匝文俳諧/しりとり駅伝双六 めはじきと宮相撲 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

今日は、「め」「み」です。ゆめみし、ゑひもせす、で俳句駅伝完走です。ご期待ください。


め——み 

めはじきす/屋根向き傾け/踏ます闇   (初秋)
めはじきす やねむきかぶけ ふますやみ
宮相撲/毛深き胸や/好きしは眼     (初秋)

季語:めはじき・宮相撲・初秋。
めはじき:丈高い雑草。淡紅紫色の集合花。茎を短く切って瞼に貼って遊ぶことからの命名。漢名、益母草。産前産後の漢方薬。
傾く(かぶく):かたむく。没落する。
宮相撲(みやずもう):秋祭りに神社の境内で興行される相撲。

目弾き草で遊んだ。誰ももう住んでない空き家の薄気味悪い暗がりで。
祭礼の村相撲は胸毛の濃い男衆の相撲。目元の涼しい青年に好いたらしい人がいたっけ。

昨日歯科医。歯ができてきた。三枚おろしのブリッジ。歯を磨くとき、どうやって外すんですか?と訊いたら、外さなくてもいいですよ、もうご自分の歯ですよ。
餅を食ったとき入れ歯を持っていかれてフガフガになったことがある。そんなこととも「おさらば」、らしい。しっくりしている。
右歯の竣工祝にビールを抜いた。満を引きながら、左のスキマにも橋を架けてやろうと思った。