一つのことに集中できないお子さんがつまづきやすいことは? | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

ブログへのご訪問ありがとうございます😊





【一つのことに集中できないお子さんが、つまづきやすいことは?】





学習(読み書き)
活動への参加
対人関係





一つのことに集中できない…

この症状から見られる子どもの姿






あちこちに散乱する子どもの私物

→一つのおもちゃで遊んでは、そのまま放置

→いたるところにおもちゃが散乱、

→整理すること、片付けることができない

→なくし物を頻繁にする







今何かをしていたと思ったら、次の瞬間には別のことをしている

→宿題をやっていると思えば、宿題そっちのけでゲームやスマホをいじりだす

→ごはんの途中でウロウロしだす

→あっちに顔出し、こっちに顔出し、言いたいことだけ言って去る



会話があちこちに飛ぶから、どんどん話しがズレていく









一つのことに集中できないお子さんは
集中したくないから集中しないのではなく、


集中しようとしているけど、気づいたら気が散っている状態!





嫌なことより楽しいことは魅力的〜だから、
フラーっと興味があることに誘われ

「あれ?何してたんだっけ?」


苦手なことに手こずってる間に、段取りがわからなくなり

「次は何するんだっけ?」



話が長いと、話の要点ポイントがつかめず

「何についてしゃべってたっけ?」




あちこちに散乱しちゃうんです(^◇^;)




思考も行動も感情さえも。









フッと頭に浮かんだことに気を取られ

やってる途中にウロウロしだし

笑っていたかと思えばキレたりする







集中が長続きしないお子さんには

思い出せる、覚えていられるツールがあるといいですよ^_^






例えばのツール…


そうだなぁ、
お子さんの状況にもよりますが、



◆視覚的に働きかける、つまりは目で見てわかりやすい!は有効です。

動作の手順をイラストや写真にしたり

朝起きる→洗面所に行く→顔を洗う→……など、細かい単位でスケジュールを一緒に決めたり

片付ける場所に、片付けるもののイラストや写真を貼ったり





◆「言葉をかける」、これも効果的ですね。

「今何する時だった?」
「次は〇〇するよ」
「〇〇の途中だよ」

どうしても、他に注意が逸れてしまうから^_^




◆記憶に働きかける、もっと言うと

嬉しかったとか良かったという感情や、
達成感を味わった、

エピソードや経験は、
記憶として残りやすく思い出しやすいです。



そのためには、

些細なことでも、小さなことでも
子どもの頑張りに対してOKを出してあげると
いいですね。





◆今やっていることの楽しさや面白さ、達成感を味わわせる、ってとっても大切。

一つのことに飽きて、別のことに誘われる時は、
苦手意識があったり、手こずるときも多いからね。



大人でもないですか?
苦手なことに取り組んでいると、もうやりたくなーい!って集中できないこと(^◇^;)



幼児さんなら、
一つのおもちゃに飽きて、また別のおもちゃに手を出して散乱…


これは、遊び方や面白さがわからないから。
一つのおもちゃを何通りものアレンジをしてあげて、一緒になって楽しんでみるのもいいですね。



なんだかおもしろいぞ!って思えると集中しやすいものです^_^




小学生なら、
うまく書けない、うまく読めない、わからないなど、
学習の課題の設定がその子の達成できる力を超えていると、
集中が途切れやすくなります。



やった〜!できた!
と感じられると、頑張り続けられたりします。


どこでつまづいているのか?
漢字の形を覚えられない?
枠からはみ出してしまう?
たどたどしい読み方してる?


つまづいているのがどこかがわかると
対処もできるので、

見つけてあげられるといいですね。








小さいうちに、

お母さんと一緒に、
思い出せる、覚えていられるツールを活用していると、


大きくなってからも、
自分の力で、

ベースになったツールをアレンジしながら
対処することができるようになりますよ。







一つのことに集中できないことで、


学習(読み書き)
活動への参加
対人関係

に対して


「できない」
「無理だ」
と苦手意識を持ってしまい、

乗り越える力を育んでいくコツを身につけられないのは悲しいですからね。




 「できない」
「無理だ」
とあきらめるのではなく、


「どうすればできる?」
「できるためには何をする?」

考え出す力と乗り越える力、


そして
考え出すことができる!
乗り越えることができる! 

と、
自分を信じていられる力を
育ててあげたいですね^_^



ご相談や継続セッション、講座などについては、
メルマガからお受けしています^_^