匝文俳諧/しりとり駅伝双六 貞徳忌 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

現代詩をつくり、出しました。
『幻代詩アンソロジー』Vol.4という本です。《回析散文詩/源氏物語和歌に隠されたヒ・ミ・ツ》というタイトルです。おそるおそる出したのですけど、初めての挑戦でしたが、ヒトを驚かせるのが現代詩だとおもいました。文芸アクロバットです…芸術なんかじゃなく…   ライトバース出版・刊¥1500. 投げ銭はsそちらへ。

え——て  

化偸草生の/蘊蓄ながし/義 口説いて         晩春
 えびねふの うんちくながし ぎくどいて
貞徳忌/しがなく陳宇/述ぶ盗汗冷え          仲冬

季語:化偸草・晩春。貞徳忌・仲冬。
化倫草(えびね):海老根。ラン科の多年草。根茎に節がありその形が海老に似ることからの名称。
蘊蓄(うんちく):深く研究して蓄えた知識。
貞徳(ていとく):松永貞徳江戸初期の俳人・歌人・歌学者・連歌師・狂歌師。俳諧式目書『御傘』の著者。
しがなし:①つまらない。②貧しい。
陣宇(じんう):古臭い軒・家。
盗汗(とうかん):寝汗。

エビネの園生のことになったら知識をひけらかすので話が長くなり、今の若い者は辛抱が足りないなど話が飛んだりして……
俳諧の祖、貞徳の命日。こちとらは、貧乏暇なしで悪い夢見ちゃ魘されたりして……

冒頭の宣伝は、紫式部が寝汗をかくような散文詩です。十二単がぐっしょり濡れて気持ち悪がらせた‥…そんなことはないか、アハ…