[つ] 西郷隆盛
つくねんと 碁勢弓力(ごせゆぢから)の 屁(へ)を垂(た)れた
尾(を)へ野良(のら)かチ云(ゆ) 西郷(せご)どん寝(ね)朽(く)つ
———西郷さんは昼寝から起きたばかりである。大きな欠伸をするとこのゴセユジは豪勢に屁を垂れた。「行っこっじゃろかいネ。(出かけるとするかね)」犬は盛んにしっぽを振った。
明治維新の指導者。薩摩鹿児島藩の下級士族の出身。通称を吉兵衛,吉之助,号は南洲。西南戦争を起こし敗れて城山で自刃した。
遺訓「敬天愛人」「一家遺事人知否、不下為二児孫一買中美田上 (児孫のために美田を買わず)。
つくねん:なにもしないで物思いにふけっているさま。また、一人寂しくぼんやりしているさま。
碁勢弓力(ごせいゆみぢから):碁や弓は普通の知力や筋力によるものではなく、特殊な才能を必要とするということ。
尾(お):犬のこと。
野良かチ云(のらかちゆ):野良(にいきたいの)か?という、の薩摩弁。
寝朽つ(ねくつ):寝起き直後のはっきり目覚めないさま。寝ぼけている。
きょうは、セゴどんでした。
オリンピックの置き土産、コロナ禍もデルタ株が猖獗をきわめているそうです。次はイプシロン株かと思っていたら、カッパもスィータも通り過ぎていつのまにか、ラムダ株だそうですね。このスピードだとオメガ株もグザイ株もすぐですね。気を付けましょう。と言ってもどうしようもない(ドゲンもコゲンもナカ)わけですけど……
カゴシマ弁は、こどものころ、単語帳を作って覚えました。いまの若い薩摩人よりも古い言葉を知っています。自慢しちゃった…
ホイナケニャ、オヤットサアゴアンソ。(では、ごきげんよう)