回文短歌いろは歌留多「う」その24 マルクス | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

[う] マルクス

美(うつく)しく 蝶(てふ)が吼(ほ)ゆるか マルクス来(く)
   屢(る)罷(まか)る遊歩(ゆほ)か 筆(ふで)奇(く)し弘(ぐ)通(つう)

———うつくしい蝶が吠えるようにマルクス経済学がやってきた。諸理論と実践をくまなく渉猟した結論でもあるかのように剰余価値説を中心とした新思潮が広まっていった。

縷(る):①糸。②くわしい。③ぼろ。
遊歩(ゆほ):ゆっくり歩くこと。ゆうほ。
弘通(ぐつう):教えや考えが広まること。

貧乏ゆすりが止む。考え込む。これは危険行為予備行動と官憲は見る。こっちのほうがよほど危険だ。これを「危険」と考えない多数による多数決はもはや民主主義ではない。民主主義は頭数ではない。

どこまでも砂。
いつまでも水。
透明な暗黒に赤い果実を蹴り込もうではないか!