[あ] ゼノン
アキレスの 龜(かめ)馳(は)せりたり 追(お)ひ過(す)ぎず
陽(ひ)下(お)りたりせば メカの擦(す)れ歯車(ギア)
———アキレスと亀。AI同士の競走です。夕方になったらどちらも歯車の心棒が折れていましたとさ。とっぺんぱらりのぷう。
アキレスと龜:ゼノンのパラドックス。アキレスは亀に追い付けないという理屈。
スタートするとき、亀(スピード1)はアキレス(スピード10)に100メートルのハンデをもらったものとします。十分の一の90に来たときに亀は1進んでいるわけです。80にきたときには亀は+1の2進んでいます。この先同じように走って50に来たときは亀は5進んでいます。亀のスタートした100にアキレスが着いたときには亀はもっと先の10にいました。そして、その10にきたときにはもうそこには居なくて0.1先に進んでいるのです。0.1に着いたら0.01先に…こうしてアキレスより必ずちょっとずつ先にいることになりアキレスは亀を追い越せない、というのがゼノンのパラドックスといわれているものです。
なんの教訓かって?
えっ?
どんな教訓でしたっけね。どなたか、教えてください。とっぺんぱらりの……きょうはよく晴れてますね。
字忘れ第二弾 「マ」「ヤ」「カ」の区別がつきにくくなりました。