昨日は、YUKIさん担当でカヌーメインの記事でした。
本日は、みのさん担当の生活面についてねちっこくご紹介。
到着して最初に行ったテント設営。カヌー体験というと、こういうことをするイメージがあまりないためか、最初のうちはあまり動きがよくありません。しかし、これがないと今晩宿泊できませんし、どんな活動にも楽しい面と苦労する面があるという、物事の全体性を学習してもらうため、めんどくさいかもしれませんが、きっちりやっていただきます。
夜ももちろん野外炊事。今回は、1日目のカヌー活動が予定より長引いたため、薪は使わず、カセットコンロとガスバーナーで調理。これも、やりたがる子とやりたがらない子の差がすごく出ます。やり方だけ教えたら、僕はあまり手出ししません。作るのが遅くなれば、自分たちの自由時間が減るだけ。機能的に動かないと、自分たちが不利益を被るということを体験的に学習させます。そのためには手出ししたい気持ちを抑えて、耐えて、耐えて、耐えて、超イライラしますけど・・・待たなければいけないのです。手伝ったら指導者側の負け。
フルーツ缶を開ける。缶切りには押切りと引切りがあります。日本は引き切り文化ですが、アウトドア用の缶切りは押切りタイプが多いです。子どもたちはそれを知らないので、何も教えないで任せると引き切りしようとします。それでは当然切れませんので、そういった、「技術的に知らないと絶対にできないこと」に関してはきちんと教える必要があります。
安定感のある一般的なカセットコンロと、アウトドア用のコンパクトなガスバーナーを使用して、効率よく調理します。今回は、新富士バーナー(SOTO)のレギュレーターストーブを使用。内蔵レギュレーターが、気温の低い状況でも安定した火力を生み出すという新しいコンセプトのバーナーです。かなり調子がいいです。良い学びは、良い道具からが僕のモットー。経費もかかりますので全て最新のギアというわけにはいきませんが、積極的に新しいギアを導入し試すこともアウトドアマンとして大事なことです。
夜は焚き火。特に予定にはありませんが、なるべく参加者のニーズには応えたいと思っています。プログラムの本筋に大きな影響がなければ、細かい部分は自由でよしというの僕の考え。旅行会社ではないので、決められたことを決められたスケジュールどおりにきっちり催行しなければならないとは思いません。そういうやり方は、参加者の状況を全く考慮しない、ある意味横暴なやり方だと思います。パッケージなら自分で考えなくていいのでめんどくさくないし、やる内容が全部分っていれば安心だし、そういったものが社会的ニーズが高いのは理解できます。ただ、それは、自分で考えない人間、挑戦心の少ない人間、臨機応変に対応できない人間をたくさん産んでしまうのではないかと思います。参加者のニーズ・状況に合わせて、なるべく最適だと思う内容を、プログラムを進行しながら創っていきます。もちろん大筋は変えません。
そして朝食。
今回は親子でご参加いただいたFさん。子どもも、お母さんも、頑張ってカヌーを漕いでくれました。参加者でありながら、食事づくりや、他の子どもの面倒まで一生懸命見てくれました。感謝です!アウトドアソリューションは子どもだけを対象とした団体ではないので、もっと大人の方にも参加していただきたいと思っています。大人の方にも、このような活動の教育的意義をもっとご理解いただくためには、自分が参加してみないと伝わらないと思っています。
昼食はおなじみの行動食。なるべく、効果的にエネルギー補給できることと、バリエーションを多くしてあきないような配慮をしているつもりです。いつもはここで恒例の飛び込み大会ですが、風が強いのが気になったためやりませんでした。子どもたちからはブーイングでしたが、スタート地点からはかなり遠い場所なので、ここで低体温になって体が動かなくなるのは危険です。スタート地点からほど近い弁天島で飛び込み大会を行いました。
最後は撤収。いろんなキャンプをやっていると、ときどき、ちょっとおマセな子どもが「お金払ってるんだからスタッフが片付けて!」な~んて言う子もいるんですが、自分でつかったものを自分で片付けるのが当たり前。一見、正当性があるような主張ですが、アウトドアソリューションはそんな挑発にはのりません。便利すぎる社会で生きていると、そんな当たり前のこともぼやけてしまうんです。というか、僕は学校の先生ではないので、躾や倫理、道徳的な観点から指導することはあまりせず、あくまでやることの本質的な意義を求めます。片付け方を知らないというのは、野外活動をするうえでの一連の流れの一部を知らないということなので、つまるところ、最初から最後まで自立して活動できず、結局はなにも知らない、できないのと同じになってしまいます。途中の活動がいかに素晴らしいものであっても、最後の撤収までやらないのナンセンスであり、教育効果も半減とは言いませんが、それなりに低くなるでしょう。
ここに述べたようなことは、実際に子どもにも指導している内容です。それはそのまま伝えることもあれば、年齢なども考慮してわかりやすい言葉で伝えるときもあります。また、場合によっては全部を伝えないこともありますが・・・
こんなブログを、おもしろおかしく、「なるほど!」とか言いながら読んでくれる読者がいることを期待します。









