限らず、社会のいたるところに山積しており、こういった、一個人が動いてもどうにもならず、社会全体で問題解決に当たらねばならないことが、現代社会には多すぎるのです。


このような問題解決に、日本人の「全体を全体として捉える」という能力が非常に重要であり、ドラッカーは、日本人にかなり期待していたようです。


ドラッカーは今となっては確かに古い書籍かもしれません。本人もお亡くなりになっていますし。

しかし、彼は原理原則に忠実な人であり、その書籍を読み込むほど、「なんだ、この人あたりまえのこと言ってるだけじゃん」って感じになってきます。物事の基本を教えてくれる人です。


「基本」というのは普遍性があり、多くの人が同じやり方で習得し、再現できるやり方です。

誰がやっても、概ね同じような結果が出るのが「基本」です。


皆さんは、おそらくスキーを知っている人が多いでしょうから、スキーを例にすれば、スキーを習得するプロセスは、レルヒがそれを伝えた100年前から、何も変わってはいません。おそらくそれ以前からも変わってないでしょう。

カービングスキーが登場してから、カービングターンの取得がスキーヤーの一つの目標になり、内足荷重なども積極的に指導されるようになりましたが、カービング技術というのは「応用技術」であり、基本ではありません。基本はプルークボーゲンやシュテム操作であることは100年経っても変わらないんです。


ドラッカーの書籍は「原理原則」と「基本」を伝えるものだと私は思っています。

基本は、変化しないから基本です。


ドラッカーは非常に人間好きであり、とにかく、人間という側面から物事にアプローチする人だったようです。


人間という生き物の性質が根本的に変わらない以上、彼の書籍が色褪せることはない。と私は思っています。


この学習の成果が、一般社団法人という非営利組織の経営に反映されることはもちろん、アウトドアソリューションという組織や大澤実という人物は、原理原則や基本を大事に考える人物であるということがこの内容から読み取れますね。

なぜなら、原理原則通りに遂行されない物事からは、望む結果は絶対得られないからです。


組織キャンプというのは、代表者の思考が強く反映されます。運営母体が小規模であればなおさらです。それはすなわち、このような考えが、参加者である皆様若しくはお子様に強く反映されるということ。


これを教育的にいいと思うか、思わないかで、参加の意思決定の参考にするとよいのではないでしょうか。